おまけ:日の目を見なかったあれこれ及び解説
予約投稿が失敗してました。
うぎゅう。
こちらは『例の奴』になります。
本編は一つ前になりますのでご注意下さい。
■森狼
先述の『人食い狼』と良く似た魔獣。
向こうより一回り小さくて毛色が若干緑がかっている。
一匹の雄と十匹前後の雌で群れを作っている事が多い。
つまりハーレム野郎、爆発しろ ⇒ スタッフが美味しく頂きました。
野趣あふれる味だが、血抜きをしっかりしないとそれが臭みになる。
やや固めの肉質である為、長時間煮込むか、叩いてハンバーグ等がお勧め。
■火蜥蜴
溶岩の中に生息する蜥蜴。
体長は1m前後の個体が多く目撃されるが、年を経た物は10mに及ぶ場合がある。
今回三人が持ち帰った物の最大は5m程で、中々の大きさ。
極めて高い耐熱性を有するが、自身が高熱を発している訳では無い。
溶岩の中から水鉄砲の様に溶岩を飛ばしてきたり、溶岩に塗れたまま体当たりをしてきたりする。
水や氷で急速冷却されると、からだについた溶岩が固まって身動きできなるので、水魔法や氷魔法を使える冒険者からは良いカモにされたりしている。
とは言え、溶岩自体が非常に危険で、一滴浴びただけでも大怪我(火傷)につながる可能性を忘れてはならない。
死んでから時間が経つと、耐熱性を有する外皮及び内皮が凝固し、加工が困難になる。
あっさりとした淡白な味わいだが、上記の外皮/内皮に厚みが有り、歩留まりは良くない。
濃い目の下味をつけて唐揚げがお勧め。
■首刎ね兎
皆大好き首切り兎。
大元を辿れば『鏡の国のアリス』まで遡るらしいが、筆者を始め多くの人は往年の3DダンジョンRPGを思い浮かべる事と思う。
※人によっては日本刀を持ったバニーガールを連想するらしい。ちょっと職員室まで来なさい。
本来の表記は『ボーパル』だが、見た目格好良いので『ヴォーパル』と表記する。
でも『ヴァニー』とは書かない。
小学校の飼育小屋に居るような兎と大体同じ大きさだが、首を狙うその俊敏性は桁違い。
確実に防ぐ方法は、某鎧か某魔除けを装備するしかない。あとはAC下げて祈るのみ。
脂は少なめで淡白だがコクのある味わい。煮込み料理がお勧め。
■雪虎
寒冷地に住む為にこの名前で呼ばれるが、別に吹雪を呼んだり氷の息を吐いたりはしない。
白地に黒の縞模様が特徴的で、黒の模様がクッキリしている程高級品として扱われる。
雪虎のリーダーの中には、その毛皮が純白になるものが存在するが、その毛皮の値段は天井知らず。
かつて、王国の上級貴族がそれを手に入れる為に鉱山を一つ売却したとの逸話もある。
独特の臭みが有り食用として好む人は少ないが、精力剤として処方される事もある。
※今回は女子会のメニューにはあがらず、全てギルドに売却されている。
が、フローラが密かに確保していたという未確認情報売有。頑張れ(誰が? ナニを?)
■最も深き迷宮
旧王都から徒歩で三時間ほどの所にある。
古くに発見され、今尚冒険者が集う迷宮ではあるが、未だにその底は見えていない。
現在ギルドが公式に発表している踏破層は(地下)71階。
※ちなみにフローラの師匠が居たパーティーのものである。
師匠が引き籠りにならなければ、もう少し下まで行けていたかもしれない。
冒険者時代のフローラの記録はソロで31階
5階毎に様相が変わる迷宮で
・第一層(1~5階):草原
獣系の魔獣の中でも、比較的大人しい部類の魔獣出現する。
こちらから戦闘を仕掛けなければ襲って来る事は無い(所謂『ノンアクティブ』)
一般のご家庭の食卓に上がる肉類はここで事が多い。
駆け出し冒険者が小遣い稼ぎに精を出す層でもある。
・第二層(6~10階:森林
知覚範囲に入ると襲い掛かって来る(アクティブモンスター)魔獣が出没し始める)
兎や狼等の、小型~中型の魔獣が多い。
※ヴォーパルさんは出ない。
・第三層(11~15階):火山
そこかしこに溶岩の流れる川があり、防火防熱対策無しでは半日経たずに脱水症状に陥る。
駆け出しを卒業した冒険者諸君に、準備の大切さを教えてくれる層。
火蜥蜴や火鶏等の魔獣から肉が取れるが、全体的に歩留まりの悪い魔獣が多い。
・第四層(16~20階):海原
迷宮の中に海がある!
点在する島や浮島、干潮によって姿を現す浅瀬、持ち込んだ船を使って探索する事に成る。
お魚系や魚介類系の魔獣多し。
勿論潜って探索する事も可能だが、水中呼吸出来る魔法でも使わないと色々捗らない。
行動も制限されて戦闘もしんどいので、好んで行う者は少ない。
上記理由もあり、あまり人気の無い層でもあるが、三層からの階段近くでは、太公望が見かけられる。
・第五層(21~25階):雪原
一面銀世界。たまに吹雪く。
三層と同じく、準備不足のまま突入したら1時間程度で凍死可能。
虎や象など、中型~大型の魔獣が生息。
寒さに耐える為に、皮の下は厚い脂肪に覆われており、ある程度御年を召した方が食べる際には脂抜きを推奨。
・第六層(26~30階):砂漠
一面砂だらけ。風が吹くと景色が変わる。
三層ほどでは無いが暑い。夜は寒い。
蠍や蛇、蜥蜴などの魔獣が生息する。全体的にデカい。
皆大好きサンドウォーム的な何かも稀に良く出没する。
総じてあまり美味しくないので食用には向かない。
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冒険者時代のフローラの記録はここ(六層踏破)まで。
実力が足りなかったのではないのでもう少し先まで行けたと思われるが、ソロだと
実入りが良くないので外での活動に転向した。
・第七層(31~35階):密林
じったりしていて嫌な感じ。
虫(飛んでたり飛んでなかったり)蛇系の敵が多い。
全体的に毒持ち。
引き続き美味しくないので食用には向かない。
樹木系の魔獣は高級建材として重宝され、それなりのお値段で取引される。
また、樹木系の魔獣のに実っている果実は高級果物とされる物もある。
・第八層(36~40階):洞窟
ようやく迷宮らしい洞窟(?)
ゴブリンやオーガ等、人型の魔物が出没する。
どうにか照明を確保しないと真っ暗で何も見えない。
オークやミノタウロスは可食だが、こんなところまで取りに来るなら外で狩った方が楽。
・第九層(41~45):廃墟
滅びた古代都市的な雰囲気
アンデット系の魔物が出没。
当然食べられない。
・第十層(46~50階):天空
迷宮の中だが天空。
点在する空中に浮かんでいる島を、浮遊する石板を使って巡る。
足を踏み外すと下の階に落とされる。
落ちる場所を調整すれば、一気に46⇒51までショートカット可能。
ただし健康は保証しない。5階分落下する訳だからね。
鳥系の魔物が多い。
鶏と大体一緒の調理方法で美味しく頂けます。
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現行のパーティーの踏破記録は47階到着
今回の三人娘はグリとフォンでショートカットしている。
なので、獲物に鳥肉が無い。
・第十一層(51~55階):枯れ森
二層と同じく森林が広がっているが、多くが立ち枯れている。
植物系の魔獣が多い。良く燃えるが燃えすぎて自分達まで巻き込まれる可能性が高い。火の用心。
食べられないし建材にも向かない。スルー推奨。
ヴォーパルさんが出るのはこの辺り。
・第十二層(56~60階):蟻の巣
唐突に出現する蟻の巣状の迷宮。
当然蟻系の魔獣が出没し、な最奥には女王蟻が居る。
一度戦闘に突入すると際限なく仲間を呼ばれるので、殲滅できるだけの火力か、
見付からずに探索できるMGS技術が要求される。
一部の蟻が貯えている蜜(蟻蜜)は超高級品として取引された。
・第十三層(61~65階):氷海
四層と五層のハイブリット。
下手な流氷に乗ると流されて帰って来られない。
陸地と思っていても気が付けば流されている可能性有り。
平地を歩いているつもりでもクレパスに落ちたらジ・エンド。
氷のゴーレム的な魔獣が多数出現。二足歩行だったり四足歩行だったり飛んでいたりバリエーションも豊か。
食べられませんが、活動停止後も半永久的に冷気を発し続けるので、冷房器具や冷蔵庫のようなものに使われる。
ただし目玉飛び出てパーンする程高価。供給の無くなっている現在では、王族や上級貴族位しか手が出ない。
・第十四層(66~70階):岩窟
採石場のような迷宮。
岩石系、、ゴーレム系の魔獣が多数出現。
当然食べられない。
魔獣討伐や採掘で希少金属を入手可能。
・第十五層(71~75層):毒沼
迷宮全体が毒の沼で覆われている。
気化した毒は吸引するだけで肺が腐る。
付着しただけで皮膚が爛れる。
等の未確認情報有。
蛙や蛭等アレな感じの魔獣が出没。
基本的に、身まで毒が回っているので、食用には向かない。
※日本には河豚の子糠漬けなんてのもあるので、もしかしたら食べられるようになるかも。
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ギルドの公式要は記録はここまで(71階到着)
記録を樹立したパーティー以外にここまで到達出来ているパーティーは、今のところ無い。
・第十六層(76~80層):体内
生物の体内のような迷宮。
ブヨブヨしてるし生臭い。
なんか溶かす液体が出てきたりする。
細菌的な見た目の魔獣(?)が出没
・第十七層(81~85階):竜の草原
出現する魔獣が全部竜。
なんなら八竜に匹敵する個体や、深部にはそれ以上の存在が鎮座している。
・第十八層(86~90階):廃墟(郷愁)
訪れた者の、心の中の風景が廃墟として現れる。
超強力なアンデットが出現。
中には、知合いの姿をしているモノも居るとか居ないとか。
主人公が足を踏み入れたら……。
・第十九層(91~95階):星海
月面のような迷宮。
現代日本で言う所の悪魔が出現
・第二十層(96~100階):神殿
神殿を模した迷宮で、厳かな雰囲気に包まれている。
現代日本で言う所の天使が出現。
・最下層(101階のみ):無
何もない空間。壁も床も天井も無い空間に、赤と青の月が浮かんでいる。
この迷宮を、誰が何の為に作ったのか。
ここに到達した者に何がもたらされるのか、知る者は居ない。
次の階への階段より明らかに深い水深、迷宮内なのに風が吹く、何故か太陽が見えて昼夜がある、等、
他の迷宮とは一線を画す異様な存在。
下層へ下るにつれ、絶望的な難易度へと変化する迷宮であるが、
各階に存在する安全地帯(絶対に魔獣、魔物が入って来ない)や、
そこに設置されている脱出装置(1階まで飛べる)、
各層への転送装置(1階から踏破した層の最上階まで飛べる)
等々、生き残る為の仕掛けがそこかしこに存在している。
※とはいえ魔獣に襲われたり罠にかかったりで普通に死ぬ。
一説には神が人を鍛える為に作られたとも伝えられており、別名を『神の訓練場』とも呼ばれる。
※三人娘が本気で挑んだ場合、十八層が最難関となる。
オフィーリア⇒そもそも家族を覚えていない。
クレア⇒毒親なので未練無し。
実は『家族』というものに一番愛着(執着)があるのがフローラ。
両親のアンデットなんぞ出てきたらメンタルやられて詰む
※三人娘+主人公であれば、完全踏破可能かもしれない。
※全体イメージ的には『世〇樹の迷宮』
迷宮の入り口の周りにギルドの出張所や商店、宿屋等が軒を連ね、一つの街を形成している。
その街を取り囲む高い壁は、街を外敵から守る防壁であり、迷宮から魔獣、魔物が出て来た際に、外に出さない為の檻でもある。
■手出し不要
・手出し無用⇒手を出しちゃダメ
・手出し不要⇒手を出さなくて良い(出しても構わない)
という造語。
■館の主人
『地下牢に捕らわれた女性達』から連想される類の事は一通りやっていた模様。
■寸刻み
翻訳スキルが良い仕事してると思いねぇ。
■魔族よりも人間を~
当時戦線に出て来ていたのは魔族に使役された魔物や魔獣なので、『魔族』にはほとんど被害は出ていない。
■地下牢に向かったフローラは、いつ『男』の顔を確認したのか
屋敷突入⇒地下牢発見⇒待ってるの面倒⇒全員のしてしまえばOK⇒全員殴り倒したので主人公に合流★⇒二人で脱出
■宰相さん
魔王様とは幼い頃からの親友。
わかりやすく例えると、ライン〇ルトさまとキルヒ〇イス。
※魔王様の身代わりになる予定は無し。
素人にありがちな事
⇒設定ばかりこねくり回して本文に手が付かない。
全 く 以 っ て そ の 通 り だ !