恋心と信じてやまない王子様。……風邪では?
「君を抱きしめてもいいか?」
そんな言葉が、王宮の舞踏会場に響き渡った。
周囲の空気が一瞬でガラリと変わり、一人で窓越しに月を見ていた私は何事かと振り返る。
そこには、予想もしていなかった人物が立っていた。
リューク王子殿下。
王宮で最も冷静で理知的だと評される王子様が、突然私の前に現れ、甘い言葉を投げかけている。
その瞬間、私の心臓は大きく波打ち、言葉を失った。
端正な顔立ちのリューク様。深い海のような優しい色の瞳に見つめられては、どう行動していいのかわからない。
なにも言えずに見つめ返していると、王子様は一歩踏み出した。私はハッとして、金糸のように輝く髪を持つ王子様に声を上げる。
「王子殿下、一体どういうことですか?」
あまりのことに声がうわずった。震える声で尋ねるも、リューク様の目に迷いはなかった。
「どうしても、君が欲しくなった」
低い囁くような声。耳への穏やかな振動が、私の体を震わせる。
胸がぎゅっと掴まれるような感覚に、私は思わず一歩後退した。
だけど王子の足取りは止まらない。まるで私の心臓の鼓動に合わせるように、足音がゆっくりと迫ってくる。
その場で立ち尽くす私を見つめる、王子様の青い瞳。彼の目は深く、どこか危険な光を放っていた。
「殿下、ご冗談ですよね?」
必死に平静を保とうとしたけれど、リューク様が近づくにつれ、私は冷静さを欠いていくのがわかる。
「冗談ではない」
リューク様の落ち着いた声。だけどその目には情熱が宿っていた。
「君が欲しい。君だけが欲しい」
その言葉に、胸が強く締めつけられる。思わず後ずさろうとした私の腕に、優しく触れるリューク様。
どうして……どうして。
触れられてはいけない。私と王子様の間には、埋められない身分の差があるのだから。
──私とリューク様が初めて出会ったのは、十二年も前のこと。
当時の私たちは、まだ十歳だった。
王家と貴族、子どもだけでの交流会が催された時のことだ。
親に〝王子に取り入れ〟と言われた子どもたちが、我こそはとリューク様を囲んだ。
当然のように私も、両親にしっかり印象付けてこいと言われていて。
だけど伯爵令嬢程度では手の届く人ではないと、子ども心にわかっていたから。私は遠くから、王子様を見つめているだけだった。
私と同い年だというのに、素晴らしい立ち居振る舞いをされるリューク様。当然だ。私とは違う王族の血を引いていらっしゃる方なのだから。
王子様は選ばれし血統の継承者。生まれながらにすべてを持つお方。
私はやっぱり雲の上の人だと思った。到底、手の届かないお方なのだと。
交流会が終わって帰ろうとした時、私の迎えの馬車が遅れていて。
ポツンと一人で待っていると、リューク様が来てくださった。
「君、どうかしたのか? 迎えは?」
声を掛けられた私は振り向いて。
「王子殿下。迎えの馬車が少し遅れているようで──」
そう理由を話した途端。
リューク様はふらりと体を揺らせた。
私は不敬だなんて考える間もなく、王子様が倒れないように抱き止める。
真っ赤な顔。異様に熱い体。熱が出ているのだとわかった。
ずっと気を張っていたのだから、当然のこと。
たった十歳で、ゲストの相手を一手に引き受けていたのだから。
その時私は初めて、王子様も一人の人間なのだと思い知らされた。
リューク様は、雲の上の人ではなかったのだと。
立場上、どんな状況にでも対応するしかなかっただけなのだ。気を張り詰めて、笑顔を見せて、堂々たる態度で、私欲にまみれる貴族たちを相手に隙を見せないように。
それに気づいた私は、王子様はなんでも簡単にやってのけるものだと思っていた自分を、激しく恥じた。
「大丈夫ですか、王子殿下!!」
吹き出るリューク様の汗を、私はハンカチーフを取り出して拭きとる。
「う……」
リューク様は頬を紅潮させ、苦しそうにうっすらと目を開けた。
そして私の手を、握られた。
王宮で働く召使いや警備騎士が、異常に気づいてやってくる。
リューク様が抱き上げられた瞬間、私たちの手は離れた。
ハンカチーフは彼の手に渡り、すぐさまリューク様は王宮へと連れて行かれた。
たった、それだけの出会い。それだけの交流。
一人でいた私を、王子様は立場上放っておけずに話しかけてくれただけ。
きっとリューク様は、私のことなんて覚えてない。
なのに王家の立場として頑張っておられるリューク様を見て、私は──
リューク様を助けたいと、心から思うようになっていた。
だから私は勉強した。
礼儀作法やマナーはもちろん、政治や歴史、薬草学、戦略や戦術に至るまで、ありとあらゆることを網羅した。
リューク様のお力になりたいと、心から思えたから。
それからずっと、陰ながらリューク様を支えてきた。大したことなんてしていないけれど。
ほんの少しだけでも、王子様の力になれたらと思ったから。
だけど当然、私が入り込む余地なんてなくて。
その後にあった交流会や舞踏会でも、我先にと群がる人を掻き分けて会いに行けるわけもなかった。
だから私は、私のやり方で。王子様を遠くから見守ることに決めたのだ──
過去の決意を思い返していると、気づけば私はリューク様に引き寄せられていた。
彼の体温に、そばで感じる息遣いに、君だけが欲しいという言葉に、私の鼓動は爆発しそうになっている。
「おやめください、王子殿下……」
私の言葉に、リューク様は少しの沈黙をつくった。その目は真剣で、なにもかもを賭けるような覚悟が伝わってくる。
「アリエル、君が欲しい。君以外の誰も──もう考えられないんだ。」
その言葉に滲む、切実さ。一体、どうしてそんなに必死になっているの?
抱きしめる手を私は振りほどこうとしたけれど、王子の腕は離れなかった。むしろ、強く引き寄せられ、胸元に抱きしめられる。
「簡単にこの手を振りほどけると思うなよ」
リューク様は低い声で言った。耳元で響くその声に、私の全身が震える。
普段は周りが驚くほどクールだと評判の王子様が、今は逆に驚くほどの熱い言葉を迸らさせていて。私の体まで熱くなってしまいそう。
だけど理性が叫ぶ。私程度の者が懸想することすら、許されないお方なのだと。
「王子殿下、このようなこと……」
ましてや触れ合うなど、本来はあってはならないこと。
離れなければ。
わかっている、拒否しなければならないと。
私は懇願するようにリューク様へと視線を上げる。
「このようなことが、許されるはず──」
けれど、言葉は王子の唇に遮られた。深く甘いキスが私を包み込んで、唇が触れた瞬間、すべてを忘れそうになる。王子の熱が伝わり、心の奥から湧き上がる情熱を感じた。
そのキスは激しく、でも優しく、私の心を揺さぶり続ける。息を呑み、私は王子の肩に手をかけた。
突き放そうとしても、彼はまた迫って私の唇を奪う。
どうして?
こんなこと、許されるはずがないのに。
私の目から、するりと涙がこぼれ落ちる。
「君がどんなに拒絶しようとも、僕は君を手に入れる」
断言するようなリューク様の言葉。
私はリューク様が国政に携わるようになってから、王宮の政治、財政、軍事——王子が手がけるあらゆる改革を研究し、こっそり支援をしていた。
王国の財政改革の際には、新たな交易ルートの案を匿名で送り。
騎士団の軍制改革では、兵士の待遇改善の必要性を報告し。
宮廷内の腐敗を防ぐために、陰で情報を集めて王子に届けた。
「俺には支えてくれる人がいた。そしてそれは一体誰なのか……俺はずっと知りたかった」
王子が計画を立てるたびに、不思議と〝補強するような助言〟が届くことに気づいたのだろう。
けれど、まさかその相手が私だとは思わなかったはず。
だって私は、王子に気づかれぬよう、ただ支え続けるだけのつもりだったから。
なのになぜ今、王子様は私の名を呼び、手に入れるなんて言うのか。
私は表舞台になど立ってはいけない女。身分違いも甚だしい。
「私では、ございません……っ」
バレてはいけないと先に否定を告げた私に、王子様は目を細めた。
「いいや、君だよアリエル。ようやく……見つけたんだ。俺を支えてくれていた、たった一人の人を」
私はある種の恐怖に襲われた。
だって、相手はこの国の王子様。私を見つけ出して、どうするつもりなの……?
確信を持った表情のリューク様を、私は見上げる。きっと、とても情けなくなっている顔で。
「どうして、それを……」
震える声で問う私を、リューク様はまっすぐ見つめていた。
「俺に手を差し伸べる者などいないと思っていた。周囲は私利私欲にまみれた者たちばかりだったからな」
王子の声は静かで、少し寂しそうで。けれどその後すぐ、瞳が輝きを見せた。
「でも、君だけは違った。俺のそばにはいないのに、陰で俺の進む道を照らし続けてくれた」
優しく私を包み込んでいたリューク様の腕に、力が込められるのを感じた。私の中からなにかが溢れそうになり、押し留める。
「最初は、ただ偶然かと思ったんだ。難航するはずの交渉が、なぜかすんなりと進んだり、問題視される前に情報がもたらされたり……。でも、それが何度も続けば、気づかないわけにはいかない」
「そ、それは……」
否定しようとする言葉は、唇に触れた指先に塞がれた。
「二年前、僕に愛を告げてくれたのは君だろう」
私はその言葉に、今までにないくらい耳まで熱くなっていく。
二年前の二十歳の時のこと。
こっそりと支え続けてきた私は、遠くからリューク様を見つめていた。
その年、リューク様は国のために大きな決断をしなければなからなかった。
貴族の反乱が起きてしまったから。
リューク様は改革を進めていて、民衆の負担を軽くしようと減税をご決断された。
国民の生活を良くするためにこの改革。だけど、貴族たちは税金が安くなることで、自分たちの収入が減ることを恐れたのだ。
国民の幸福を最優先に考えていたリューク様は、改革が一時的に貴族たちにとって不利益をもたらすことは承知の上で、施行した。長期的には国全体の繁栄につながる政策を掲げて。
葛藤は、当然お有りだったと思う。
国民のためとはいえ、貴族を蔑ろにすると思われても仕方のない行為だったから。
結果、貴族の反乱が起きたけれど、リューク様は見事それを鎮圧された。
反乱を起こした貴族たちに対して、厳しい措置を取られたリューク様。
親しい者でも切り捨てなければならなかったことは、本当におつらかったに違いない。
私はこの時、リューク様が抱える重責や矛盾に心を痛めつつも、その決断を下す強さに心を打たれた。
そして彼をずっと支え続けたいという思いが強固になり、それは恋心なのだと気づいた瞬間でもあった。
強くてまっすぐな人を。
国を、民を思い、行動し続ける人を。
私は、愛してしまっていた。
どうにもならない相手だと、わかっていながら。
そして私はなにを血迷ったのか、リューク様にラブレターを書いてしまったのだ。
最後にイニシャルを添えて。
もちろん、出すつもりなんてなかった。ただ日記のように、想いを書き連ねたかっただけだったから。
けど、机の上に置かれたラブレターは、いつの間にか消えていて。
使用人が気を利かせて出してくれていたと知って、消え入りたくなっていた。
けどよく考えれば、王子様は色んなご令嬢からの熱いメッセージなどもらい慣れているに違いないから。
私のラブレターなんて、気にも止めていないだろうと気づいた。
イニシャルしか書いていなかったし、絶対にバレないと思っていたのに。
「どうして、私だと……」
首をすくめる私に、リューク様は優しく笑った。
「君の字は見覚えがある。何度も有用な手紙を送っていてくれたからな」
「字体は変えていたはずですが……」
「細かい癖は、変えられないさ」
まさか、いつも送っていた手紙とあのラブレターが同一人物だと見抜かれていたなんて。
恥ずかしさが込み上げるけれど、まだ疑問は残る。
「でも……どうして手紙の主が私だと気づいたのですか?」
私の問いにリューク様はふっと笑って、一枚のハンカチーフを取り出した。
それはいつか、リューク様が倒れられた時に使ったものだ。
まさかという思いが、私の鼓動を早めていく。ドクンドクンと波打つ胸。なにを言われるのかと、手が震えた。
「十年前、俺が倒れた時に、このハンカチーフを使ってくれただろう。刺繍されていたイニシャルと同じだった。偶然とは言えない確率だろう?」
息が詰まりそうになる。
ハンカチーフのイニシャルと、ラブレターのイニシャルが一致した。
たったそれだけのことで、リューク様は私のことだと断定されたのだ。
「まさか……それで?」
「当時のゲストの記録と照らし合わせれば、すぐに君の名前と家柄はわかる」
リューク様の目が細められ、微かに笑みを含む。
私の名前を……知ってくれていた。それだけで私の胸は、きゅうと軋むように鳴く。
「……ずるいよな。ずっと俺を支えてくれていたのに、君は俺の前に姿を見せようとしなかった。だから、俺が探し出したんだ」
彼の指が、私の頬に触れた。
触れられた箇所が熱く感じる。
いいえ、熱くなっているのは、私の目頭?
「見つけた今、もう手放しはしない」
胸が強く鳴った。
嬉しい。でも怖い。
好きな人に手放さないと言われて、嬉しくないわけはなかった。
だけど、でも──
「君は、他の誰にもできないことを俺にしてくれた。陰で俺を見守り、支えてくれた。誰からのものともわからぬ手紙に、俺は強く惹かれていた」
リューク様の声は、少し震えていた。その振動に、私の胸は締めつけられるような感覚が走り抜ける。
「匿名で送られ続けた手紙は、ただの情報などではなかった。俺をありのままに受け入れ、励まし続けてくれた。俺が、君にどれだけ救われたと思っている?」
まさか、私の手紙が。
こんなにも、リューク様の心を打っていただなんて。
喜びなのか、なんなのか。目に熱いものがこみ上げてくる。
「そばにいてくれ。今度は、俺の目の届くところで」
王子の言葉はまっすぐで、揺るぎない。
私は。
この手を取るべきなのか、それとも──
答えを出す前に、リューク様が私の手をとった。
指先がリューク様の唇に触れ、ちゅっと音を立てている。
温かくて、優しくて。
ダメになりそうな自分が恥ずかしくて、怖い。
「王子殿下……っ」
「リュークと呼んでくれ」
「リューク様……私はただの伯爵令嬢です。こんなこと、許されるわけが──」
「問題ない。すでに君の有能さを説いている。周りも誰も咎めてはいないだろう?」
そう言われて見てみると、舞踏会場に参加している面々は温かい目で私たちを見ていた。
ずっと見られていたことにようやく気づいて、私の耳は熱くなる。
「でも、私が勝手に懸想していただけですのに……」
「実は君を好きになったのは、俺の方が先なんだ」
「……え?」
意味がわからず首を傾げながら見上げると、リューク様は少し恥ずかしそうに笑った。
「実はあの日、俺が倒れたのは……君に一目惚れしたからなんだ、アリエル」
「ひと……めぼれ……?」
一目惚れという言葉は知っていても、唐突のことに理解が追いつかない。
ポカンと見上げる私に、リューク様は続けた。
「ああ。凛然とした雰囲気と憂いの瞳に、俺はもう一目で参ってしまっていた。一週間寝込むほどにな」
「いえ、それはただの風邪では」
「俺の恋心を否定してくれるな。惚れていなければ、十年もこのハンカチーフを大事に持っていたりはしない」
冷静と呼ばれるリューク様の照れた表情は、私の心を優しく温める。
一目惚れなんてことが本当にあるのだと、身体中が甘く痺れていく。
「手紙の主がアリエルで、このハンカチーフの君と同一人物だとわかった時、どれだけの喜びが走ったと思っている? 運命だと思った。もう好きな気持ちは止められない」
ストレートに告白された私の胸は、ぱんぱんになりそうなくらい、いっぱいになって。
私は溢れる心を、もう我慢することはできなかった。
「リューク様……私はずっと、あなたのことを応援していました。そしてお役に立ちたいと願っているうちに……いつの間にか好きになっていました……!」
「知っている。熱いラブレターをもらっているからな」
リューク様はふっと笑って、胸ポケットからペラリと封書を取り出した。
私が書いた、二年前のラブレター。
まさかいつも持ち歩いているのかと思うと、顔から火が噴き出しそうになる。
「それはもう、捨ててくださいませっ」
「いやだ。こんな熱い告白をされて、二年も耐えていた俺の気持ちがわかるか? アリエルと結婚するための根回しに、苦労したのだぞ」
リューク様の言葉にハッとする。手紙の主が私だとわかっていながら、なぜラブレターから二年もの間なにも言われなかったのか。私はようやく気づいた。
伯爵令嬢である私を周りに認めさせるために、リューク様はずっと動いていたのだと。
「リューク様……」
「俺と結婚して欲しい。いいな、アリエル」
懇願のような断定に、私が逆らえるわけもない。
だって、私が密かに望んだ結末がまさに今、叶おうとしているのだから。
「はい……。私も、本当はずっと……リューク様の隣りでお支えしたいと思っておりました……!」
「アリエル!」
リューク様は私の名を呼び、強く抱きしめてくれた。
その力の強さで、彼の思いが私に伝わる。心に流れ込んでくる。
「愛してる。もう絶対に離さない」
「リュー……ッ」
私は愛する人の名を呼ぶ前に。
その唇で、声を塞がれてしまったのだった──。
それから私たちは、驚くほどの早さで結婚をした。
朝は、リューク様の一声から始まる。
「おはよう、俺の愛しい人」
それは毎日の目覚ましの挨拶。真っ先に私を抱き寄せると耳に唇をつけ、愛を囁いてくれる。
食事の時間は必ず私の手を握り、食べ物を一口ずつ食べさせてくれて。自分で食べられると言っても、今まで支えてくれたお礼だからと譲ってくれない。
「美味しいか? 君が幸せなら、俺も幸せだ」
そう言って微笑む王子の顔を見るだけで、私の心はいつも温かく満たされる。
夜、寝る前は必ず私を抱きしめて。
「愛してる。ずっと離さない」
私はリューク様の言葉を身体中で感じて、幸せで満ち足りた。
この先、いかなる大変なことがあっても、私たちはお互いを支え合って生きていける。
私はそう、確信を持っている。
だってずっとずっと、リューク様のおそばにいられるのだから。
陰で支えずとも、堂々と一緒にいられるのだから。
「君を抱きしめてもいいか?」
今はもうその問いに、私はイエスとしか答えない。
この先もずっと、ずっと──
風邪だと思っていた王子様の恋心。
どうやらそれは、本物だったようです。
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