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異世界執事(見習い)は忙しい  作者: 十三夜
10歳編 ハルト異世界に立つ
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現状を確認しよう

―――身体は眠ってるが意識は起きてる。


ちょっと…一旦今の状況を整理してみようか。

俺の名前は…久我 晴人(くがはると)。歳は29歳で某中堅商社でサラリーマンをやっている。

3人兄弟の真ん中で、ちょっと武道をやってた程度の、ごく平凡な一人暮らしの自炊する系一般人。

工場見学が趣味だったり、割と変な人と知り合うことは多かったけど、一応普通だった…はずだ。多分。

ちょっといいなーって思う同僚はいたけど彼女は無し。悲しいなぁ…。

うんOK、思い出せる。余計なことも思い出したけど、これは問題ない。

問題なのは…『もう一人の僕の記憶』があることか。


『僕』の名前はハルト=グローヴィス。歳は10を数える。

父はヘンリー=グローヴィス(43歳)、ファーベルト伯爵家に仕える家令…執事長って言った方がいいのかな、文官の長。

母はレイラ(37歳)。元ファーベルト伯爵家のメイドだったそうだけど、懐妊を機に退職。

今は主婦仲間と小さな喫茶店を趣味感覚でやってる。収支はトントンでのんびりやってるみたい。

兄が1人と妹が1人居て、兄はスコット(15歳)。春から領都の騎士団に見習いで入った…らしい。騎士団の寮住まいだから詳しいことは知らない。

妹はリリア(7歳)。そろそろ読み書き計算の勉強を始めているんだけど、よく抜け出して街で遊んでいるとのこと。要するにお転婆娘ってことだな。

で、僕はといえば、勉強をしつつ剣や体術なんかの武の稽古もして、執事としての教育も始まった。


『俺』の感覚だと、10歳で詰め込みすぎじゃない?とは思うものの、それがこの世界の常識なのかもしれない。

読んでくださりありがとうございます。

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