ギルド登録ですよ!
ギルドに向かって歩いて行くと冒険者ギルドっぽい建物に行列ができていた。
列の最後尾の高校生ぐらいの兄ちゃんに話を聞いてみる。
「なぁちょっといいか?」
「なんすか」
「なんだこの行列?」
「あぁベータ1日目ってことで最初のクエのギルド登録で詰まってるんすよ」
「あぁそう言う事か」
「登録してそのまま町出てすぐの草原に出るザコのクエ受けてとかしてるんで時間かかってるみたいっすね」
「そっか教えてくれてあんがとな」
「いいっすよどうせ長い待ち時間でヒマしてましたしね」
「そうかじゃあ俺からも一つ情報があるんだが聞きたいか?」
「なんすか今出回ってる有力情報とかあんま無いと思うんっすけど」
「いやなさっき果物屋のおっさんに聞いたんだが、あっちの方の道に生産者ギルドがあるらしいんだ。ギルド登録のクエだけならこっちよりも早く登録できると思うんだよ」
「生産者ギルドっすかでも自分スキルに生産系無いんっすよね」
「そっかじゃあダメそうだな、俺は生産系も取ってるからそっち行くとするわ」
「そっすかじゃ、またどこかで会ったらよろしくっす」
「おう、じゃあーな」
そう言って列から離れ来た道を戻り生産ギルドの方へ向かっていく。
生産ギルドの方はあっちと違い人数は多く無くすぐに受付することができた。
「ようこそいらっしゃいませ。登録でよろしいですか?」
キリッとした眼鏡美人の受付嬢が受付をしてくれる。
「はい、登録でよろしくお願いします。」
「登録料500Gとなりますがよろしいですか?」
「ええ、大丈夫です。」
「生産ギルドに登録すると、すべての町のレンタル工房を無料で借りることができます。レンタル工房には各生産に必要な最低限の設備がそろっております。追加の料金を支払うことでグレードの高い設備にすることもできます。」
「自分の工房を持つことは出来ないのですか?」
「可能でございます。個人工房の入手方法はプレイヤーハウスを購入してもらい、各工房を拡張することが可能です。最初から設備のある物件もございます。」
「物件は早い者勝ちなのか?」
「はい水車を搭載した物件や畑付の物件など様々な物件がございますので、基本的に早い者勝ちで間違いありません。」
「買った物件を処分することは出来るのか?」
「はい処分する際はギルドで物件の値段を査定しギルドへ販売するかお客様同士で譲渡契約をする際ギルドを通して売買する事も可能です。」
「土地を買ってオーダーメイドで工房を作ることも可能ですか?」
「はい土地の販売も行っておりますので可能でございます。他に質問はございますか?」
「いいえ、ありがとうございます。」
「ギルドでは武器や生産したアイテムなどを評価し一定以上の評価ポイントを貯めることでギルドランクを上げることが可能です。数で勝負することも質で勝負する事も可能でございます。ギルドランクが上がればランクの高い素材を販売することも可能になりますので頑張ってくださいね。」
「はい、何とかやってみようと思いますのでよろしくお願いします。」
ギルドを出てクエストの報酬をもらう
・500G
クエストの報酬は登録料が帰ってくるだけだった…
なんだかんだで時間がかかったので冒険者ギルドにもう一回行くと流石に空いていた。
こっちのギルドで分かったことは
・モンスターを倒せばギルドカードに自動記載される
・モンスターの討伐数や依頼達成でポイントを貯めることでランクが上がりさらに難しいクエストを受けることができる
・パーティを組めば一番ランクが高い人の依頼を合同で受けることができる
等がわかった
因みにまた500G払ったが報酬は貰えなかった
未だに生産を始めることができない材料探しに行って生産開始だからまだ先かな(遠い目