気分屋の本気
投手が変わって投球練習をしていた。
球速は140㎞高校生にしてはすごいけど
あの四番の野球部には敵わないんじゃ・・・
と思ってると花保さんが
「でもルイ先輩って中学は野球部でエースナンバー背負ってたらしいよ?」
「え!?ほんとですか!?でもなんでそれを知ってるんですか?」
「い、いや前に聞いてもいないのに優月ちゃんが言ってたから」
優月の情報網おそるべし
でもエースナンバーを背負ってたならなんとかなるかもしれない
「あーあめんどくせぇなぁでも花保いじってストレス発散してーしなぁー」
「・・・って言ってますが花保さん」
「お、お手柔らかに」
「許しちゃうんだ・・・」
一塁からはあまり見えないが、
花保さんの(ていうか優月の)情報によると
変化球は四つも持っていて変化量はすごいらしい
確かにさっきからの投球練習は球速が少し遅い気がする
試合再開
ガクさんは三球ほど見送った
ツーストライク ワンボール
というところで、ガクさんがけらけら笑った
「なぁんやただのへんてこりんやないかい!もっとバシッとこいや!」
・・・大阪弁?ここ鹿児島だよね?
それを聞いてイラッと来たのか、
140よりも速いんじゃないかという球をだしてきた
「こういうのを待ってたんや!」
そういうとフルスイング
するとルイさんはふっと笑い
「バーカ、俺の惑わしにフルスイングするってよほどのバカだね」
すると高く打ち上げた
飛距離は多いが、ホームランにはならなさそうだ
でも左中間に飛んでいる。取れるか微妙なところだ
「こういうときにスラッと登場♪」
と言いながらスライディングキャッチしたのは碧さんだ
「いまのすごくね?ねーねーすごくね?」
「言ってる場合ですか!もう三塁がタッチアップしてるんですよ!」
「おおっとそーだった、わりぃわりぃ♪」
私の突っ込み(叱り)はつかの間、犠牲フライで一点をとられこれで同点になってしまった。
五番はなんとなくあかりに似ている女の子だ
同じくバットを振り回している
しかしルイさんの手によって三振したのだった。
練「次回予告ー!」
夢「よっしゃー!久しぶりの出番じゃ~!」
練「こらこら暴れないの夢姉。次回予告をしないと」
夢「なにこの真面目怖い(;・ω・)」
練「次回はルイさんの話かな?多分。次回は無さそうであったチームワークだよ」
夢「それともうすぐ新しい小説も考えてるからそこのところもよろしくね」
練「それじゃおしまい!夢姉!あっちまで競争!」
夢「あ!ちょっと待ちなさい!」




