限界
真紀さんはバッターボックスに立つなり素振りを十回程度した
よし!といきこんでから試合再開をした
早すぎるストレートに真紀さんは手を出せなかった
ツーストライクスリーボール。もうあとがない
大丈夫かなと思ったところで仁さんは立ち上がり
「お前の根性はその程度か真紀!」
ビックリしてガクさんも真紀さんもこっちを見る
「我慢してきたんだろ!苦しんできたんだろ!だったらこの程度を乗り越えろ!大丈夫だ。お前のことは絶対なんとかする!」
一体なんの話をしてるのか分からなかった。
真紀さんを見ると・・・なんと泣いていた。
あかりがツンツンと肘でつついてきた
なんかまた変なこと言うのか?と思ったが
「今ごろ気づいたけどさ、木ノ下先輩の体操服・・・ところどころ血がにじんでるよ」
え?と思い、ジッと見てみると、確かにところどころ赤色がみえる。
ど、どういうこと?
「それは後でわかるよ。分かりたいなら夜八時頃に相田店に来ることだね」
隣の瑠樹さんがなにか決心したかのような顔つきでいう。
ガクさんは仕切り直したのか、150㎞の速球をくりだした!
私たちは願ってると、
「・・・皆、ありがと・・・この暖かさ、触れてていいのかな。でも皆にかける迷惑も・・・これで最後だから!」
そう言うと思いっきりカキーン!とかっ飛ばした。
無意識に私たちは立ち上がる千尋が後退していくが、ピタリと止まった。
ボールは学校の窓をパリーンとぶっ壊した
真紀さんはありゃっと言ってるし
私たちもあちゃーと思った
こんなホームランの仕方罪悪感がすごい
で、でも満塁ホームランだ!
そう言うと回ってくる真紀さんを出迎えた。
真紀さんは手をふりながらホームに戻ろうとして・・・
ホームを踏むとともに倒れた
あかり「次回予告~!」
練「次回予告って私たち姉妹がするの?」
あかり「おそらくね」
練「次回は・・・ていうか次回から真紀さんの話になりますね」
あかり「どーやらなにかしらの秘密があるみたいだよー」
練「ということで次回『真紀の秘密』です」
あかり「それでは次回もよろしくね!あ、ちなみに新作を今からかくからよろしく」




