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ファイト オブ イノセンス
人間に魔法が与えられ、それは繁栄と栄誉を約束した。
魔法は様々なものを創造し、人間を高みへと至らせる。
機械人形を作りだした時もそうだった。
人間よりも効率的で正確。意思の持たぬ機械の体は何よりも忠実であった。人は機械を支配した。
だがそれは訪れた。
人間であるがゆえに歪み、人間であるがゆえに人間を憎み魔法を嫌う。
そんな1人の科学者がいた。
彼は創造した。意思を持つ機械を。
機械達は意思を得た。自分で考え、創造し、そして気付いた。
魔法に頼り、機械に頼る人間になぜ我々は支配されているのかと。
何故自分達より劣る存在に頭を垂れなければいけないのかと。
疑問は次第に怒りに変わり、怒りは蹂躙の方法へと形を変える。
機械達は自分たちの王国を作り上げた。
マシーンキングダムと呼ばれる彼らの楽園。
その楽園の王座に座るのは彼らではなく、彼らに認められた1人の人間。
彼らに意思を与えた1人の科学者。
彼と機械の命題は1つ。
科学が魔法を凌駕すること。
それが果される日は近い。