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吾輩は、迷宮のボスである、名前はまだ無い。
絶賛募集中である。
この深海迷宮を守護する事が、吾輩の仕事である。
…正直暇である。
ぶっちゃけ、こんな深海に誰も来ないのである、吾輩の存在理由とは…。
暇なので、魔物達と話でもしてみようかと思ったが、え?何こいつ等、ブツブツと訳の分からない事を、しゃべり続けてるのである。
怖いのである。
…何か、魔物達が吾輩を崇め始めたのである。
やめて?
違います、魔物違いです、吾輩クトゥ何とかじゃ無いです、ただのタコです。
そんなに似てるのであろうか?
もう諦めたのである、好きに崇めればいいのである。
吾輩は引きこもるのである。
…何か変なのが来たのである。
人間?と、犬?が来たのである。
は、初めての、外からの来客である。
どうしよう?ぶっちゃけ、暇すぎて守護とかもう、どうでも良いのである。
何やら人間?は虚空に話しかけているのである。
…誰かと話してるのか?
聞き間違いか?タコ料理の話をしている様な…。
え?吾輩食べられちゃうの?嘘でしょ?
初めての来客が、捕食目的で来るとか悲しくない?
うん、きっと聞き間違いだ。
危ないなぁ、剣が飛んで来た、まぁ、吾輩の表面は粘膜で覆われているので、切れないから大丈夫だけど。
…正直ドキドキしたのは内緒だ。
なんか、上から圧力がかかったけど何だったのかな?
まだかな、まだ話終わらないのかな…。
早く話してみたいな。
あれ?また剣がこっちに向かって来た。
やれやれ、学習しない剣であるな、吾輩には効かないのであっ スパッ




