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あ1  作者:
23/35

二十二話:中層。

他の方が書かれた、北欧神話を題材にした小説をうっすら禿げ散らかさない程度に読んでみました。

何故か、カーソルを動かす指が震えるんですよ。僕の北欧神話とは名ばかりなんだと思い知らされました。明らかに勉強不足ですみません。


今回、後書きは読んでおいた方がいいかもです。

___無の空間・最下層___


ガガガガガガガガ...

地鳴りは次第に大きく、長くなっていく。これが四方八方から聞こえてくるのだから、たまったものではない。

エランドは、思わず耳を塞いだ。

それを見計らったかのように、一体の巨人が飛び出した!

それは大きかった。これを巨人と言うのだろうか?5〜6mはある大きな体でこちらを見下ろしている。地鳴りは、この巨人が壁を這っていたせいだろう。

「ああああああああああああああ!!!!!!」

巨人は叫び声をあげた。

「どいつもこいつもだ!俺に痛いことをしやがって!ロキめ、魔方陣に火薬を仕組んでやがった。転送された直後、ドカンだ。お陰で尻に火がついた。俺は走り回る羽目になった。...そこのオマエ、確か神具とやらの所持者だな?俺と戦え!」

何の話か分からなかったが、ここは素直に従っておいたほうがいいだろう。

「ご愁傷様だが、俺と戦うなどとほざいている暇があるのか?まだ火は消えてないようだが」

と言った。

「何!?」と慌てると、巨人は跳ねたり、駆けたりした。

その度に、地響きがする。

ガン、ドスン、ベタ。

最後に、巨人は尻もちをつき、倒れた。

「ロキだと?そいつか、俺の父を殺したのは」

ムニンの仕業だ。

このカラスは、勝手に人の心に押し入り、記憶を植え付けることができるらしい。品のないやり方だ。

エランドは鎌剣グルムを手に取った。

「みーつけた」

巨人は笑った。 長年の宿敵だ。神具の保持者、つまり神の使者。『霧の巨人』の敵。

次に、 巨人は怒りを露わにした。

エランドは、注意深く視察しながらも、グルムをしっかりと握った。

足をやれば、動きが止まる。腕をやれば、攻撃がやむ。胴体をやれば、不意打ちをくらわせられるし、首から上はノックアウトだ。

だが、エランドもそれほど馬鹿ではない。神々は倒せない。巨人も同じで、人の手によって殺めることはできない。何故ならば、傷口からイコイルという金や青の液体が流れでて、逆に心身を活性化させてしまう。

貪欲なゲル、フレキは利口でもあった。既に影に溶けている。ムニンは高所を確保し、目を光らせ巨人の一つ一つの動きを観察している。頭にその情報が流れ込んでくる。

巨人スリュムの方も、狡猾だ。

頭は悪いが、戦闘となると、秘められた力を発揮させる。

彼は、彼なりのやり方でこれまで幾度となく戦いに勝ってきた。その能力をかわれ、ロキに認められた。その巨人特有の持久力と筋力。普通の刃なら折れてしまうし、少なくとも、その拳は大地を引き裂けるほどの力が秘められていた。

両者はじりじりと間を詰め合う。

巨人は、自身を取り巻く『気』を高めた。

エランドは、グルムのエネルギーを強めた。

数秒後、頭に意識が流れ込んできた。ムニンだ。

それを受け取った瞬間、勝負は決まった。

エランドはグルムを投げつけた。だが、当たらない。ムニンでさえも感知できなかった巨人の動き。

あっと思う間も無く、巨人の拳はエランドを叩きつけていた。

カラン、と剣が落ちる。

巨人は、空間操作(セイズ)で分身を1つ、置いていた。

完全なる分身だった。気配一つ、スリュムのそれと変わらない。ゲルとフレキの目をかいくぐり、本体は初めからエランドの背中を捉えていた。



___無の空間・中層___


ウゥゥゥン!

くぐもった音が聞こえる。

一体が、倒れた。

シンモラの鉄槌がヒットしたのだ。だが、一旦音を立ててしまうと、気配がバレる。『インビジ』と『デオド』の魔法が解かれた。シンモラを覆っていたうっすらとした光が失せたからだ。

リーダー格が赤い眼でシンモラを追った。シンモラは二歩、後ずさりし、魔法の詠唱を始めた。

今やられれば、まずい。

オークの注意を引きつけようとするが、リーダー格につられ、他はシンモラに向かってゆっくりと威圧をするように間合いを詰めた。

ボッサは焦った。このままでは、一気に形成が逆転してしまう。

シンモラが、このタイミングで魔法を詠唱し出すとは思わず、計画が狂った。

気付けば、体がオークの背後めがけて突進していた。

ぶつかる。踏み止まろうとして、つまづいた。

ボッサの体がそれを許さない。足は止まることなく、二体、三体とオークを追い越し、リーダー格を捉えた。足をもつらせながら、手が振り上げられる。

シンモラはというと、魔法の詠唱を切り上げていた。オークを引き寄せる罠だった。

それに気づかず、ボッサは振り上げた手を降ろす。

シンモラは目の前のリーダー格に鉄槌を叩きつける。つもりが、横から剣が飛び出た。

二人の武器が当たった。火花が飛び散る。シンモラが呻き、ボッサの体が倒れた。

カラン、とボッサの手から剣がこぼれる。足がもつれ体が不安定だったから、鉄槌の衝撃に負けてしまったのだ。しかも、腕が折れた。

リーダー格は突然のことに驚いた。仲間割れでもしたのか?と思ったのは一瞬で、またシンモラの方に突進する。

残りのオークは、恰好の獲物を捉えた。

ボッサは、状況を把握して、立ち上がろうとしたが、力が入らない。さっきの衝撃で、体が麻痺してしまっている。

腰にくくった布が赤く悲鳴をあげる。

レーヴァテインは危機の光を発していた。

思わず、目をつぶってしまう。

そうこうしているうちに、 ボッサにオークが寄って来た。


シンモラは舌打ちをした。人間というものが忌々しくさえ思えた。

ボッサの落ち着きのなさが仇となったのだろう。こちらに来なければ、詠唱で敵をおびき寄せた後、鉄槌で一掃するつもりだったのだ。

そうも言ってはいられない。目の前にリーダー格が。そして、向こうではボッサが追い詰められている。

シンモラはロキを裏切り、オーディンに忠誠を誓ったのだ。その信頼は厚い。

オーディンは私に事を託した。

そして、ボッサに言った。シンモラのいうことをよく聞け、と。

シンモラは鉄槌を投げた。

しかし リーダー格ではなく、ボッサの方へ。


ウゥゥゥン!

空気を裂く音と共に、一体が倒れた。

二体は同時に音のした方を向く。

ボッサは隙を逃さず、態勢を立て直した。 立ち上がり、剣をつかみ直す。

それからは、こちらのターンだった。体が勝手に動いた。飛び上がり、一斬り。着地の間際に一突き。

オーク二体が音のした方を捉えられずに、ハッと我にかえったときにはもう遅く、ボッサの剣は一体の首を落とし、もう一体の腹を貫いていた。

ボッサは一息つく暇もなく、死体を確認する暇もなく、シンモラがいるべき方を見た。

そこには、武器を失い丸腰の状態のシンモラが項垂れていた。

肩には、深く、深く、斧が突き刺さっていた。

オークはシンモラを掴み、投げ捨てるとこちらを向いた。


___キルティ城下町・宿___


ルフトルは宿に帰るなり、乱暴に鞄をこじ開け、中の木刀を取り出した。

叩きつけたい衝動にかられ、それを無我夢中でただひたすら床に叩きつけていた。

その後のことは、覚えていない。

ただ助けに来てくれた誰かによると、多分真実と思われる事が浮かび上がった。

誰かがまず、おめでとうと言ったのを記憶している。

そこからは仲間の推測の話だ。仲間はこう言うのだ。

「火の魔法を使えるようになって、おめでとう。」

そして、こう続けるのだ。

「木刀に火が宿って、燃えたんだろう。それが広がって...」

ルフトルは全てを悟った。

そこから先は言わなくていい、と言った。

だが、誰かはそれを無視して締めくくった。男の声だった。

「強い酒を注いでしまった」

と。



ご無沙汰しております、作者です。

本当は予定になかったのですがあとがき読むの面倒臭い。

どうせいつものやつだろ、と思ってる方いらっしゃるとあれなので、そのまま丸コピーでペーストしました。

ちょっと重要かもです。


矛盾というか、一話で鳥男が戸惑っていました。

オーディンの誓いを共に受けた同士のはずだ。この契りはそう簡単には...

とありますが、このオーディンの誓いはその時のテンションでそれらしい造語を作っただけです。

強いて言うなら、まず設定として、異世界ユグドラシルの神や巨人は、それぞれに審判の日が決められています。

この作品の審判の日とは、初めてオーディン神に謁見する日。この世界への愛を誓う...といったものです。


神々を裏切る寸前、ロキは、シンモラに定められた審判の日を勝手に無視し、無理やり誓いをさせました。

「私はこの世界を大切にします。その過程でロキのしもべとなり、忠誠を誓います。」という感じ。

この誓いを結ばせた直後、ロキは神々を裏切り、『霧の巨人』の国(十五話を参照)ヨトゥンヘイムに亡命します。

翌日、ロキはラグナロクを抑制させる神具を盗み出します。ヴァルハラの侍女に化けて、神殿に安置されていた神具を盗み出しますが、こっそりと神殿を抜け出す際、門番をしていたヘイムダル神に見つかり、半殺しにされます。この戦いで、5つの神具のうち4つの神具はどこかに散り、ロキは1つの神具これがレーヴァテインを命からがら持って逃げ帰ります。

そのレーヴァテインを忠誠を誓わせたシンモラに預けて管理させました。


これが事の始まりです。

分かりにくいと思いますが、伝わっていただければ幸いです。


と、書いてる最中にこれじゃ読者の方が困惑するだろうと気付いたので、補足しておきますね。

何故ロキがレーヴァテインを作ったのに、また盗んだのかっていう点です。たしかに、これは矛盾なのですよね。

一応、初期のロキは例のオーディンの誓いで、神々の側に着くことになってました。

最初の頃は新入社員みたく張り切っていた彼でした。ある日にロキは、オーディンから鳥男のしもべになるように言い渡されます(実は、鳥男は最初から悪いやつで、異世界ユグドラシルを乗っ取ろうと企てていた)。

ロキは彼のもとで修行を積み、主に、呪術や変身術を身につけます。


ある日、主要5神の一人に選ばれ、異世界ユグドラシルを救ったこともあります(なお、主要5神のうち、オーディンとトール以外の3神はラグナロクが近づくたびに変わります。五話でシンモラが話していた、「700年に一度、掟を更新しなければいけない」というのがこれ)。

しかし、これでロキは鳥男に反感を買われてしまいます。

実は、本当は、この年の主要5神には鳥男が選ばれる予定でしたが、前日の主要5神を決める会議(この会議には神および巨人の全員が主席することが義務付けられており、会場はヴァルハラ。門番ヘイムダルが不審な動きをするものがでないように見張っている)に鳥男が唯一出席しなかった(とあるこの世界に迷い込んだ人間の相手をしていたため出席できなかった)ため、鳥男の選出は無かったことになり、かわりに、鳥男のしもべであるロキが選ばれます(とある人間は、後の話で明らかになります)。

鳥男は主要5神に選ばれ、使命を全うすることで自分の地位をあげようと必死でしたので、オーディンに「なんとか自分を加えてくれ」と懇願しますが、「会議は取り消せない」と諭され、憤慨します。

しかも、自分のかわりに選ばれたロキに八つ当たりをします(これがきっかけでロキの心は曲がって行き、最終的には自暴自棄になって神々を裏切る)。

ロキは当然、神々だけではなく、鳥男にも殺意を覚えます。なので、不死の鳥男を唯一倒すことができる剣レーヴァテインを神々に黙って極秘でつくりあげます。

しかし、それが神に見つかって取り上げられます。

皮肉にも、復習を果たそうとつくった剣が世界を救うために使われてしまうことになったということです。


話は変わって、レーヴァテインが作り上げられた時期と等しく、5つの神具のうち、1つが欠けてしまいます(欠けたものはミョルニルという鉄槌)。

これによって理が乱れ、ラグナロクを抑制できなくなったので、オーディンは残った4つの神具を壊し、新たに神具を制定しようとします。4つを新たに作り、あと1つをロキがつくったレーヴァテインで埋め合わせます。こうして、今の5つの神具は完成します。


その後、先程も書いた通り、世界を崩壊させ復讐を果たすべく、侍女に化け、神具を盗み出します。


これが事の始まりです。

これらは5話でシンモラから語られたことで、この物語をつくる最初の設定です。

それを今ここで詳しく説明しました(本当は本編で誰かが語るはずだったが尺が足りない)。


さて、流石にくどいと思いますが、これでストーリーを理解した方は更に疑問を持つことになるでしょう。

レーヴァテイン作った直後に奪われたならまだしも、盗んで自分の手に渡った時に鳥男を殺せばいいじゃん、と。

これには理由があり、5つの神具としてオーディンの魔力がかかっており、神々に扱えないようにしてあります(悪用するやつが出てくると困るから)。なので、ロキは仕方なく、神具を隠します(隠せば使われることはなく、結末的にラグナロクが世界を崩壊させることができるから)。


余談ですが、オーディンを始めとする神々は当時、まだ人間というものを知りませんでした(事実上では、初めて鳥男が。とある迷いこんだ人間を発見したことになるので、鳥男は慌てた)。

なので、魔力の制約は神や巨人以外ならかかりません。

ですから、人間であるボッサがレーヴァテインを手にしている時のみ、鳥男は死ぬことができるわけです。

エランドも同様、神具の1つ、グルムを操れるわけです。

最近、ロキがそれを知ったため、鳥男を殺してくれるかもしれないボッサを狙うのをやめ、エランドを追っています(こちらは、神具グルムを持っているので、それが主要5神の手に渡ると危険だと考えたから)。


ちなみに、15話でボッサとシンモラが魔方陣に逃げ込まれた際、悔しがっている描写がありますが、これは裏切ったシンモラを血祭りにあげた後、ボッサを洗脳して鳥男を殺させた方が効率がいいと考えたからです。

とりあえず「古エッダ」とかいうのが、北欧神話の全てなんだなと思い始めてます。


※挨拶は省略させていただきます。


今回はストーリーの方を進めました。やっぱり戦闘が下手ですね。全く上達してない...。

有名どころの小説なんかで勉強するのですが、自分ではあの表現が出来ない。

これもうわかんねぇなぁ...ってことで読者の方にお前どう?って聞きたいんですが、それやってると鏡の前の自分に話しかけてる悲しい人みたくなってしまいそうなのでここらで話をきります。


さて、変わったことに気づきましたか?

そうです、ちゃんと改行をして、空白を作ったりしているんですよ。

面倒くさいと言っておきながら、本当は書けない(原稿用紙等ではできるんですが、インターネットとなるとできない)んです。

挑戦してみましたが、こんな感じでいいんでしょうか。文法って難しいんですね。

※投稿後、確認済みです。原文では行初めに空白を入れていますが、投稿後はうまく表示されていないのか、空白の箇所が一文字分空いておらず、かえって見にくいだけの状態となっております。



あ、そうそう。矛盾というか、一話で鳥男が戸惑っていました。

オーディンの誓いを共に受けた同士のはずだ。この契りはそう簡単には...

とありますが、このオーディンの誓いはその時のテンションでそれらしい造語を作っただけです。

強いて言うなら、まず設定として、異世界(ユグドラシル)の神や巨人は、それぞれに審判の日が決められています。

この作品の審判の日とは、初めてオーディン神に謁見する日。この世界への愛を誓う...といったものです。


神々を裏切る寸前、ロキは、シンモラに定められた審判の日を勝手に無視し、無理やり誓いをさせました。

「私はこの世界を大切にします。その過程でロキのしもべとなり、忠誠を誓います。」という感じ。

この誓いを結ばせた直後、ロキは神々を裏切り、『霧の巨人』の国(十五話を参照)ヨトゥンヘイムに亡命します。

翌日、ロキはラグナロクを抑制させる神具を盗み出します。ヴァルハラの侍女に化けて、神殿に安置されていた神具を盗み出しますが、こっそりと神殿を抜け出す際、門番をしていたヘイムダル神に見つかり、半殺しにされます。この戦いで、5つの神具のうち4つの神具はどこかに散り、ロキは1つの神具(これがレーヴァテイン)を命からがら持って逃げ帰ります。

そのレーヴァテインを忠誠を誓わせたシンモラに預けて管理させました。


これが事の始まりです。

分かりにくいと思いますが、伝わっていただければ幸いです。


と、書いてる最中にこれじゃ読者の方が困惑するだろうと気付いたので、補足しておきますね。

何故ロキがレーヴァテインを作ったのに、また盗んだのかっていう点です。たしかに、これは矛盾なのですよね。

一応、初期のロキは例のオーディンの誓いで、神々の側に着くことになってました。

最初の頃は新入社員みたく張り切っていた彼でした。ある日にロキは、オーディンから鳥男のしもべになるように言い渡されます(実は、鳥男は最初から悪いやつで、異世界(ユグドラシル)を乗っ取ろうと企てていた)。

ロキは彼のもとで修行を積み、主に、呪術や変身術を身につけます。


ある日、主要5神の一人に選ばれ、異世界(ユグドラシル)を救ったこともあります(なお、主要5神のうち、オーディンとトール以外の3神はラグナロクが近づくたびに変わります。五話でシンモラが話していた、「700年に一度、掟を更新しなければいけない」というのがこれ)。

しかし、これでロキは鳥男に反感を買われてしまいます。

実は、本当は、この年の主要5神には鳥男が選ばれる予定でしたが、前日の主要5神を決める会議(この会議には神および巨人の全員が主席することが義務付けられており、会場はヴァルハラ。門番ヘイムダルが不審な動きをするものがでないように見張っている)に鳥男が唯一出席しなかった(とあるこの世界に迷い込んだ人間の相手をしていたため出席できなかった)ため、鳥男の選出は無かったことになり、かわりに、鳥男のしもべであるロキが選ばれます(とある人間は、後の話で明らかになります)。

鳥男は主要5神に選ばれ、使命を全うすることで自分の地位をあげようと必死でしたので、オーディンに「なんとか自分を加えてくれ」と懇願しますが、「会議は取り消せない」と諭され、憤慨します。

しかも、自分のかわりに選ばれたロキに八つ当たりをします(これがきっかけでロキの心は曲がって行き、最終的には自暴自棄になって神々を裏切る)。

ロキは当然、神々だけではなく、鳥男にも殺意を覚えます。なので、不死の鳥男を唯一倒すことができる剣レーヴァテインを神々に黙って極秘でつくりあげます。

しかし、それが神に見つかって取り上げられます。

皮肉にも、復習を果たそうとつくった剣が世界を救うために使われてしまうことになったということです。


話は変わって、レーヴァテインが作り上げられた時期と等しく、5つの神具のうち、1つが欠けてしまいます(欠けたものはミョルニルという鉄槌)。

これによって理が乱れ、ラグナロクを抑制できなくなったので、オーディンは残った4つの神具を壊し、新たに神具を制定しようとします。4つを新たに作り、あと1つをロキがつくったレーヴァテインで埋め合わせます。こうして、今の5つの神具は完成します。


その後、先程も書いた通り、世界を崩壊させ復讐を果たすべく、侍女に化け、神具を盗み出します。


これが事の始まりです。

これらは5話でシンモラから語られたことで、この物語をつくる最初の設定です。

それを今ここで詳しく説明しました(本当は本編で誰かが語るはずだったが尺が足りない)。


さて、流石にくどいと思いますが、これでストーリーを理解した方は更に疑問を持つことになるでしょう。

レーヴァテイン作った直後に奪われたならまだしも、盗んで自分の手に渡った時に鳥男を殺せばいいじゃん、と。

これには理由があり、5つの神具としてオーディンの魔力がかかっており、神々に扱えないようにしてあります(悪用するやつが出てくると困るから)。なので、ロキは仕方なく、神具を隠します(隠せば使われることはなく、結末的にラグナロクが世界を崩壊させることができるから)。


余談ですが、オーディンを始めとする神々は当時、まだ人間というものを知りませんでした(事実上では、初めて鳥男が。とある迷いこんだ人間を発見したことになるので、鳥男は慌てた)。

なので、魔力の制約は神や巨人以外ならかかりません。

ですから、人間であるボッサがレーヴァテインを手にしている時のみ、鳥男は死ぬことができるわけです。

エランドも同様、神具の1つ、グルムを操れるわけです。

最近、ロキがそれを知ったため、鳥男を殺してくれるかもしれないボッサを狙うのをやめ、エランドを追っています(こちらは、神具グルムを持っているので、それが主要5神の手に渡ると危険だと考えたから)。


ちなみに、15話でボッサとシンモラが魔方陣に逃げ込まれた際、悔しがっている描写がありますが、これは裏切ったシンモラを血祭りにあげた後、ボッサを洗脳して鳥男を殺させた方が効率がいいと考えたからです。


さて、今回、イコイルという単語が登場したので、解説を混ぜておきます。

これは、ギリシャ神話の神々に流れる血で、そのまんまの通り神血と呼ばれます。この血が流れていると不死と言われています。ギリシャ神話ではイコールという名前で登場します。

この作品では、基本的には致命傷を受けない限りは不死なのです。19話でオルキルにもイコイルが流れており(正体はトールだから)、下半身を潰されても、女神エールの薬草とイコイルのお陰で回復しました。

しかし、18話の場合ミーミル(この神は、いわばオーディンの参謀)はフェンリル(2話で登場)に首を食いちぎられているため、回復には至らず、息も絶え絶えの状態でオーディンに最後の知恵を授けた後、遂に生き絶えます。


※原作の北欧神話ではミーミルを殺したのはフェンリルではないので注意。


これらのストーリーで構成されています。

これ下手したら本文より長いんじゃないかってレベルですね。

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