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雉白書屋短編集  作者: 雉白書屋


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生産者の顔

 もー嫌だわぁ、歳かしらねぇ……。でも、あの自動ドアが透明なのもいけないわ。あれじゃ開いているのか閉まっているのかわからないじゃない。まあ、大抵のスーパーはそうでしょうけど……。

 イテテ……それにしても額が痛いわ。やだ、コブができたみたい。クレームを入れようかしら、なんてね。

 ……あれ? え? う、牛?

 でも半透明で……まさか立体映像じゃないわよね?

 じゃあ……幽霊? やだ、怖いわ、あ、豚や鶏も……。たくさんいる……。あぁ、お肉売り場。だからかしらね? このお肉になった子たちというわけなの?

 うーん、わかったところであんまり気分良いものじゃないわね。

 こっちの捉えかたでしょうけど恨めしそうに見えるわ。それにしても、どうして見えるように……頭をぶつけたせい?

 何にせよ今日はお肉、やめておこうかしら。

 魚……も。まぁ自由に泳いでいるわ。楽しそうね。

 うーん、でも野菜にしようかしらね。


 え……なにあれ? 人の幽霊? どうしてかしら、嫌だわ。このスーパーでお亡くなりになった人かしら……。


 あら! この辺の野菜、なんだかとっても大きくて瑞々しいわ! ラッキー!

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