2,キャロルの姉シェリー
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⚠シェリー視点
ああ、王宮って、退屈。
道に迷っただけなのに、なぜか孤児院に入れられてからもう8年。あれから4年で冒険者になったけど、私が水を操っただけで、王様になぜか気に入られてさ。
王様が言うに、私の能力はすごく珍しいらしい。王様は火を操れるらしいけど、普段は滅多に使わない。
薄っすらと残っている記憶には、キャロルっていう名前とパパが死んじゃう!っていう危機感だけ。
そして、私の持ってたペンダント。ペンダントを押すと写真が映し出されるようになってる。
私と、私にそっくりで、目の色が若草色の女の子と(私はクリアブルー)、知らない男の子。女の子とすごく中が良さそう。それと、私のパパとママだと思われる人と、知らないおばさん。背景は、どこかの原っぱ。
王宮の窓からふと目を外に向けると、私にそっくりな女の子が!
キャロルっていう女の子かな?
男の子と一緒にいるし。しかもその子は写真の子とすっごく似てる。
その女の子は手を出すと、手のひらの上で光の玉が出る。
私の目が大きくなるのが自分でわかった。
置き手紙を書くと、シェリーは部屋を飛び出した。
『王宮の方々、私は新しい人生を歩むことにしました。どうかお気になさらず。』
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