ユキヤと神
初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。
〈月〉にたどり着いたユキヤたち。
大きな魔力反応のあった場所へと、向かっていた。
すると、一つの反応が、こちらに向かって来ているのが、わかる。
ユキヤが、ウィンチェスターに、
「ウィンチェスターさんっ!!」
と,言うと、
ウィンチェスターは、
「ああ、どうやら、お出迎えのようだ。」
と、応えた。
すると、ユキヤたちの前に、一人の天使族が、現れた。
その天使族は、
「我らの聖域に、土足でむみこんで来るとは、万死に値するっ!」
と、言い、
「シャイニングっ!!」
と、魔法を放って来た。
ユキヤとウィンチェスターは、左右に分かれて、それをかわす。
すると、ウィンチェスターが、
「こいつは、俺が殺るっ!!
ユキヤっ!お前は、引っ込んでろっ!!」
と、言って、天使族に向かって行った。
ユキヤは、
「分かりましたっ!気をつけてっ!」
と、言って、もう一つの魔力反応の方へ、向かって行く。
天使族は、それを阻止しようと、動き出すが、ウィンチェスターが、飛びかかり、動きを封じる。
その隙に、ユキヤは、飛び立った。
ユキヤが、もう一つの魔力反応のあった場所に、たどり着いくと、神聖王国の王宮のような建物が、眼前に写る。
地上に降り立ったユキヤは、その建物の中に入っていた。
真っ直ぐ、魔力反応のあった場所に、辿り着くと、大きな扉があった。
その扉を開くと,長身で長い黒髪の男性が、王座らしき所に座っていた。
ユキヤは、慎重に歩を進めると、その男性の前まで、辿り着いた。
男性は、ゆっくりと、その紅い目を開くと、
「強欲か・・・。」
と、呟いた。
ユキヤは、その男性に、
「あ,貴方が、神様ですか?」
と、尋ねた。
すると、男性は、
「いかにも、我が神、ルシフェルだ。」
と、応えた。
ユキヤは、ルシフェルに対して、
「僕は、ユキヤです。
貴方に聞きたい事があって、来ました。」
と、言った。
すると、ルシフェルは、
「何だ。」
と、応えた。
ユキヤは、
「僕の魂を、この身体に宿らせたのは、貴方ですか?」
と,質問した。
すると、ルシフェルは、
「違う、其方の魂を宿らせたのは、隣の〈月〉のアレスだ。」
と、答えた。
ユキヤは、
(隣の〈月〉だってっ!?・・・そう言えば、この世界には、〈月〉が、2つあったな。
しまったっ!間違えたっ!!)
と、考え、ルシフェルに、
「す、すいません。間違えました。帰りますっ!」
と、告げた。
しかし、ルシフェルは、
「待て。我が神域に、やって来て、無事に帰れると思っているのか。」
と、逃してはくれないようだ。
ユキヤは、慌てて、
「ほ、僕に、戦う意志は、ありませんっ!?」
と、否定するが、
ルシフェルは、
「シャイニングっ!」
と、魔法を放って来た。
ユキヤ、〈クロノスロック〉と〈ミラージュ〉を使い、後方へと、大きくかわす。
すると、ルシフェルは、
「時間操作と短距離転移か、面倒な。」
と、言って、椅子から立ち上がり、再び、
「シャイニングっ!」
と,魔法を放つ。
ユキヤは、それを、再び、〈クロノスロック〉と〈ミラージュ〉でかわすと、建物の外まで、追い詰められてしまった。
ユキヤは、
「僕に、戦う意志は・・・。」
と、言い切る前に、
ルシフェルは,再び、〈シャイニング〉を放つ。
ユキヤは、それも、後方へと移動して、かわした。
すると、ルシフェルは、地面が破裂するような音を立てて、ユキヤに急接近し、その拳を突き出してきた。
慌てて、回避するユキヤ。
しかし、回避した方向へ、ルシフェルの蹴りが放たれた。
両腕で、それを防ぐユキヤ。
しかし、衝撃だけで、身体が真横に吹っ飛ぶっ!!
「ズザーーーッ」
と、足で、踏ん張るユキヤ。
しかし、そこに、再び、急接近し、蹴りを放つルシフェル。
ユキヤは、先程の蹴りだけで、腕の痺れを感じ、膠着していた。
その為、ルシフェルの蹴りを、モロに脇腹に喰らってしまう。
地面を跳ねながら、吹き飛ぶユキヤ。
膝立ちの姿勢で、
「ゴッホっ、ゴッホっ!!」
と、血を吐くユキヤ。
どうやら、内臓を痛めたらしい。
そんな、ユキヤに、トドメをさそうと、再び、急接近して来るルシフェル。
それを確認したユキヤは、〈術式強化〉を発動する。
「術式強化・グレンっ!!」
と、叫ぶと、炎を纏ったユキヤが、立っていた。
〈術式強化・グレン〉
火魔法を身体に纏い、爆発的な破壊力の攻撃を生み出す、ユキヤオリジナル魔法。
急接近してきた、ルシフェルの拳をかわすと、カウンターで拳を、ルシフェルの横面に叩き込むっ!
すると、ルシフェルが、真横に吹っ飛ぶっ!!
それを〈ミラージュ〉で、先回りして、反対側の横腹に蹴りをぶち込むっ!
ルシフェルが、
「ぐはっ!?」
と、うめき声をあげるが、ユキヤの攻撃は止まらない。
下がってきた顎に、肘鉄をかますと、ガラ空きになった懐に、パンチの連打を浴びせるっ!!
そして、再び、落ちてきた顎へと、掌底をかまし、ルシフェルが、のげぞったところで、決め技〈烈火爆裂掌〉を叩き込むっ!!
〈烈火爆裂掌〉
爆裂魔法を、相手の体内に叩き込み、内部から、身体を破壊するユキヤオリジナル技。
ルシフェルは、目や鼻、耳、口から、血を吹き出して、膝から崩れ落ちる。
ユキヤは、やったかっ!?と、思ったが、ルシフェルは、膝立ちの姿勢から、フラリと立ち上がり、その紅い目を更に紅く染めて、
「許さんぞっ!強欲っ!!」
と、言って、その背に、6つの黒い翼を生やし、全身を黒いオーラで纏い、先程以上の速さで、ユキヤに急接近すると、回避不能の鋭い蹴りを、ユキヤの胸に放ったっ!!
飛び跳ねながら、吹き飛ぶユキヤ。
〈術式強化〉しているにも、関わらず、肋骨が数本折れた。
そんなユキヤに、再び、急接近するルシフェル。
ユキヤは、慌てて、〈クロノスロック〉を発動するが、ルシフェルの色彩が変化していない。
それどころか、そのまま、ユキヤに急接近して、その拳を、ユキヤの腹に叩き込むっ!!
「ごふっ!?」
と、再び、血を吐き出すユキヤ。
そんなユキヤを、ルシフェルは見下ろして、
「〈クロノスロック〉が使えるのが、自分だけだと思ったかっ!」
と、言って、ユキヤの横面を、蹴り飛ばすルシフェル。
蹴られたユキヤは、
「ズザーーーッ!!」
と、地面に身体を擦り付けながら、真横に吹き飛ぶっ!!
朦朧とする意識中、ユキヤは、
(・・・・・勝てない。)
と、思った。
構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。
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また、2作目、[暗殺一家の落ちこぼれ。魔法を極めて、世界を救うっ!!]も、連載開始しました。
宜しくお願い致します。