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花魁

作者: Libra

ここは花街


桜吹雪の中の花魁道中


高下駄履いて外八文字


遊郭を練り歩く


この世のモノとは思えぬ美しさ


妖艶な女達が美しさを競っている


一夜の甘美な夢を売る


わちきは花魁


夢を売るのが仕事


花魁が夢を見たら


それは身の破滅


そんな花魁を何人も見てきた


わちきは花魁


夢を見たら身の破滅


あぁ


なのに


あの方に出逢い


夢を見てしまった


あの方の事を思い


身体が火照る


あの方に逢いたい


あの方に抱かれたい


裸足であの方のところへ


手をのばしても


叫んでも


あの方には届かない


わちきは花魁


夢を見て



わちきは女になった

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― 新着の感想 ―
[良い点]  今も風俗で働くお幼馴染を思い出しました。まさにこんな感じで、夢を売る仕事をする人は最後には必ず夢を見てしまうのかもしれません。    わちき、という強い言葉が成立する美しい詩ですね。  …
[良い点] 叶わない恋をしている感じが切ないです。
[一言]  花魁の切ない心中が哀しいです。(TДT)  この作品を読んでいてイタリア皇帝様の「惜春」と言う作品を思い出しました。  この詩にとてもぴったりな作品でした。  遊女、哀しいお仕事ですよね。…
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