第2話 日常
全話改稿しました、プロローグをちょっと付け足しましたのでよろしくお願いします^^
ヒロインとの距離をちょっと遠めてみました
物語内で少しずつ距離を縮めて行こうと思いますw
ご意見・感想等ございましたらお願いします^^
- キーンコーンカーンコーン -
一日が終わって、西日が直接入ってくる教室
帰りのホームルームも終わり、帰宅していく生徒と部活に行く生徒で分かれていき、どんどん人が少なくなっていく中、今日知るに残っていた俺は、机に突っ伏して・・・ずっと寝ていた。
ちょっと早いが自己紹介及び、自分自身の外見の説明といこう。
俺の名前は二之宮賢悟今年で18歳の高校3年生だ。
両親は既に交通事故で他界しており、俺は6歳の頃から父親の両親に引き取られた。
しかし、俺は当時両親を亡くして生きる気力を無くしていた。
そんな俺を見たその叔父と叔母は、自分の道場を持っていて、俺はそこで生きていくために必要な精神と肉体を強化させてもらっていた。
ちなみにその道場は今教えることは何もないということで、免許皆伝となり行く必要はない、だが今でも毎日体を動かすことはしているし、たまには道場の方へ顔を出している。
さらに付け足すことがあるとすれば、叔父と叔母の道場&家に行く必要がないということで、一人暮らしをさせてもらっている。
だから、毎日家でもある道場に行く必要がないというわけだ。
次に、俺の外見はつやつやの黒髪を若干長く、肩口の辺りで揃えている。
その顔には、何故か紫色の瞳という、日本人離れした目をしている瞳、その中にいたずらっぽい光が見え、何処か意志の強さを感じさせる。
俺はいつどんな時でもふてぶてしい表情に見えているらしい
そんな俺はファッションを気にするタイプではなく、いつも適当な服なのだが、それでも芸能事務所からスカウトが今まで2、3度来たことがある、そんな感じの出で立ちをしている。
・・・とまぁこれは幼馴染に言われているのをそのまま説明文としたのだが・・・
それ以外の特徴だと、前に測ったときの身長は183cmほど、学ランの上からでも分かるくらいに体に良分なモノはなく、俺の全身が筋肉で包まれている。
友達からは、巌のようだと言われたこともある。
ちなみに余談だが、俺の筋肉は外側にある筋肉ではなく、体の内側にある筋肉を鍛えている。そのため、ものすごく暑苦しいというように見えることはないのだが、実際の筋肉は自分で言うのもなんだが、すごいことになっていると思う。
思う、というのは実際に自分の全力がどれほどの力を出せるのか自分自身が把握しきれていないからである。
とりあえず、長ったらしい説明はここまでにしようか。
さて、急にそんな自分自身の説明をした俺はというと、最初から全く自分の席から動かず現在進行形で机に突っ伏して寝ている。
そのまま時間は過ぎ、ホームルームから1時間が経過し、教室に残る生徒は俺と他にもう一人となった。そうしてようやくその男子生徒が(まぁ俺なんだが)
「ん?あぁ、もう学校終わったのか・・・、ふぅ今日も一日よく寝たなー」
あくび混じりに体をほぐしつつ声を発した。
「もう、ダメだよーいつもいつも授業中寝たらぁ」
俺の声に反応した、俺以外に教室に残っていたもう一人の生徒からほのぼのゆっくりとした声がかかった。
「でも、ずっと寝てるのにケン君テストの点数はいいんだよねぇ、やっぱすごいなぁ」
「ん?そんなことないぞ、軽く起きて黒板見れば重要か、重要でないかわかるし、そもそも家で毎日勉強してたから、習慣になってるんだよね。
だから、お前もかるーく見るだけで十分だよ」
俺がそう言うと彼女は、頬を膨らませて
「そんなことで点数取れるとケン君だけだよぉ・・・
私はちゃんと勉強しないと・・・そうだ!ケン君が今度のテストの時私に勉強教えてくれないかな?」
「ん?別に俺でよければいつでもいいぞ。
ただ、俺が道場に行く日はちょっと勘弁で、それ以外ならいつの日でもいいから、お前の予定に合わせてやるよ」
「ホントに?やった♪約束だよ?やぶったら怒るからね!」
と、俺が勉強を見る許可をすると本当に嬉しそうに、楽しそうにそう言ってきた。
あまりにも嬉しそうだったので、俺まで少し嬉しく思ったし、そう思わせてあげられて良かったと思えた。
ここで、彼女のことも紹介しておこう。
彼女の名前は本田友美俺が叔父さんたちに引き取られたときからずっと隣の家に住んで居る俺の幼馴染だ。
当時の生きる気力をなくしていた俺をずっと傍で支えて、励ましてくれた。
俺に生きる意味をくれた大切な人。
髪は黒のフェアリーボブで、俺が言うのもなんだけど、さりげなく自然な感じで可愛い、髪の量は普通で癖がちょっとある程度かな。
顔立ちは日本人形を彷彿とさせる柔らかい表情にのんびりした目
目は優しい目をしている、色はもちろん黒だ。
鼻はツンとちょっと高く、口元は小さく唇は柔らかいピンク・・・ここまででいいか。
身長は168cmとまぁ普通だな、体格はすごくいい、女性らしいというか、女の子の理想的な体型って感じだ。
まぁ、そのためいつも一緒に居る俺には野郎共の嫉妬と女性達の好奇な視線に耐え続けている。
まぁ、確かに美人で人当たりも良く、話してて楽しくなるし、誰にでも気を遣う。
これで人気がないなんてことはないな、ちなみに俺のクラスの委員長でもあり先生達からも人気がある、超優等生ってわけだ。
今は俺が一人暮らしを始めたことにより、家の位置は多少離れてしまっている。
まぁ、それでも80m離れてないんだけどさ。
道場もかなり近いし、何かあったら飛んでいける距離だ。
具体的には家を8つ挟んで反対側にある。
さて、友美に関する説明もこのあたりで切り上げるとしようか。
とまぁ俺がそんなことを考えている間に、楽しそうにはしゃぐ友美が、ふと思い出したように俺に言ってきた。
「ところで明日暇だったりするかな?もし大丈夫なら買い物付き合ってくれない?
季節も変わってきたから、色々と見たい服とかあるしね。
あ、付き合ってくれたら私がお礼に一人暮らしのケンくんにご飯作ってあげるよ!」
うーん、まぁ確かに明日は暇だしなぁ、やることと言ったらいつもの日課以外何もないから本屋でも覗こうと思っていたんだが、最近一人暮らしで必要なものも結構あるしなぁ
「サンキュー、それは純粋にありがたいぜ、俺も買いたいもの結構あるからそのうち買い物には行こうと思ってたからな。
あと俺を誘うとき理由付けなくてもいいんだぞ?
お前の頼みなら俺はできる限り断らないようにしてるからな」
「ケンくんにご飯作ってあげるの好きだから別にいいんだよ
それにしても・・・何で私の頼みを断らないようにしてるの?」
「何でかって、そりゃぁ・・・お前には恩が数え切れないくらいあるからな」
「別に、それくらい気にしなくていいんだよ?
私はやりたいことをしていただけなんだからね。
それに対して、ケン君が恩に感じることなんかないんだよ」
・・・顔を超真っ赤にしてうろたえている友美が居た・・・超可愛いな
「まぁ、そういうことでいいけど、恩を感じるかどうかは俺が決めるよ
俺はあの時お前にはホント助けられたから、俺はその恩を少しでも返したい
たとえどんな形でもな、だからお前は俺に我が儘くらい言ってくれたっていいんだからな
無理なら無理って言うし、断るときは断るよ」
まぁ、めんどくせぇっていう時もあるけど、それくらいは許してくれよな?
「うん、ありがと・・・
じゃあ明日一緒に買い物行こ?」
「あいさ了解、じゃあとりあえず今日は暗くなる前に帰るか」
「うん!」
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学校を出るときにはもう既に日が沈み掛けていて、黄昏の時間帯になっていた。
今はもう10月になるので、昼の日差しが暑くてもこの時間帯になると少々肌寒くなる。
他に学校に残ってるのは部活中のやつらしかいないだろうな。
「んー、結構暗くなっちゃったねぇ、明日なんだけど、何時からOK?」
「俺自体は何時でもいいけどな、日課の分を朝早めにすればいいだけだし、まぁ、朝食取って行くから9時半くらいからならいつでもいいぞ」
まぁ、普段は朝6時に起きて1時間のランニングと1時間の筋トレをしている。
朝食自体は10分あれば何か作って食べれるし、学校までは歩いて15分くらいだから、余裕だな
それに、1時間といっても多少時間は変動するし朝食に時間をかける場合もある。
まぁ、休日だから終わったらゆっくりして1時間程度時間が開けば余裕だし、それくらいからなら、何処にでも行けるな
「ふーん、なるほどね
あ、買い物の場所は普通に駅前のデパートでいいかな?」
「おう、そこが一番安定だろ、ほとんどなんでもあるし服も日用品も多いし
何より最上階の遊園地には俺も友美と行きたいと思ってたからな」
「そうだね、私も楽しみだな
明日は9時半からならいつでもいいんでしょ?
なら、丁度その9時半集合でいいかな!」
『るんっ』って擬音がつきそうなくらい楽しそうにそう聞いてくるな
まぁ、見ているこっちも楽しくなれる気がするから良いけど。
「あぁ、その時間でいいぞ、俺も楽しみだ二人でデートみたいだしな」
あ・・・サラッと口に出た言葉に俺たちは
「「・・・・・・・・・・・・」」
二人揃えて顔を真っ赤にすることしか出来なかった。
ちなみにもしこの状況を見ている人がいたらその人まで顔を赤くして悶えるんじゃないかと思うくらい甘酸っぱいリア充空間だった・・・。
「さ、さてとりあえず明日に備えて今日は早く寝るか!」
「そ、そうだね!明日早いもんね!あ、お昼は私作っていくから楽しみにしててね!」
なんだか、急に早口になりながら会話をしつつ俺たちは家に着いた。
色々と文章変えてます
大まかな流れは変えてませんが読み直してる方
もしいらっしゃいましたらごめんなさい(´;ω;`)