序章 その3
主人公以外ほとんど戦っていない現状(´;ω;`)
目をあけると、そこは薄暗い森の中だった。
(、、!後ろから足音!)。そう思った瞬間、俺は近くの茂みに隠れた。すると、獣道から耳の長い、焦げ茶の髪を持った何者かが姿を表した。そして彼女が歩みを止めると、彼女の前にどんよりとした漆黒が固まってできたようなローブを纏った何かが浮かび上がった。(、、!?さっきまでいなかったぞ!?)、そう、ついさっきまではそこに何もいなかったのだ。拓斗が驚いていると、「、、、どうだ。見つけられたか?」(、、、喋った!)。黒いローブから、しわがれた老人のような、それでいて余裕を感じさせるような、そんな声が聞こえてきた。「スマンが、まだだ。だが、一部地方に向けた雑魚の軍隊の中の一つから連絡が届かなくなった。其処にいると見ていいだろう。」「、、、ぞゔが。な゙ら゙い゙い゙。ダリヤ、、」(会話している、、、ダリヤ、、あいつはそういう名前なのか)そう拓斗が思考を働かせていると、視界が暗転し、、紅蓮華の咲き誇る花畑が視界に写った。そして、今度は真紅のつば広帽子、そして同じ真紅のワンピースに身を包んだ彼女がいた。「、、見れた?」ああ、と言おうとするが、やはり声が出ない。しかし彼女には伝わったようだ。「そう、ならいいわ。、、、あれは、いえ、あの子はまだ間に合う。今からでも遅くない。どうか、、あの子を救ってあげて。、、じき、寝ている子たちも目覚めるでしょうから。それに、あなた一昨日の戦いで強くなったようだし」そう彼女は言い、拓斗の胸に掌を押し当てた。「、、、あら、もうちょっと話してたかったけど、、、時間だね、さよなら」そう彼女が言ったかと思うとま瞼がどんどん重くなってゆく。全身すらも押し潰すつもりなのかと思うほどの重みに、拓斗の視界は閉ざされた。
瑛斗「、、い、おーい、おーきーろー」拓斗「ん゙ん゙ん゙、、おはよう」瑛斗「お前以外の寝てるやつは全員起きたぞー」「、、ああ、わかった、、というか、いつの間に家作ったんだな」翔太「ああ、はい。あなたが倒れたあとに」「そうか、、じゃ、まずは土台と壁作りだな」「あ、そういや王国作るんだっけ」「そういえばそうでしたね」「、、ステータス開示」、、これはただの直感だ。
Lv.UP! New status!!
55,Lv ステータス傾向:暗殺者
膂力:2001 防御力:2204
俊敏:1436 魔力:2032
跳躍:1002 魔力量:1502
《魔法》
フリーダム・フロウシィ
枠数”5”
魔力量の消費【20~100/min】
new!
《スキル》
戦士の性
敵と認識した者(生物)を討伐(または殺害)したとき、5分間全ステータスに超バフ(加算型)
___________________________________
装備・衣服
(省略)
「、、、確かに強くなってる」「ん?確かに、とは?」
拓斗は思わず、口元を押さえた。(、、俺は、一体何を言っているんだろう)。
「、、何でもない。気にするな」「、、はい」
瑛斗「おーい、今日起きた奴らを紹介するぜー」「、、ああ」「俺は先に出るぞー」「わかった」
瑛斗「おーい、紹介するぜーっ我らがリーダー、橋本 拓斗だー!!」(お前よくそんな大声が出せるなぁ)。テントから出るなり、瑛斗はかなりの大音量で俺の名前を言う。瑛斗の大声に反し、みんなに聞こえる程度の声で、「よろしくねー」と言う。
瑛斗「じゃ、自己紹介してもらうぞー」「「「「「「はーい」」」」」」
顎にモジャ髭をはやした男性が、「じゃあ、俺から行きます」と言う。「「「「「OK〜」」」」」
「羽柴 ヒデモト、20歳です。ステータスは、、ステータス開示、、
34,Lv ステータス傾向:超力型
膂力:4502 防御力:634
俊敏:1003 魔力:150
跳躍:850 魔力量:550
《魔法》
・アベレージ ステータス
詠唱=無し
10分間、ステータスを一律”1500”にする。10分間数値が変わることはない。
魔力量の消費【500/min】
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装備・衣服
(省略)
、、、以上です」瑛斗「はーい、みんな拍手ー」ぱちぱちぱちぱちぱち、、と、拍手が一通りやんだところで、「じゃ、次ワタシー」、と女性が声を上げた。瑛斗「うん、よろしく」「えーと、、石井 恵、22です。ステータスは、、ステータス開示、、
41,Lv ステータス傾向:速度型
膂力:1253 防御力:3240
俊敏:3251 魔力:0
跳躍:1078 魔力量:23
《魔法》
無し
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装備・衣服
(省略)
、、以上でーす」
パチパチパチパチ、、と、言う感じで自己紹介は進んでいき、、、その日は平和に一日を過ごした。
コツ、コツ、コツ、、と言う足音で拓斗は目を覚ました。(夜中、、、敵か)もし敵だったとき、先制攻撃を仕掛けられないように、声に出さずにつぶやいた。小声で「セット、思考完結」《、、、完了》この音声は俺にしか聞こえないはずだ。(セット、怪力、無音、暗視)《、、完了》音声が鳴り終わったとき、俺は静かに家を出た。(、、いない)「、、ググゥ」「!?、、あれは、、この前逃しちまった奴か!」、そうう言い終わる前に、俺は走り出していた。瞬きする間もなく、オーガの目の前に到達する。「くたばれっ!」と言い、渾身の右ストレートを入れる。そして俺は一瞬後、驚愕することになる。粉砕。オーガの顔面は跡も残さず砕け散った。「、、、幻覚か!」。拓斗の一番嫌いな類の攻撃に戸惑いと憤りを感じつつも、思考を働かせる。(、、無音と怪力1をリセット)。《、、完了》。そう、拓斗は昨日設定した〈怪力〉を解除していなかった。(セット、真実の眼)《、、完了》。”真実の眼”、、幻覚系の魔法を無効化させる。その効果を前提として設定したが、、(いない、また)しかし、オーガは姿を表さない。そのとき、赤い光が漆黒の空に弧を描いた。(照明弾、、?、、しまった!)そう、彼の設定した〈暗視〉は視界を明るくする程度の効果だった。その状態で、光源がまともに見れるはずがない。「パァァン」その音と共に、拓斗の視界はまばゆい光に閉ざされた。
言葉選びがとにかくムズい。( ノд`)
割りと深夜のテンションで書いてる