変わらないこれからも、変わっていくこれからは、
帰り道の優生の頭の中は放課後の出来事が渦巻いていた。
(俺を恋愛好きにさせるなんて言い出してどうするんだ。こっちの理由も知らずに)
その日の帰り道はいつもより長く、そして暗く感じた。
「はぁ……」
俺は大きなため息をつく。それもそうだ、自分が嫌悪し避けていたものに関わらされた上、それを好きにさせられるというのだ。
その日は夜飯を作る気力も出ず、シャワーを浴びてすぐ布団に入った。
帰り道の結羽菜の頭の中は、自分の告白が断られたことより「恋愛が嫌いなんだ、」という優生の言葉が繰り返されていた。
(……恋愛が嫌い?男子高校生で。青春真っ只中よ。)
その日の帰り道はやけに道が狭くゆがんで見えた。
「はぁ…」
私は小さなため息をつく。恋愛を好きにさせるといったもの、なんの考えも計画もない。それどころか一度も彼氏がいたこともない。
その日は今日の授業の復習も手に付かず、お風呂に入ってすぐベットに入った。
俺は昨夜の無気力さとは裏腹に目覚めがよかった。朝食も作って食べ、登校する。そうだ、いつも通りだ。変わらない。昨日がイレギュラーだっただけでまた同じ毎日だ。恋愛が嫌いな自分も、逃げ続けている自分も、変われないと決めつけてる自分も。変わらない。
私は昨夜の無気力さはなくなったものの目覚めは悪かった。寝ぼけ眼で朝食を食べ、登校する。そうだ、今までとは違う。変わっていく。昨日の特別なことがきっかけで今日から違う毎日だ。一人のクラスメイトとの関係が、隣の人への接し方が、好きな人と会話する目的も。変わる。
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