表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
129/144

第百二十八話《修正力》

「これで…よしっと」


シンはエリスが自分の女装を見たことがないため披露していた、勿論二人きりで。


「…凄く様になってるな」


シンの完璧な女装に唖然とするエリスだった。


「恐らくこの世界特有の修正力が働いてるんだろ。ほらアニメとか漫画とかでよくあるだろ?男子が女装すると他の女子より綺麗だったとか」


「漫画とかアニメとか見るんだなお前…」


「そう言うのに詳しい奴がいたんだよ」


「それで、その校章はなんだ?」


エリスは胸の部分にある紋章を指差した。


「ああ、ネビューには話してなかった、というか話せなかったんだが…転生者、俺の知り合いかもしれない」


「何!?」


エリスは前のめりになりながらシンに急接近した


「いや、前世でのってことだ。この校章は俺の高校の校章でこれを白い男が落としたのを拾ったんだ」


「成程、でも罠と言う可能性は?」


「罠だとしても俺の事、俺の高校の事を知ってる奴だ。それに他校の校章なんて覚えてるやついないだろ?」


「なら聞くがお前の友人に校章なんて覚えていそうな奴はいるか?」


「…」


シンは思い出す、自分の友人たちを。馬鹿騒ぎして、ずぼらな奴が多く、校章なんて覚えてそうなのは一人もいなかったような…。


「…いないな」


「おい…」


エリスは何か不安な気持ちになった


「ま、まぁぐ、偶然ってことはないだろ?だって漢字使ってあるんだぜこれ、ここの世界のものでないのは確かだし…」


「動揺するなよ…てか動揺しやすいタイプだったんだなお前…」


ほぼ完璧超人のシンの意外な一面が見れた瞬間だった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ