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異世界の事情  作者: ボッチー
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みんな大好きハン○ーグ

初投稿なります。ボッチーです。思いつくまま、成り行き任せの投稿です。優しく見守ってください。宜しくお願いします。

〈ドラン〉から、ツペンタークへと、帰還したユキヤたち。

国王、グロック・カサンドラの予見通り、トンプソン帝国で、内乱が起き、第一皇子派と第二皇子派が,激突。

そこへ、天使族が現れ、鎮圧された事を知った。

国王の言では、属国が反乱を企てているとの事なので、引き続き、西部には、近づかない様、厳命が出ていた。


その為、魔石の件は、未だ未定で、する事がなくなってしまったユキヤは、折角、屋敷の厨房があるのだから、再び、料理をする事にした。


この世界の料理は、肉や、野菜を切って、焼くか、煮込むしかない。

だから、目新しい料理がない為、いつも食事は、同じような物が多い。


そんな食文化に、不満を感じた、ユキヤは、この世界にない目新しい料理を作る事にした。


作るのは、みんな大好きハン○ーグだ。


ビーフンの肉は、赤身が多く、脂身が少ないため、脂身の多いポークとの合い挽き肉を使う。


ただ、この世界では、挽肉と言う文化がない。

つまり、その道具がないのだ。

魔道具を作れるルメールに、相談したが、理解してもらえず、やもえず、自力で挽肉もどきを作る事になった。


〈ドラン〉の街で入手した、ミスリルのナイフを使い、ビーフンとポークの肉を、ひたすらに細かく刻むユキヤ。

大分、大ぶりではあるが、なんとか挽肉もどきを完成する。


次に、〈ネギマ〉と呼ばれる玉ねぎもどきも、細かく刻み、

先程の肉と、ミルクと、コカトリスの卵、パン粉と、塩を加えて、よくこねる。


よく混ざったら、手に収まるくらいの大きさのボール状にして、両手の間で、パンパンと叩きながら、中の空気を逃す。


楕円形にして、真ん中を窪ませて、両面を焼き上げれば、ハン○ーグの本体の完成だ。

そこにソースを作り、ハン○ーグにかけると、ジュワジュワ、音を立てて、異世界風ハン○ーグの完成だ。


まずは、味見と称して、ハン○ーグを割ると、中から肉汁が溢れてくる。


「ゴクリ」と、喉を鳴らして、いざ、実食っ!!


やはり、肉が大ぶりの為、ややゴロゴロとしているが、ハン○ーグの味がする。

柔らかい肉質と溢れる肉汁に舌鼓をうっていると、厨房の影から、視線を感じる。

誰かと思うと、ルメールが覗いていた。


手招きして、ルメールを呼ぶと、

ルメールは、


「なんか良い匂いがしてな、気になって来てみた。」


との事なので、ハン○ーグをお裾分けする。

すると、ルメールは、


「なんだっ!?この食感はっ!?柔らかい肉と溢れる脂身が、マッチして、口の中に広がるっ!!美味いぞっ!!」


と、高評価を得た。


一応、試作品と言う事で、少量しか作っていなかったが、ルメールが食べたおかげで、挽肉の事が伝わり、ルメールも、挽肉製造機を、魔道具で作ってくれる事になった。


その後、改良されたハン○ーグで、ハン○ーガーや、煮込みハン○ーグを作り、使用人たちにも、振る舞った。

付け合わせには、土ポテコのポテコフライを添えて、完成へと導く。


あとは、挽肉製造機のおかげで、メンチカツもどきや、コロッケもどきも、作れた。


この製作で、うちの料理人ハンスから、ハドリアス家にもレピシが伝わり、ツペンタークの名物料理のひとつとなった。


それからも、ユキヤは、前世の記憶を頼りに、料理を楽しんだ。


そんな時間を過ごしていると、やらなければならない事を、思い出す。

それは、ウィンチェスターに、帝国で、魔石の回収が出来なかった事を、伝え忘れていた事だった。


構想、数年の作品です。初投稿故の、誤字等あると思いますが、楽しんで頂けたけたら幸いです。なるべく間隔を開けずに投稿しますので、続編も宜しくお願いします。

ブックマーク、いいね、☆評価も頂けると、励みになります。

宜しくお願いします。

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