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雉白書屋短編集  作者: 雉白書屋


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俺はエリートエージェント

 俺はエリートエージェント。自分でそう言うからには根拠がある。

俺はあらゆる犯罪組織に潜入し、成果を上げてきた。

 勢いのある窃盗団。

 大規模な詐欺組織。

 凶悪な麻薬カルテル。

 恐ろしい臓器売買のブローカー。

 暴力団。

 カルト宗教団体。

古参も新進気鋭も関係なく、俺が集めた証拠で全て壊滅させてきた。


 そして、気づいた。

俺にはあらゆる悪事のノウハウがあるということを。

目ぼしい奴は潜伏先で引き入れた。おまけに商売敵はいない。

さあ、究極の組織の誕生を祝おう……。



「局長! 新たな組織が! ですが、これは……局長?」


「ああ、すべてわかっていることだ。君も今はまだ黙っていなさい」


「え、ええ、局長がそう仰るなら……ですが、前にも裏切りが……」


「ああ、それでいいんだ」


「局長?」


「それでこそエリートエージェント。悪がいなければ正義は成り立たないんだ。

私もかつては……おっと、喋りすぎたな。

君も気を付けるよな? 喋り過ぎには……」

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