表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ナチスの手口に学んではどうかね?

作者: HasumiChouji

「あの、総理、就任から、そろそろ3ヶ月ですよ……」

「それがどうした?」

「国会を開けって、野党もマスコミも五月蝿いんですけど、どうします?」

「無視しろ」

「いや、でも、所信表明演説をやらないと、総理がどう云う政策をしたいのか、さっぱり判らないって言われてるんですけど……」

「所信表明演説なら、俺が総理になった時の特別国会でやっただろ」

「参院・衆院合わせて、たった、一〇分のね」

「長けりゃいいって、問題じゃね〜だろ」

「でも、問題は山積みですよ。総理に就任されてから、超弩級の台風が5つも上陸して、震度6以上の地震が7回。アメリカ・中国・台湾・ロシア・韓国・インド・東南アジア諸国・中東諸国・アフリカ諸国、全部、外交関係は悪化」

「いい加減にしろ。俺が官房長官だった頃、国会対応のストレスで、どれだけ髪が抜けたと思ってるんだ?」

「どっちみち、一ヶ月半後には通常国会ですよ。準備はしてますか?」

「だから、国会なんか出たくねぇって言ってるだろ」

「でも、どう足掻いても、通常国会は始まりますよ」

「畜生、どうすりゃいいんだ……。折角、苦労して総理になったのに、ちっとも楽出来ねぇって、どう云う事だよ?……何とか、国会を開かずに済む方法は……あ、そうだ。国会議事堂を爆破して、その罪を適当な野党に擦り付けろ。国会議事堂が無ければ、国会を開く事は出来ねぇだろ」

「はぁ?」

「俺の何代か前に総理だったあのボケ老人が言ってただろ、『ナチスの手口に学んではどうかね?』って」

「……い……いや、そう云う意味でしたっけ?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ