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異世界執事(見習い)は忙しい  作者: 十三夜
10歳編 ハルト異世界に立つ
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起きた。お腹すいた。何か作ろう。

お腹がすいて目が覚めた。


そうだよね、食べ盛りの時期なのに加えて5日も寝ていたなら胃袋は空っぽだろう。

というか…この世界だと昏睡状態での栄養補給ってどうやってるんだろう?エールでも口に流し込むのか…?

…うん、怖い想像になるのでやめよう。想像で溺れたくない。


母様も席を外しているみたいだし、体調も悪くないし厨房に顔を出してみよう。

胃に優しそうなものがあればいいけど、無かったら何か作らせてもらおうかな。


「こんにちはランツさん。なにか軽い食べ物貰えませんか?」

「おう、ハル坊来たか!よかったなぁ何事もなくてよぉ!」

背中をばしんばしん叩きながら歓迎してくれたのが、ファーベルト家の厨房を取り仕切ってる料理長のランツさん。結構ごついから力も強くて…つまり叩かれると痛い。


「ちょ、ランツさん痛いです。今度はランツさんが原因で寝込んじゃいますよ。」

「はっはっは、悪い悪い。で、軽い食いモンだったか?さっき昼食が終わったところだからなぁ、特にねぇんだ。どうする、なんか作るか?」

「えーと…僕が作ってもいいですか?せっかくなのでお茶用にお嬢様たちにも持っていきたいので。」

「お?そりゃ構わんが…持ってく前にこっちでも試食はするぞ。」

「まあ、不出来なものは作らないつもりですから構いませんよ。えーと、卵と牛乳と…んー、砂糖かはちみつあります?」

「砂糖は高いからなぁ。はちみつでもいいならその方が助かる。そっちの壺だ。」

よし、それなら大丈夫だな。じゃああとは鍋と小さい器をいくつか…っと、これでいいか。


・・・

・・


上手にできましたー♪

試食用の小さい器のを1つ食べてみたけど、うん、僕的には及第点。ちゃんと美味しいと思う。

ランツさんと他数名も食べたけど、動きが固まってるだけで特に不可判定はされてないから大丈夫だろう。


「じゃあ、残りは僕が持っていきますね。お邪魔しましたー。」

出来たはちみつプリンと、ついでに余ったプリン液とパンで作ったフレンチトーストを持って客間に向かう。

洗い物は使った器とか食器を回収してからでいいよね。


読んでくださりありがとうございます。

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