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序章 その6

ちょっと短め。

翌日、流石に4日も経って、王国の土台すら作っていない、というのはまずかったので、今日は王国づくりに専念しようと思い、俺、拓斗は初日に切り開いた扇型の空き地の真ん中あたりに立っていた。

「、、まずは壁。」そう言い、次に「SARA、《大地創造》セット」《、、完了》と言うと、俺はその場に屈み大地に手を付く。するとみるみるうちに(そび)え立つような城壁が出来上がっていった。「ゔゔん、、予想してはいたが結構魔力量を持っていかれるな、、なんかこう、痛みとかはないんだが、、」そう言いながら、立って手をわきわきと動かしていると、「うおおお」と、声を上げながら入ってくる男二人の姿が視界に入った。(えーっと、確か、岩原太一と、、なんだ、翔太じゃあないか)そう思いながら近づいてくる二人に今日初めての「おはよう」を言う。「ああ、おはようございます」「おはようございます!」という翔太の丁寧な挨拶と、太一の元気な会釈に密かに笑いを漏らしながら、「そうだ、家造り、手伝ってくれないか」と二人に尋ねる。「合点承知です!」「拓斗さんが言うなら」、と二人とも口々に快諾してくれた。(、、流石に手刀で木材切り分けろとかは無茶だもんなぁ、、)拓斗「そうだ、ナイフや斧は佐藤くんに作ってもらおう。出来上がったものを持ってくるから、それまでは、、そうだな、街の構想でも考えておいてくれ。」「「わかりました」!」。


「おーい、佐藤くん。」。どうやら彼はかなり早起きのようだ。「、、ん、なんですか」、とりわけ驚いた様子もなく、ただ静かに応える彼は、佐藤健太。先日も言ったが、彼のステータスには、錬金術がある。「ちょっとここら一帯を開拓したりしたいので、ナイフや斧をなるだけ作ってくれないか?」「んー、わかりました。頑張ります。」「ありがとう」「はい、、じゃ向こうで作ってくるので、呼んだら来てください。」「わかった、ありがとう」。その言葉を聞いた様子もなく、賢太は家の出入り口を出て右にある山の麓へと消えて行った。「、、翔太にでも頼むか」そして、伝え終わり、少々手持ち無沙汰になってきた時。(、、さて、俺も()()を進めなくちゃな。)そう思い、拓斗は山とは反対の方向へと姿を消していった。

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