あかりの隠れた気持ちpart2
恋愛ものだぜヒャッハーーーーーーー
こんにちは。伶です。えっと・・・あかりちゃんがデザート屋さんのチケットが、あると言われ、来たんですけど、デザートはあまり好きじゃないんです。それでも春菊先輩が、いけいけうるさいので仕方なく。さっきから待ってるけど、あかりちゃんが来る気配はまるでない。バックレたのだろうか・・・
そんなことを、思いながら待っていると服の袖をつかまれた僕は振り向くと、どこから仕入れてきたのか分からない格好で恥ずかしそうにこちらを見ていた。うん・・・なんというか・・・
「あかりちゃん、似合ってるよ。」
そう言うと、あかりちゃんはギョットして、
「うるさいよ!バーカ! 」
なんか怒られてしまった・・・早くいくよ!というようにそそくさと歩いていく。僕は見失わないように、歩いていく。すごい人混みだ。
「ねぇ、あかりちゃん。」
「・・・なに」
「はぐれるといけないし、手繋がない❓」
あかりちゃんはまたギョットすると、
「し、仕方ない。は、はぐれないためだよーはぐれないためー」
なんか自分に言い聞かしてるように言ってるので、僕から手をとる。あかりちゃんはなぜか
頬は赤くなっている。デザート屋さんに着くと、気分がいきなり変わり、
「全部ください!」
・・・え?全部?そんな大金あるの?あかりちゃん
「なに言ってるの、全部伶が払うに決まってるじゃん♪」
・・・そんなにお金あっただろうか。あとで見ておかねば。ていうか僕がデザート好きではないのは知っているはず、ということは・・・
大量に置かれたデザートを隅から隅まで食べていくあかりちゃん。よく食べるな・・・
「あー全部私が食べるから、自分のは自分で頼んでねー」
なおかつお金をはらわせる気か・・・
「店員さんおかわりー」
おい、いいっていってねーだろ。僕は見えないようにため息をついたのだった。
あかりちゃんと色んなところで買い物をしている間に、いつの間にか夜になっていた。帰ろうとしたところに襟首を捕まれ、情けなくもぐえっ!と声をだしてしまう。どうしたの?
「今日は遅くまで付き合ってもらったし、家で、晩ごはん食べてもいいよ!」
付き合ってもらったしって言ってるのになんで上から目線なのだろうか。
そう思いながら、家についた。あかりちゃんの説明とともにドアを開けると、ミミズみたいにうにょうにょ動いているもの(?)があった。
「夢姉!?なにしてんの!?」
夢さんと言われた女の人はううっとこっちをみると。
「お・・・お腹すいた・・・」
その言葉に僕たち二人はずるっとこけた。仕方ないなーといいながら食事場に連れていくとエプロン姿の子どもがいた。百二十センチもないんじゃないか?
「あ、あかり姉ちゃん!おかえりなさい!伶さんも、ゆっくりしていってください!」
ああ、末っ子の練ちゃんか。エプロンってことは料理は、練ちゃんが?小6なのに頑張るな・・・
「あれ?春姉は?」「春姉ちゃんは、宿題にのまれてるよ?」
あはは・・・ぼくが、二人呼んでこようか?
「「お願い!」」はーい。
そういって、のっくをするが、返答は返ってこない。そーと開けると、美香さんがパソコンにつっぷして寝ていた。
パソコンは開けっ放しだ、なかを見ると最新の情報がある。なんだろう・・・そう思って、もっと見ようとすると、
「見~た~な~」
まるで地獄からはい出るような声で僕の頭をつかんだ。
「い、いやーこ、これはー」
僕がおどおどしていると、やっと他人だと分かったようで、
「あなんだ、伶ちゃんか。おっはー」
なんだ、って・・・ちゃん付けもしないでもらえます?
そしてもう一つのドアをノック・・・しようとすると、うおおおお!という叫び声が聞こえた、そーと覗くと春菊先輩が宿題をみながらうめいていた。・・・見なかったことにしておこう。
そして、僕は帰る時間が、やってきた。
あかりちゃんが見送りに来てくれた。
「ありがとう、美味しかったよ。」
「・・・・・・」
どうしたんだろう、さっきから黙ったままだけど、
「・・・あのさ、伶は、私のこと・・・どう思ってる?」
どう思ってる?の意味がわからなかった僕は、
「あかりちゃんは、かわいくて、僕は好きだよ?」
その言葉にあかりちゃんは、びっくりしたような、嬉しいような、そんなかおをした。
どうしたんだろう?
「じゃ、じゃあ、あたいと付き合え!」
もはや命令形じゃないか。まあ、どう思う?と聞かれた時点で軽く気づいてたけど。
まあ、仕方ない
「分かった。じゃあよろしくね。あかり。」
僕がいきなり呼び捨てにしたのは、気づかずに、あかりは僕に抱きついた。




