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剣を抜かない男  作者: 不二崎優人
剣を抜かない少年
3/3

第2話 日常part2

色々と書き直しました

大学関係の勉強に追われながらアイデアだけは出してますw

ゆーっくり、亀よりも遅くですが少しずつ投稿していきますので

ご意見ご感想過激な内容はできるだけ無しでw

よろしくお願いします

翌朝、いつも通りのトレーニングを行い朝食を食べ終わった今現在の時刻は8時40分。


まだまだ、約束の時間に余裕はあるが家に居たってやることもないから、さっさと待ち合わせ場所に行くとしよう。


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


駅前のデパートに丁度9時に着いた。

まぁ30分前だから、ちょっと待つかな?と思った俺はいい方向に裏切られることになった。


「あ、おはようケン君

まだ約束の時間の20分前だよ?もしかして待たせちゃった?」


まだ時間に余裕はたくさんあるのに20分も前に友美が来てくれた。


「いや、そんなことないよ?それに家にいたってやることないからね、早めに家を出ただけだし。

何より待たせてる間に他の男にナンパされないか心配になってな、迷惑かけるのも悪いと思ったから先に来ただけだ」


と俺が言うと、友美は顔を真っ赤にして


「あ、ありがと」と呟いた


「ん?まぁ、どういたしまして?」


何故か疑問系になってしまったが、まぁとりあえず時間より早いが早速買い物に行くとしようか


「まぁ、時間より早いけど早速買い物行こうぜ?

貯金も多少崩してきたしこういう時にしか使わないからなぁ」


俺は道場で色々な人に教えるわけだが、その教える相手からバイト代として時給換算するとかなりの額を貰っていたりするわけで・・・

まぁ、時給4桁は最低ラインとだけ言っておこう


おっと、話が逸れたな


「そうだね!そうと決まれば早く行こうよー、買い物終わったら最上階の遊園地で遊ぼうね!」


「分かった、分かったから、引っ張るなって!

あ、おい!」


まったく歩きづらいことこの上ない・・・だが、まぁたまにはこんなのもいいかな


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


さぁて、買い物開始から4時間

俺も友美もある程度買いたいものは買えたかな?


俺たちはデパートに入ってすぐ3階の洋服コーナーへ向かった


俺は友美の着る服を選んであげたり、友美が俺の着る服を選んでくれたりしてお互いに8着文くらい買った後、昨日久しぶりに友美が一人暮らしの俺に料理を振る舞ってくれる。


と言ったのでそのまま1階の食品コーナーへと向かった

食材や特売品を見ながら歩き回って2時間程度

そのあと俺たちは約束通りデパートの最上階の遊園地にも行って、お昼も済ませた。

買った荷物はロッカーへ預けて、遊園地にあるもの全てを使ってひたすら遊んでいた。



そして、帰り道

「結構買っちゃったな、重くないか?」


今回の買い物で俺は服だけでなく、日常生活で使うもの、一人暮らしを始めてから俺はそんなに揃えてなかったので、これをいい機会だと思い色々と買うことにした。

その荷物が結構な量になってしまったため、友美が自分も持つと言って買い物が終わった袋を取ってしまったのだ(結構重いと思うんだが)

重いものをずっと持たせてしまっているので男として気遣うのが当然だと思う、こうして先ほどの自分の台詞につながるわけだ


だがやっぱり持たせておくのは気が引ける、と言うことで先ほどの質問に答えられる前に荷物を若干乱暴に(奪っているような形で)取って自分で持つようにした

・・・それにしてもやっぱり重いじゃないか、悪いことしたな・・・



「あ、もう、いつも答える前に荷物取っちゃうんだからそうやって両手で荷物持っていると・・・、ごにょごにょ」


前半部分は聞こえたが、後半部分は聞こえなかったため、もう一度聞くことにした


「?? 俺が両手で荷物持ってると何が駄目なんだ?

寧ろ俺は、お前に重いものを持たせておくのに気が引けたから自分で持ったんだけど」


「はぁ・・・バカっ・・・気づいてよね・・・

だから、その・・・両手で荷物持ってるとさ、手・・・繋げないじゃん・・・」


あー・・・何ていうか、ヤバいなこれは・・・顔真っ赤で何も言えない

友美も顔真っ赤にして凄く可愛かった


またしても無言が続き、リア充空間が広がってしまう!と思った俺は


「じゃ、じゃあこっちの軽い方持ってくれよ・・・それで反対側の手は俺に預けろ」


と、命令っぽく言って手をつなぐことを強要させたのだが


「う、うん! えへへ、やった」


「ん?何か行ったか? 後の方聞こえてなかったんだけど」


「え?あ、ううん 何でもないよ」


と凄くご機嫌で、手を繋いでいる俺もその笑顔につられて自然と笑顔になっていった。



デパートからの帰り道夕日が沈む中、手を繋いで歩く二つの人影・・・

お互いを意識しすぎて他に注意が向いてなかった、そのために俺自身も気づくのが遅れてしまった。


そう、彼の足もとには不可思議な紋章・・・・・・・が浮かび上がっていたのだった

もしこれを他者が見ていて、例えるとするなら、彼らは口を揃えてこう言うだろう。

彼自身はそんなに知らないだろうが、『魔法・・を使うときの陣のような形をしている』と。



「っ!!ちょっと待て!なんだこれはっ!!?」


「え?なになに!? どういうこと!?」



二人が同時に気づいたときには既に、紋章が白く光りだしていた


俺は言い表しようのない寒気に襲われて、友美の手を引き急いで逃れようとしたけど、体が全く動かない。

ならばせめて友美だけでもと思ったが友美は俺の腕をつかんで離さなかった

仕方なく俺は友美に叫んだ


「友美、お前だけでも逃げろ!嫌な予感しかしない!頼む、逃げてくれ!」


俺の必死の叫びを聞いた友美は迷うことなく、静かに言い返してきた


「嫌だよ、それに大丈夫だよ、ケンくんと一緒なら私は何処にでも行けるし

私はケンくんがいれば怖くないから」


覚悟の決まった目を向けられた俺は何も言い返すことができず、結局折れてしまった。


「・・・・・・・・・ったくしょうがねえな、絶対に手離すなよな!」


「うん!大丈夫、そもそも私は子供じゃないんだから心配する必要ないんだよ?」


「いやいや、無理あるって、心配だもん」


「・・・ふふふふ」「・・・はははは」



二人は笑いながら意識が薄れていくのを感じそのまま、白い光の中へ引きずり込まれていった


大まかな流れは変えてませんが、二人のシーンを多めに入れてみました

次話も出来次第投稿しますw

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