表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雉白書屋短編集  作者: 雉白書屋


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

537/705

ゴッドハンド

「俺はもう駄目みたいだ……」


「そんなこと言うなよ! 気をしっかり持て!」


「駄目さ……だってほら、見てくれよ。膿んでやがるぜ」


「だ、大丈夫だって!」


「いいや、もう腐ってんのさ。ほら、来たぜ。お迎えの事じゃない。ハエのやつがよ……」


「あ、あ、来るな! 来るなよ! あっち行け!」


「ははははっ! 無駄さ……。俺が魅力的に見えてたまらないんだろう。

いいよ、くれてやる。どうせお前らくらいしか……」


「やめろよ! くそっ! くそおおお!」


「はははっ汚い言葉を使うなよ。ああ、涙かな……もう染みてくるぜ」


「……俺も、俺もすぐに後を追うからな」


「よせよ馬鹿。お前は俺より若いんだからよ」


「大して変わらないよ……あ」


「おお、神の手だぁ……お別れの時だな。じゃあ……な」


「くそっ! やめろよ! あああああああ! ……あ? お?」


「……なんか戻ってきちゃった。へへへ」


「すげー! いいなー! 若返ったんだー! 俺も貼り替えて欲しいなぁ、その数字……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ