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二十六話:追跡劇

ほぁぁぁーーん(棒)

アーオレネタギレニナッチマッタヨー(棒)


もうネタギレよ!

違う...まだネタ切れなんかじゃ無い...。

___無の空間・中層___


「な...なんだ!気持ちが悪い!」

 ロキが叫んだ。


「『蝕みポイズン』」がとけたか。その感想はいかにもお前らしい」

 女の声がした。

 

 聞き覚えのある声...。だが、床に落ちたレーヴァテインを拾い上げる。右手が自由になっていた。


「シンモラ...!」

「シンモラ...。」

 二人が叫んだのが同時だった。

 シンモラが、立っていた。

 いつの間に手にしたのか、鉄槌を支えにして。

 

 ありえないことだった...。死んだのに、何故?

 そして、治らないと言われた右腕が自由にうごかせるのは、何故?

 聞きたいことが山ほどあったが、流石に時と場合をわきまえなければならない、と思い直し、前を見据える。

 

「まだ生きていたのか」

 と、ロキ


「当たり前だ」

 と、シンモラ


「フン、お前ではない!そいつだ」

 ロキが吐き捨てるように言った。

 

 バルドルの包帯が一部分外れていた。

 外れた個所から絶えず弱弱しい光が漏れだしている。が、意識がない。


(彼を死なすんじゃない)

 脳内に直接響き渡る声に動揺したものの、それすらも疑問に捉えている暇はない。

 見ると、レーヴァテインの発光がおさまっていた。

 落とした片手剣ショートソードを手に取る。


「2、いや、3対1...」

 ロキがたじろぐ。


 シンモラがすかさず鉄槌を振り上げ、飛び込んだ。

 その刹那


「『痺れよフリッチ』」

 と叫ばれた。


 ロキが放った呪文が光となり、シンモラにふりかかる。

 一瞬、時が止まったかのように見えた。

 シンモラの体は静止し、1秒後に落ちた。

 状況を読み取って、あわててシンモラからロキへと目を移すと、そこには誰もいなかった。

 使用済みの魔方陣だけが、残っていた。


「逃げ、られた」

 かすれる声がする。

 声の主はバルドルだった。


「喋るな!」

 シンモラが取り乱した。

 鉄槌を投げ捨て、走ってくる。

 ボッサもそれに続いた。


「く聞ん...お、眠る。そ、の前に」

 一呼吸置き、続けた。

「よーーく、聞け...。俺はいま、から眠る。そ、の前にお前、たちに」


 こういう時、邪魔をしてはいけない。

 三人の息遣いが聞こえるくらい、静まり返った。

 いつの間に来たのか、フギンも耳を傾けている。


「残りは、ヘルのファヴニールが。邪龍ファヴ、ニールが!」

 終わった。


 そこで終わった。

 息遣いが一つ減った。

 彼の体から発せられる光が薄れ、消えた。

 消えた後、光はツタにかわり、彼の体を包み込んでいく......。


「死んだ」

 シンモラが言った。

 シンモラは膝をつき、立ち上がった。

 鉄槌を拾い、しまう。


「行くぞ」

 返事がない。

「行くぞ!」

 黙っていると、腕を引っ張られた。


「みんないつかは死ぬ!お前もここで死にたいのか!ラグナロクは、近いぞ」

 シンモラが言った。


 分かっている...。分かっているのだ。

 だが、今はそっとしておいてほしかった。

 整理したかった。目の前で神が死んだことに。

 二人の命を救い、ついでに敵の命も救い。

 ...。


 やはり、フギンが先頭になり、ボッサ、シンモラと続いて歩く。

 このカラスの場合は飛んでいるのだが、まあ問題ではない。

 

 入り組んだ通路を歩いていく。

 ふと、薄暗くなっていくことに気付いた。

 先ほどまでの、立てかけてあったロウソクの火が消えている。ロウソク自体がないのだ。

 ふいに、前から光が照ってきた。

 不気味な七色の光だった......。

 直射するのもおぞましいほど強烈なオーラを発しているのは、一本の樹だった。


「ユグドラシル、...の根元だ」

 シンモラが言った。

 

 シンモラのほうも違和感を感じ取っているのだろうか、声が曇っている。いや、まだ『生き返った』ばかりだからか。

 どちらにせよ、ここの雰囲気が異様なことに変わりはなかった。


「シンモラよ。初めてこの世界にやってきたとき、この樹をみたが、新鮮なものだった...。これは違  う。わしにも分かる」

 と、ボッサ。


「これがラグナロク...なのか。見ろ、根が腐っている」

 と、シンモラ。


 かろうじて足元を見ると、張り巡らされた根が黒ずんでいた。

 

世界樹ユグドラシルはこの世界を支える柱だ...。これが根本から行けば、どうなると思う?」


 答えは一つ。

 世界が、壊れる。

 それをさけるために、やってきたのだ。

 

「バルドル神が樹を管理していた...!ん、どうしてこれを...」

 ボッサに、次々と思念が流れ込んでくる。

 不思議な感覚だった。

 それがフギンの記憶だと知ったのは後のことだが。


 バルドル神亡き今...。やはりこの樹は崩れ去る運命なのか...!

 しかし、こう考えずにはいられなかった。


「シンモラ、 バルドル神は...助かったんじゃないだろうか......。やはり安静にしておくべきだっ  た。あの場で放置するべきじゃない!」

 つい、言ってしまった。

 どうしても心にひっかかることが、それだった。

 

「あれをいたわっている時間はないんだ。わかるだろう?」

 シンモラがなだめるように言う。

 

「しかし...」


「いつまでもグズグズするな」


「だが...」


 しまった。

 怒らせた。

 しかも、こちらも引き下がりにくい雰囲気をつくってしまった。

 予想通り、眼差しを向けてくる。

 だが、視線が...いや、焦点があっていない。

 

 ボッサは確信した。

 これは樹の影響ではない、と。

 

 彼女は、目がみえないのだ。


___キルティ城下町___


「ぐ~~~る~~~じぃぃぃぃ~~~っ!!!!!!」

 ヴァナディースが叫んだ。

 思わず。

 おかげで、人々の注目を浴びてしまった。


 オルキルが目を見開き、詠唱を中断する。

 そのままヴァナディースの服の裾をひっぱり、路地裏へ連れ込んだ。


「すまない!すまない...」

 

 そうだった。

 ルフトルを探す前に、忘れていたことがあった。

 彼女も少なからず魔法が使えるのだ...。

 つまり、彼女の魔力に反応した『吸収ドレイン』の効果が効いて、彼女自身の魔力を吸い取ってしまっていた。


「殺す気かいっ!」


「まあ...まあ...。安心するがいいさ。みたところ、まだ息はあるようだから」


「そりゃ魔力を吸い取られただけじゃ死なないけど...ってそこじゃない!もっと謝罪の意を込めてだ  な...!!!」

 しかし、オルキルには届かない。

 

「聞いてんのかいっ!...ん?」

 何かに気付いた。


「静かに...分かるか?この気配」

 オルキルが声をひそめる。

 

 ひょっとして...

「悔しいけど、間違いない。二軒先だ...」

 炎のエネルギーを微かに漂わせた魔力が、流れ出ているのだった。

 それは、もうきついくらいに。

 他に魔法使いがいなくてよかった...と思いながら、路地裏をでると、たかっていた人々はいつの間にか消えていた。

 家事の後始末に行った者たち。また、家に帰った者たち。だろう。



「ドンピシャ」

 二軒先に、その源はあった。

 こじんまりとした家だが、ここから魔力が漏れているのは間違いない。

 問題はどうやって侵入するかだ


「もんだはどうやって侵入するかだな」

 オルキルに先取りされた。


 ...。

 よし!


「いい考えがあるんだけども」

 ヴァナディースはひらめいた。


 ごにょごにょごにょ。念のため聞かれるとまずいと思ったのだ。


「お前にしては」

 オルキルが呟いた。


「一言余計だい」

 ヴァナディースが拗ねる。


「まだ一言しか言ってないぞ」


「つまり、あんたが喋るのはロクなことじゃないってわけだね」

 ヴァナディースがしめた。


 これはやられた。

 こういうところだけ、利点が効く...。

 やれやれ、と思いながら、オルキルは呪文を詠唱していた。


 作戦はこうだ。

 魔力が漏れ出しているということは、必ずどこかに隙間がある。

 ドアの隙間やちょっとしたひびではなく、大きな魔力なのだ。人一人分くらいの。

 『見破りデテクト』で発生源をつきとめる。

 そこから侵入する。


 にやにやしているヴァナディースを尻目に、『見破りデテクト』を完成させる。

 今度こそ、だ。


「待ってろよ~......。」

 と呟くのが聞こえた。

まずい…!残念なこの語彙力を駆使しても三十話まで続けられる気がしない!それを分かるんだよeasy-X!!


わかってるよ!だから二十七話完結くらいを目処に進めなきゃネタ切れになるんだろ!!


ふん、分かっていたにしては気付くのが遅かったな。えっ!?


俺はプロじゃない!素晴らしい作品など書けない!...だからか?事前にそれを薄々気付いてて...。


そうか?お前は既に気付いていたのか、だから、それを認めたくなくて自分自身に酷い仕打ちをするんだなっ


貴様ほどの男が、何故そこに気付く!


お前は、後書きを使ってまでこんな茶番劇をしてくれるどうしようもないクズだ!それを自分自身で認めて自虐を続けているお前の考えなどお見通しだ!


自虐?俺自身が..?うゎっっ!


※挨拶は省略させていただきます。


ファンの方すみません。

さてさて早いもので、もう二十六話ですか。

8月の中頃に初投稿してから、随分と長い日が経ってしまいました。

本当は夏休み終わりには完結予定だったんですが、なめてた。

ここに来て割とネタ切れに陥りつつあります。

なんかもうやることやり尽くしたっていうか、ね?

もうこれ以上見せ場がないんですよ。

逆に見せ場なんてどこにあったんですかって。


今更気づきましたが、全く起承転結なんて考えてなかったんですよね。

初投稿に当たって、各サイトで小説の書き方とかの下調べはしっかりとしていた「つもり」だったんですが、ふと思ったのがこの物語の起承転結ってなんぞ?って。


そもそも、ストーリーを3つに絞ったのがいけなかったね。

当初は

レーヴァテイン入手

シンモラからいろいろ聞く

ラグナロク到来(シンモラとかオーディンとかいろいろシぬ)

謎の理屈で世界復活。お花畑のハッピーエンド。


っていう単純なストーリーにしようと思っていたのがいつのまにかこんなに膨れあがってしまった。


しかも、まだ完結すらしていないのに次回作の構成すら考えつつあるんですから本当に救いようがないですね。

それと、今作と次回作含めたシリーズの他に、ロボットものとかも書いてみようかなと思ってるんですが。

そんなことしたら半殺しになりかねませんよね。

若いうちに好きなことやっとくのが吉っつーことらしいですが、それにも限度はあると思うんですね。

その限度のラインをギリッギリで突っ走って、ふと振り向くと追跡ミサイルが背中を狙ってるわけですよ...って想像を膨らませようと努力はしましたが、この話を続けられる自信がないのでこの辺りで。


おまけ

ちょっとロボット物とやらをご紹介。


一話の舞台は荒野です。


「ゼロハチ、前へッッ!ゼロシチ、ゼロヨンは後方にて護衛!」

部隊長、リリヤが号令を下した。


07とプリントされたモノアイが微かに動いた。


「目標、前方の敵部隊。捕捉できるか」


「敵影4と認識。射程圏外です」

04のモノアイが光る。


モノアイから発せられる信号が電波となり、各機の頭部アンテナへ行き渡る。


「ゼロシチ後退、狙撃に入ります」


「狙撃!?あの長距離ライフルはテスト段階のハズ...」

と04。


「私語は慎め。その件は私が許可をっ!」

通信が途切れた。

01がバーニアを噴射し、前進する。

「各機配置に。目視可能範囲まで近づいて、待機。奇襲をかけるッ!」

通信終了。


第二フェーズへの移行だ。

目標を捕捉し(ファースト)攻撃態勢を整え(セカンド)奇襲(ファイナル)


既に07は双眼鏡の中心に敵影を捉えていた。

あいつら、速い...タダモノじゃない。

そう、感じた。

かなりの手練れだが、脚をやれば...。


「ゼロヨン、配置につきました。接近後、誘導します」


「よくやった。赤外線ビーコンを使え」


現地での通信は一時的に通信停止(シャットダウン)されたが、上空司令部からのお達しだ。

これより、サブ・システムに切り替わる。


「200mm滑空弾装填。XV-7照準に切り替え。直進0.7kmの滑空を予想してください」

飛行形態になった08が、補給物資を運んできた。


___中略___


「5、4、3、2、1、」

と隊長。


...0。


ガウゥゥゥンッッ!

滑空砲が放たれた。

綺麗に回転を描き...。

敵が、

分離した!!


んでこの後、位置特定されてぼっこぼこになります。

終わり方?もちろん、機体が大破寸前の状態で地面に横たわっている絵を流して、右下に「続く」って表示する例のアレです。


これは流石にやめとこう。

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