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21話 悔しくない


待ちに待った日曜日


自分で言うのもなんだが本当に頑張って来た

きっと今日もディフェンスだ

1本のシュートも打たせない

それ位の気持ちで行く

僕は今までで1番気合いが入っていた

試合会場に着くと


「みんな先週は頑張ったらしいな?今日は俺も来れたからまた頑張ってくれよ。」


佐々木コーチが松葉杖を着いて来ていた

みんか揃い佐々木コーチがスタメンを発表した


僕とトモキの名前は無かった


「トモキと青空は?」


ユウキが焦って言った


「2人ともベンチだよ。」


佐々木コーチは不思議そうな顔をしている

慌ててユウキが


「でもさ先週2人ともスゲー頑張ってたしさトモキなんかシュートも決めたしさ空だってディフェンスで止めまくってたしさ俺との連係も上手くいってたしさ…。」


僕は佐々木コーチの顔色が悪くなって行くのに気付いてユウキの話を遮る様に


バチンッ


ユウキの背中を叩いて


「僕達の分も頑張って。簡単に抜かれるな~。」


精一杯の笑顔で言った

上手く笑えてたかな?


「空………。」


なんだかユウキが寂しそうな顔をしていた

佐々木コーチは僕達に興味が無い

きっとそーゆー人なんだ

悔しくはない

ユウキがあんな事を言ってくれるなんて

僕達の事を認めてくれる仲間がいる

スクールのみんなも

本多コーチに川嶋コーチ

村上コーチだって僕の事を認めてくれている

だから悔しくなんてないんだ


ユウキ頑張れ


みんな頑張れー




僕の思いとは裏腹にこの日僕達のチームは全敗だった

エースのケースケが徹底的にマークされていた事

ディフェンスの要のタクミが足を痛めていつものプレーが出来なかった事

ムードメーカーのユウキの元気が無かった事

理由は色々あるんだと思う

先週と違ってベンチからはずっと怒鳴り声


この日、僕とトモキは1度もフィールドに立つ事

は無かった



こうして僕達6年生の最後の大会は終わったんだ

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