三日間の一日目 1
一日目
『まず、時間割りを考えるか』
行き成りだか、時間割りを考えよう。
今のうちに決めとかないと、夏休みの宿題のように最後の一日までずっと遊んどくとか寝て過ごしてしまう気がする。
-報告- それはいいですけど、どんな感じにですか?
『いや、前の人生で、効率的にやらなかった結果人生のどん底に落ちてしまったからね(結局橋から落ちたけど)、それを踏まえて、これからの神生では効率的にやって行こうっと思って』
-報告- "神生"って、これからたっぷり時間がありますよ、それも億とか兆それこそ無量大数まで、そんな調子じゃ1兆年位から精神が死んでしまいますよ。
『え、ちょちょっとまって、神生ってそんなにあるの?』
-報告- そりゃ、"宇宙空間"と同化してますから。
・・・・え、え、マジで、"空間"と同化ってマジで
そりゃ、この"宇宙"の主って聞いたけど、王様みたいなものじゃないの・・・
-報告- もっと言いますと、宇宙=ブロルスの体と捉えて構いません。
宇宙そのモノが俺の体になちゃってるぅーー
もし顔が在ったら、目ン玉飛び出ていただろう
『はぁ、ならどうするか、時間割りを決めようって考えたら神生たっぷりと、能力の確認をするにしても、3日後以降しかできない・・・?けど、それでも人生振り返っても、社畜の借金マンの記憶しかないぞ』
いや、決めとくことあったじゃん。
『星とか創った後、生物とかどうする?』
-報告- 形状の問題ですか?それとも、生物の"進化"の方向性ですか?
『両方、形状は創った後でサンプルを創りながら考えるとしても、どんな風に"進化"させていくか』
手がハサミみたいな菌類の生物とか、月に住んでる槍使い見たいな宇宙的恐怖も創ってみたい。
『あ、ステータスってどうするんだ?搭載できるのか?』
-報告- あ、それはできませんよ、アレは"管理者"や"創造者"以外閲覧できないものですから。
『え、そうなの?意外だな、自分達が許可したら、生物でも一部位なら閲覧できると思ったのに』
-報告- 自分でも不思議に思ったのですけど、"記憶"自体無いもので確認の仕様がなんのですよ。
そうだった、"継承"が失敗したとか何とか言ってたな。
『その"継承"って何なんだ?、確か神様だったとか言ってたよな、ネルは』
-報告- "創生の神珠"の中にいたのは確かに神が居りました。ですが、色々と"魂"が朽ち果てていたのが原因だと思われます。後これはほぼ、憶測ですので。
いや、憶測で其処まで察せられるだけでもすごいって。