表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の事情  作者: ボッチー
12/127

見た目より機能性

初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。

まずは服屋探しだ。


少年の身体だからら許される(?)けど、ノーパン&ローブはいただけない。

むしろいただける可能性の方が高い。


幸い、金はある。

価値は分からないけど、娘の命の対価だ。安い訳が無い。と思う。


最低限の服と靴。あとパンツ。

替えの服も何着か必要だろう。

多少荷物になっても、アイテムファイルに収納出来るし、少し多めに買っておこう。

特にパンツを。


朝ということもあって、徐々にだが、街に活気が出てきている。


服屋だが、コレは事前に、護衛隊長だったサリウスさんに聞いたおいた。

コレが公爵様辺りだと、貴族の服になってしまいそうだったからだ。


サリウスさんからは、冒険者のことも聞いている。

街中にあるギルドで登録出来るらしい。

仕事は所謂、何でも屋だ。

素材採取から、魔物の討伐、飼い猫の迷子探しなど、多岐にわたって仕事を斡旋しているそうだ。

ただし、身なりには気をつけろとは、サリウスさんの言だ。


だからという訳ではないが、先ずは、服屋だ。

それから、ギルド登録と、当面の宿探しが、今日の予定だ。


そうと決まれば、サリウスさんおすすめの服屋件防具屋に、レッツラゴーだ!!


(この道を真っ直ぐ進んで、2つ目の交差点を左に。

角から3件目が目的の服屋っと)


ここがサリウスさんおすすめの服屋件防具屋だ。


(防具屋なんて、前世では無かったから、ちょっと緊張するなぁ)


深呼吸して、お店のドアを開ける。


「チャリン♪チャリン♪」


心地よい鈴の音が響いた。


「いらいしゃいませ〜〜」


奥から店員さんらしき人の声が聞こえてきた。


「スタスタ、スタスタ」


店員さんらしき人がやってきた。

若い女性のようだ。


(サリウスさんめ、この店員さん目当てで勧めたんじゃなかろうか?)


などと、疑っていると、赤髪に片方だけ編み込んでだ髪型、健康的なボディの女性店員が現れた。


「・・いらっしゃ・いま・・・・せ・・・。」


何故か先程と違って、歯切れが悪い。


「・・か・・か・・。」


「か?」


「・・か・・か・・可愛いぃ〜〜♡」


(・・ズゴッ、・・・ここでもか・・)


「君いくつ?どこの子?何処からきたの?・・・」


怒涛の質問攻めだ。


「ここは服屋件防具屋だよ。君みたいな可愛い子が着るような服は置いて無いんだよー。悔し〜!」


一人で興奮して、一人で怒っている。


(間違いなく女の子だと思っているなあ〜)


「あの〜。すいません。僕、これでも男です。」


「・・・うそ、・・・その容姿で男の子?」


「ブンブン!!」


激しく頭を縦に振る。


「・・か・・か・・可愛いすぎぃ〜♡」


また振り出しに戻った。


「君どこの子?、いくつ?、何処からきたの?、彼女いる?」


(質問が増えてる〜!?とりあえず要件伝えないと・・・)


「僕、ユキヤです。10才です。洋服買いにきました。あと、彼女は居ません!」


すると、店員さんは優しい口調で、応えてくれた。


「私はアン。18才独身よ!彼氏も居ないわっ!」


と、どうでも良いことを伝えてきた。


「あの服を買いたいんですけど・・。」


「私はアン。18才独身よ!彼氏も居ないわっ!大事なことだから二度いったわっ!!」


(話が進まん・・・。仕方ない。やるか・・。)


「覚えたよ、アンお姉さんだね。僕、かっこいい服が欲しいんだぁ〜、一緒に選んでくれる?コテっ」


「と、尊い!?・・・勿論よ、ユキヤ君こっちに来てくれる?」


「うん、よろしくねアンお姉さん♪」


(やっと、先に進めたよ・・。ゴール遠そうだなぁ・・・。)


かくして、ユキヤの衣装選びもとい、ファッションショーが始まったのだった。


・・・

・・・

(数刻後)

「コレで普段着から、冒険者の衣装はバッチリね♪」


「・・・そうですね。ひと通り、いやふた通り以上選びましたからね。・・・平気なはずです。」


ユキヤはガチで疲れ果てていた。


「でも、あれも捨てがたいんだよね〜。ユキヤ君これとこれとかも、着てみない?」


「・・いえ、今日のところは、コレで結構です。・・・またの機会にお願いします。」


もう勘弁だった。


結局、選んだのは黒のカンフー風衣装に、靴。魔法使いらしい純白のローブだった。

一応、念のため心臓を守る為の片方だけの胸当て(アダマンタイト製)を装備している。

黒い戦闘服に黒い光を放つアダマンタイトの胸当てがよく似合っている。

ただし、アン的には、両胸を隠すプロテクターが良いと進めていたが、それこそ、女性に間違われるので、却下した。


あと他に普段着数着と、パンツを多めに購入している。

パンツは多めに購入している。大事なことなので二度言う。


ユキヤの戦闘スタイルは格闘術と魔法の複合スタイルだ

なのであえて、軽装な服装を選んでいる。ローブはまあ、魔法使いだよというアピールのつもりでの購入だ。

一応、対刃効果のある素材作られた一級品である。冷暖房機能も搭載しているので、値段もそれなりにした。

まけてもらって、総額金貨3枚。日本円で300万円のお買い物だ。

ただ、ユキヤ自身は金銭感覚がない為、安く済んだと思っている。

実際に安くしてもらっているから尚更だ。

豪華で煌びやかな鎧よりも、機能性を選ぶ辺りがユキヤらしい。


アンには、魔法使いなら、2軒隣の武器屋で杖も買った方が良いと勧められた。

正直杖には興味ないが、短剣やナイフくらいは買っておいた方が良さそうなので、そちらにも行く予定だ。


元々着ていたローブはアイテムファイルに収納している。アンの目利きでは、どんな素材で作られたのか分からなかった為だ。

もっと大きな街、もしくは名品を扱っている店なら分かるかも知れないと、アンから助言を得たからだ。

たった一つの所持品だ。手がかりになるかも知れないからだ。


しかし、本当に時間がかかった・・・。スカートを履かせようとされたときは、選んだ店を間違えたと思った。


とにかく、防具が揃った。


次は武器屋だ。


店員が普通でありますようにと祈るばかりだ。


構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

ブックマーク、いいね、☆評価も頂けると、励みになります。

宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ