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2nd world   作者: うさみんp
冒険の始まりは突然に
5/7

ボスへの道のり


「ここがボスのいる洞窟かぁ・・・。」


俺は、ボスを倒すべく洞窟までやってきていた。周りには俺と同じく、ボスを倒そうとたくさんの者が集まっていた。


そのなかにアスカの存在はない。命を投げ出してまで早くクリアしたいと願っているアスカがこの中にいないということは・・・


いや、そんなはずがない。まだほかの街でも俺達のように集まっているらしい。現に俺達はそいつらを待って入り口で待機しているのだ。きっとどこか違う街の集団に参加しているのだろう。


ここまで考えたところで遠くから大人数がこちらに向かって歩いてくるのが確認できた。援軍が到着したのだ。


「それでは、これから突入しようと思う。最後に、身に危険を感じたらすぐに逃げてくれ。」


洞窟の中は暗く不気味だった。天井には小モンスター達がぎっしり張り付いていた。ゴツゴツしていてとても歩きにくく、先ほどから何回も足元を奪わせそうになっていた。


歩いていると道が広がっていき、横幅5mくらいの大きな道へと変化していった。そのまま歩いていくと、広い円状の場所にたどり着いた。直径10mはあるその場所には湖もあり、モンスターが住んでいるような跡も残っていた。


「ひとまずここで休息をとる。くれぐれもモンスターには気をつけてくれ。」


おれはその場で地面に座ると、鞘から剣を取り出しメンテナンスを行った。


この世界には大きくわけて片手剣、長剣、大剣と3種類の武器があり、それぞれ個性がある。たまに例外でナックルやハンマーなどの武器もあるのだが、手に入れられる確立は0に等しいとさえ言われている。


遠距離の武器や呪文などが全くない、というところがこのデスゲームらしいと思う。敵に近づかずにレベル上げができなくなっている。


また武器にはランクが存在しF~Sとランク分けされている。そしてレベルが低いと高いランクの武器は装備できないようになっている。


武器の入手方法は3つあり、武器屋で買う、敵のドロップアイテム、敵などから取れる素材で作る、となっており、高ランクの武器になってくると作る必要がでてくる。稀にモンスターが高ランクの武器を落とすことのある。


また防具も存在し、武器と同じくランクがある。防具は頭、体、腕、足と4つ装備できアクセサリーとよばれる類のものは3つ装備できるようになっている。


この世界ではメニュー画面も存在しステータスを見たり、装備を付け替えたりなどはメニューから行う。「メニュー」と呟けば目の前にメニュー画面が表示されるというハイテクな仕組みになっている。


メニューにはほかにも色々な機能がついていて、チーム結成もメニューから行うことができる。


俺は愛用している長剣のメンテナンスを終わらせ鞘にしまい立ち上がった。すると


「うわぁー、誰か!助けてくれー!!」


俺は声の方向へと走っていった。そこでは、1体のモンスターに声の主と思われる少年が襲われていた。


モンスターはオークと呼ばれる下級モンスターだったが、問題なのはその大きさだ。


普通のオークの約3倍と思われるその身長は、4mを超えていた。片手には巨大は棍棒。もう片方には盾を装備していた。


ここはコイツの住処だったのか。俺は鞘から剣を取り出すと構えの姿勢に入った。柄を両手で持ち、胸の前で構える。というごく普通の構え方だ。


オークは巨大な棍棒を叩きつけてきた。俺はそれをバックステップで回避すると一気に距離を詰めた。オークとは何度も戦ってきているので隙などは熟知していた。


俺はそのままオークに切り掛かった。本来ならこれで体力の半分は削り取れるはずだった。だが、俺攻撃はもう片方の盾に綺麗に止められていた。


反動で仰け反った形の俺に、オークは容赦なくその棍棒を叩きつけようとした。だが、その攻撃は成功することなく、片手を切り取られるという結果となってしまった。


俺の横を駆け抜けた少女が、オークの棍棒を持つ手を肩から切り裂いたのだった。そして回転を利用してそのままオークの胸を切り刻んだ。オークは体力が尽きポレゴンとなって散っていった。


「君は・・・アスカ!!」「久しぶりだね、元気そうでよかったよ。」


PCの故障で更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした。


これからも【2nd world】をよろしくお願いします。

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