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転校、そして新しいクラス

「緑川叶です。よろしくお願いします」

私が、ぎこちなく一礼する。

アパートに引っ越ししたため、転校する事になった。

「じゃあ、緑川。そこ空いてるだろ」

山中という男の先生が、窓側の一番後ろの席を指した。

言われた通りに座る私。

すると、隣のやんちゃそうな男の子が、話しかけて来た。

「名前なんてゆーの?」

さっき言ったじゃん・・・。

「叶」

聞こえるか聞こえないかというくらいの小さい声でぼそっと言う。

「え?カエちゃん?」

「叶・・・」

私はさっきよりも大きな声で言った。

「え?香奈恵ちゃん?」

お、おしいっ・・・くない!(怒)

「叶って言ってるでしょっ」

思わず、大きな声を出してしまった・・・。

クラス中の視線が、私に集まる。

「緑川、どうした?」

「いえ・・・なにも。すみません」

「そうか」

山中先生が、また国語の教科書に、目を移す。

「怒られた〜」

隣の男の子がちゃかす。

私は、それを無視して、空咳した。

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