第4話 どんどん思い出してみる
正式にメンバー加入してからも
『ルーン危ない!私の後ろにいてください!!』
『お前はこっちにいろな』
『前に出過ぎるなっつってんだろ!!守りきれなくなる!!』
『そこ、出ちゃダメ!』
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またある時は
『ルーンは後ろで(出来れば俺だけの)応援しててくれな』
『あの魔物、(ルーンに怪我させたから)滅してやる』
『(フワもふのためなら)ここを守って見せる!』
『(もふもふのためなら)えんやこりゃーー!!』
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(いつも怒られてた)
(メルダさんの作ったシールド内から攻撃してたけど、全員に守られてるし)
(皆はとても勇ましいのに)
ふるふると頭を左右に振る。
………索敵!索敵では
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『右側の道に、モンスター?ありがとう』
なでなでなでなで
モンスターの気配を報告したらメルダさんにめちゃくちゃ撫でられた。
『ルーン、お前は安全な所にいるんだぞ!
そしてメルダ、お前ずるっこ!!』
『じゃあ俺が担ぐな。ルーン掴まってろ』
『ちょっとぉ!!肩車したら撫でられないじゃないですかぁ!!』
バルトさんに安全な所にいろと言われるが、いつもブリッジさんに担がれて運ばれる。
それでシェーンさんがブリッジさんの背中をポカポカ叩きながら追いかける。
うーーーーーん??
思い返すと僕のせいでよく喧嘩してた気がする。
………
……
…
うん、リーダーの言うようにお荷物だったみたい。
回想を終えると僕は苦笑いしが出てこなかった。