鉱山を見てやりたかった事
自分専用のハウスが出来て調子に乗り過ぎた。
手持ちの鉱石を使い切ってしまった。
仕方がないので鉱山に向かう事にした。
ベータの時は鉱山でいくら穴を掘ってもプレイヤーが付近に居なければ、穴は塞がっていた。
だが正式版は仕様が変わったらしく以前掘った穴が開いたままになっていた。
「……穴が塞がっていない… これは'アレ’が出来るのか?」
そうと決まればやる事は一つ
掘る・掘る!・掘る!!
掘って、掘って、掘りまくる!
「ピッケルの耐久値がたりん!」
耐久値の限界が近くなった物をすべて並べ、スキルを使う
スキルは常時発動し、効果を発揮するがレベルが上がると個別で使える業が増える。
例えば鍛冶の場合、鍛冶場でなくとも耐久値を回復させる'簡易整備’が使えるようになる。
これは鍛冶場などの設備を使用せずとも好きな場所で使える業である
勿論、鍛冶場で器具を使い丁寧に直した方が、アイテムの最大耐久値の減少を抑える事が出来る。
'簡易整備'は最大耐久値が5%ずつ減るデメリットと、どこでも瞬時に耐久値の回復が出来るというメリットがある。
この技はアイテムなどの消耗品と相性がいい業であり、武具などの一品物とは相性が悪い。
「これでまだまだ俺は戦える……」
そう呟き延々と掘り続ける。
掘って出たアイテムを態々しまうのが面倒になりスキル≪自動拾得≫を取得した。
このスキルは、モンスタードロップや採取などを、自動的にアイテムボックスに送ってくれるという機能が追加されるだけのスキルだ。
レベルが上がらず業も覚えない。そんなお手伝い用の様なスキルであるが、覚えているといないでは効率が違う。
土などのアイテムは一定量集まると一つのアイテムになる。目測で10㎏で一つだろうか。
今まではある程度掘ったら拾いに行く、という工程を経ていたがそれをせず掘り続けられる。
精霊石から『いつまで掘ってるのよ…』と呆れの声が聞こえた気がしたが気にしてはいけない。
≪採掘≫スキルの業である'高速採掘’や'岩盤砕き’lv50を超えて覚えた'爆砕採掘’など人の動きでは出来ない様な事をして進めていく。
掘っていく最中ログに色々流れたが気にせず掘った。
ゲーム時間で10日ほど掘ってやり遂げることが出来た。
それは……『鉱山一つを平地にする』事である
「やり遂げた」
そう呟きその場で仰向けに寝転がった
ニート
Lv15
所持金42,000,997G
ステータス 振り分けPt:25
HP100/100
MP100/100
Str:75(+30)
Vit:10
Int:10
Min:10
Agi:10
Dex:90
武器:ウォーハンマー|(黒金) Str+30
スキル 残りSp:11
≪弓術lv3≫ ≪槌術lv35≫ ≪鍛冶lv39≫ ≪調薬≫ ≪木工≫ ≪採掘lv59≫
≪Dex上昇(小)lv17≫ ≪Str上昇(小)lv28≫ ≪視力上昇lv2≫
≪付与術lv21≫ ≪集中lv20≫ ≪隠密lv22≫ ≪気配察知lv26≫ ≪精霊術(火)lv2≫
≪火耐性lv25≫ ≪熱耐性lv25≫ new≪自動拾得≫
契約
精霊:ルージュ(下級火精霊)
㏋100/100
MP500/500
称号
億万長者 猪スレイヤー 採掘王 鉱山喰い




