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あ1  作者:
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崩壊

「ロキだああああああああ!」

眼下から叫び狂う声が聞こえる。


誰かが叫んだのだ。そして、ロキがきたのだ。


未だに神具は揃わず、トール、バルドル、フレイヤ、そしてあるまじことにオーディンがいない。


はるか上空には、もう既にラグナロクの訪れを告げている。

寒波、暖波が交互に押し寄せ、ユグドラシルは輝きを失い、神々が次々と死んでいく。

最初から仕組まれていたのだ。

神々はもうちょっと急がねばならなかった。

5つの神具が散りじりになった時に、目を赤くして捜さなければならなかった。

だが、それらは全て結果論で、当時はみなが慢心していたことに変わりはない。


目の前に現れた巨人の首を跳ね飛ばしながら、ヘイムダルはそう思っていた。


「今更ロキがどうした」

と呟いて、巨人をなぎ倒していく。

その分、死体が消え、新たな巨人が大地から這い出てくる。


そして、ふいにころんだ。

死にかけの巨人に足を鷲掴みにされたのだと気づいたときにはもう遅く、どこからともなく現れたロキに、右手の神具を回収されていた。


そのまま目を閉じた。


その瞬間、後方の虹の橋がバランスを失い、崩壊した。


神々が死んでいく中、『霧の巨人』たちの進軍は続く。



___ヴァルハラ___


オーディンは戻るなり、グングニルを捨てたことを悔やんだ。

まさか、ここまで押し込まれているとは。

挙げ句の果てに、神々が負けている。


頃合いか、と思い、オーディンは詠唱の準備を始めた。


もう、この地は助からないのだ。

出来るだけ多くの神々を、崩壊から救わねばならない。

それが、頂点に立つものとしての最期のさだめなのだ。


しばらくして、門が開かれた。

救済の門が。

ふと、トールはどうしているのだろうか、とかつての友を案じたが、もういない。

死んだのだ。

結局神々の集結はままならず、世界の崩壊が始まる。


オーディンは素手のまま、庭に出た。

そして、空を見上げた。


「来たな」

と呟いて、空を仰いだ。


よくよく考えてみれば、虹の橋に巨人達が押し寄せているのに、この宮殿まで辿り着いて、ラグナロクを避けられることなどないのだ。

それはオーディンの、使命を果たしたい、という欲望に過ぎず、開かれた門は虚しくも閉じられた。


全滅。

そう分かった。


虹の橋が落ちて、巨人が宮殿へ押し込んでくる。

ロキを先頭にし、傍にフェンリルがいる。


オーディンはその群れに身を投じて、守護の魔法を自らにかけた。

そして魔力を力に戦い始めた。


こいつらが死なないことは分かっている。

が、せめてロキのもとまで辿り着かなければならない。


幾億もの武器がオーディンを斬るが、それらは通用しない。

また、オーディンの魔力も消耗を始めていた。


「あわれですね」

とロキがつぶやく。


「もう降参すると?」


オーディンは間髪入れず、答えた。

だが、周りの巨人にかき消される。


ロキが手を振り上げると、たちまち巨人は消えた。

霧となって消えた。


「幻影だったのか?」


「そうです。あなたが考案したたぶらかし(セイズ)の呪文が、皮肉にもあなたを滅ぼす結果となった」


オーディンは首を横に振った。


「ようやくお気づきに」


「あなたはご自分の慢心が過ぎた。傲慢で貪欲な王。いつしかその王は権力を欲しがるようになった」

ロキが剣を振り上げる。


「その王は......もとよりこの地に住まう、我々巨人族を根絶やしにした。そして、自らを唯一絶対とし、頂点に君臨した」

ロキが息を吸った


傍のフェンリルが涎を垂らしている。

オーディンに反論はできなかった。


「しかし、今気づかれた。あなたは一人では無い。そう、頂点に立つものは、常に周りにも迷惑をかけているのだ。先ほどの言葉、訂正しましょう」


「あなたが考案したたぶらかし(セイズ)の呪文が、皮肉にもあなたを滅ぼす結果となった。そして」

ロキが剣を振り下ろした。

それを合図に、フェンリルがオーディンの首をちぎった。

既にオーディンの魔力は尽きていたのだ。


「そして、罪もない神々も、あなたのせいで死んだのだ」


ロキはオーディンの胴体を蹴った。

そして、悠々とその場を立ち去る。


「ふふっ、きまりましたねぇ」

と呟いたが最後、ロキとフェンリルを乗せたヴァルハラの宮殿が文字通り落ちた。

非常に面倒くさくなってきました。

次回作の都合で、今作はもう異界編だけで終わりにします。

現実世界の方はきっと次回作でちょこっと補足があるでしょう。

最後のヴァルハラが落ちた、のオチが適当だと思われた方、これは伏線になります。


※挨拶は省略させていただきます。


例により次回作の方も某サイトで評価していただきましたが、その話をさせていただきます。

いつも通りな評価(クソくらえ)を頂いた訳ですが、その一つにお前おっさんだろっていうものがありまして、それを真摯に受け止めた作者はポーカーフェイスを気取りながら今こうして書いています。

汗だらだらです。


まあ成りすますなら幼女とかそう言う世界に入っちゃうと思うんですよね。

もちろん二年間ネットに浸された人間なのでショタコンと言うワードも知ってます。

そんなことはおいといて、もうちょっと中学生らしい発言をしたほうがいいのかなと。

いまこの状況でもだいぶ無理をした敬語を使っているので、もう装うのはやめようかなと、しかし敬語にも色々種類はありますが、何にしろそれは社会で生きていく上での最低限のマナーだと言う心得はありますので。

つーか敬語やめたらどうとか、そう言う問題じゃなくて、作者の内面がオッサンなんでしょーね......。


と言うわけで長々となりました。

もうすぐテストなので更新遅れます。

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