十一話:オーク
いい加減にしろ
ギギギギギ...
もう何年も人がきたことはないのだろう、門は錆付いていた。
「ヨトゥンにバレないうちに突破しよう」
ルトルフを先頭に、一行は門を潜り抜けた。
すると、砂漠と少しの都市部しかないゲベール領とは比べるにも値しない程の幻想的な光景が広がっていた。
木々や花々はどれも生き生きとしていたし、小鳥たちのさえずりが毎分のように耳に入る。都市部の汚らしい鳥と比べ、むしろ、心地よいくらいだった。
他にも、ゲベール領では見られない植物や生き物が数多くみられた。
オルキルを除く2人は唖然とし、しばらくこの光景を眺めていたが、先々と進んで行くオルキルに気づくと、崖を駆け下りた。
「あんたはこの景色に驚いたりはしないのかい?」
ヴァナディースがオルキルに訊いた。
「もちろん。私は何度か 、この世界の地へも足を運んでいるからね。
この世界のことは全て知り尽くしているつもりだ。」
と、オルキルの声がした。
ふと見ると、もう山道を下り、地上に足をつけている。
...この世界?
ルフトルは不思議に思ったが、気に留めないことにした。
一行は山を降りると、オルキルを先頭に進んだ。彼がこの地に一番詳しいからだ。
オルキルはしばらく歩くと、付近に町がある、と言い、足を早めた。
「直に夜になる...
しかしだな、これ以上の強行軍は身がもたんじゃろうから、野宿をしよう」
と、オルキル。
オルキルは袋を取り出し、食材を並べた。
ヴァナディースはテントを三つ張る。
ルフトルは見ているだけだった。
「さてと、完成。」
ヴァナディースが言った。
彼女は石を並べた上に鍋を置いた。
「...火はどうするんだ?」
ルフトルが訊いた。
そういえば、火がない。
「今から出すんだよ。目を瞑ってな」
そう言うと、切っ先のない細身の剣を取り出した。
左手をかざすと、赤色の炎が灯った。それを、薪木に持っていく。
ルフトルは、ふいに体が熱くなるのを感じた。
身をよじり、咄嗟に目を開けると炎があった。
じきに、火は消え、3人分のテントが張られた。
オルキルは顎髭を撫で、ヴァナディースに近寄った。
「この若造に魔法を教えてやってくれ、お前さんならできるとも。」と言って、テントに入った。
ヴァナディースは顔をしかめながら、お気に入りのナックルを取り出したり、身支度をしてテントに入った。
ルフトルは既に眠っているようだったが。
何者かの声が響き、ルフトルは飛び起きた。寝ぼけ眼で辺りを見回す。
人一人分スペースがあるテントには、短剣、地図、服といった私物が無造作に置かれていた。
「起きな。特訓しよう。実戦の経験はないだろう?」
正直、面倒臭かったが、起きたからには何かしようと思っていたところだ。
仕方ない。彼は服を着て、短剣を握り、テントを出た。
「おはよう、早速だけど、そんな短剣じゃオーク相手に歯が立たないよ。」
と、ヴァナディース。
確かに、刃渡り30cmほどのその短剣はドルームとの戦いで磨り減り、いくつか欠けている部分もあった。
「オーク?奴らはヨトゥンと戦っているのでは?」
「あいつらも馬鹿じゃない。自力で絶壁を登って、何体かがこっちに来ちまってるんだ。
ほら。」
と指差した。
見ると、ぼんやりと火の手が上がっているサモステル峠を背に、5体のオークが雄叫びをあげているのがわかった。
「特訓って、これのことだったんだな?」
「そうさ。オルキルに頼まれてね、今のあんたじゃ、戦力外らしいよ。」
と、ヴァナディース。
彼女は笑うなり、昨日使っていた切っ先のない剣を取り出した。
「クルタナっていうのさ。見てな」
ヴァナディースは、やはり、昨日のように左手をかざした。
灼熱剣と叫ぶと、切っ先がないはずの部分から赤色のエネルギーが形成された。
ルフトルはその光景に目を奪われた。
これが...魔法ってやつ?
傍観しているのと、至近距離で見るのとでは訳が違った。
正直、かっこいいと思ったし、やってみたいとも思った。
そんな気持ちを察したかのように、ヴァナディースは制した。
「魔法なんて、常人が扱えるものじゃない。まずは、気力を養わないとね。」
と、ヴァナディース。
気力?知らない単語が増えるばかりだったが、ルフトルは差し出された剣を手に取った。
「でも、これじゃ斬れないじゃないか」
と、ルフトル。
「そりゃそうだ。未熟なのを前線に出す訳にはいかない。この戦いを見てな。
見て、学ぶんだ。少なくとも、あたしはそう教わったよ。」
と言うと、拳に刃のついたナックルをはめた。
み、未熟って...。
だが、ドルームの時のようにはなりたくない。渋々、ヴァナディースに従うことにした。
「さて、昨夜、火を付けたろ?あれは簡単なことさ。魔法は、自分を取り巻く空気に念力を入れてやることで、それが火やら水やらに変化する。要するに、練習すれば、剣に魔法を形成することができるし、オルキルみたいに遠く飲むかってエネルギーの渦を放つこともできるのさ」
ヴァナディースはそこまで話すと、一旦口を噤んだ。
「来たぞ!右だ!」
ふいに、ヴァナディースが叫んだ。
周りが木々に囲まれているせいで、視界が悪い。
ヴァナディースの声を頼りに、自分は安全な位置を確保する。
@%=##%^*<$!!!!
唸り声をあげたオークは、ヴァナディースに突進する。
ヴァナディースはそれを軽くかわし、急所目掛けて一突き。
オークは声をあげ、倒れた。
それを聞いて駆けつけた仲間がヴァナディースを囲む。
ヴァナディースは動じず、ジリジリと間合いを詰めるオークに威嚇をする。
彼女は素早く辺りを見回し、隙を確認すると、懐から小石を取り出し、投げつける。
それに反応したオークが、目で小石を追う。
「ばーか」
と言うが早いか、飛び出して一体に切りつける。
切りつけられたオークは、頭に血が上ったのか、一心不乱に突進するが、あっさりとそれをかわされ、バランスを失った。
その瞬間、体を切り刻まれ、尽きた。
しかし、残った二体のオークは、仲間がやられたのを確認すると、林に隠れた。
これでは、不意打ちをくらう...。
ヴァナディースは辺りを見回すが、一向にそれと言った気配がない。
足音を殺して移動できる彼らが、圧倒的に有利だった。
「まずいな...」
そう思った矢先、一体のオークが現れ、ヴァナディースの背後を取る。
しまった!
二体目はまだ姿を現さないが、様子を伺っているに違いない。
そんなことを考えているうちに、ヴァナディースは四肢を拘束された。
二体目が上から襲ってきたのだ。
身をよじるが、微動だにしない。
いきなり、ヴァナディースは閃いた。
体を拘束しているなら、向こうもこちら同様、手が塞がっているはずだ。
少なくとも、これでやられる心配は無いのではないか?
左足を拘束する力が弱まった。
オークが手を一本離し、構えの姿勢をとったのだ。
残念ながら、これに乗じたヴァナディースが暴れたことで、更に拘束が緩まる。
その隙を見逃さず、ヴァナディースは足を繰り出した。
ヒット!
足はオークの顔にあたり、オークがよろめいた。
そこを、ヴァナディースが素早く追撃して、視力を奪う。
一体を無力化したヴァナディースは、もう一体に向き合った。
今にも飛びかかってこんとばかりに、しきりに足を踏みならしている。
5回目の地鳴りがやんだとき、オークは突進を始めた。
ヴァナディースは避けようとしたが、間に合わない。
咄嗟に受け身をとり、数十メートルほど地面を転がるはめになった。
すかさずオークが追撃をする。
それも束の間だった、ヴァナディースの周りに空気の層が圧縮され始める。
オークはそれに気づかず、渾身の一撃を決めようと身構えている。
今だ!
ヴァナディースは空気に炎を混ぜ、熱風を形成した。
オークは熱さと風量にたじろぎ、あたふたする。
そこをヴァナディースの拳がとらえた。
ドスっ...
鈍い音を立て、三体目のオークが倒れた。
一部始終を見ていたルフトルは、ヴァナディースに駆け寄った。
「凄い!動きを目で追えなかった。
これが実戦...」
「いやいや、ただ追い詰められていただけだよ。」
と遠慮がちに言った。
そこまで言うと、ヴァナディースは息切れを起こした。
先ほど、魔力を使い果たしたのだ。
「大丈夫か!」
「...なんのこれしき。」
ヴァナディースは喘いだ
「いい、ね...?戦う時は、絶対に変な思考を横切らせるんじゃないよ。一瞬の隙が命取りだからね、躊躇したり油断すると負けちまう。
それと、暇さえあれば空気に念じて見ることを忘れないように。ダメ元でも、やってみなくちゃあね。
その剣を持っている以上は」
ルフトルは、クルタナを見つめながら言った。
「時々、稽古をしてくれないか?この剣、使いたいんだ。使いこなせるまで、いいかな?」
ヴァナディースは頷いた。
その頃、起きたオルキルは一大事に気づき、二人を起こそうとしていた。
完成は2日後、3日後になります。
ご了承を
また電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れたまた電池切れた
略して「剣」
心は折れる。
かなり投げやりに書きました。もう無茶苦茶
...エゴだよ、それは!
※挨拶は省略させていただきます
耳と目を閉じ、口を噤んで(要するにひきこもって)孤独にスマートフォンをいじっていたら、書いている最中にまた電池きれました。
バッテリー減るのはやすぎ。32GBで空き容量は23くらいあるのですがね。
なにこれなにこれー!がめんがまっくらになっちゃったよー。
本題に入りますが、もうどうしたらいいのかわかりません。
最初はやけくそに、例の弾幕STGからとったレーヴァテインを登場させようかと考えました。そこから、wikiったら北欧神話だのロキだのシンモラだのが出てきたんです。
その時点で、北欧神話を使って考えることにしたんですがね、こんなことになるはずじゃなかったんだ。僕、知らなかったんだよ!
もっと嘆くがいいや!
今更嘆いても遅いですよね。
よくよく考えてみれば、現実世界はオリジナルでいいですが、神々の世界なんて想像もつかないじゃないですか。ここにこんな神がいてこうしてるっていうのは分かりますよ。でも、情景なんて全くイメージ湧かないですし、どういう世界観なのかもピンと来ないです。
あー挫折する挫折する。
というか、バトルが急展開すぎない?
どうやったら面白く表現できるのかなあ...。
しかし、こんな状況下でも欲望は膨らむばかりです。
自分のキャラクターをもっと印象だてたいな、と思いまして。
やっぱり、心に残るようなそんなかっこいい...って素人が出来るかよ。
現実は非情である。
ということでね、あとがき本文含め、11回書き直してます。
冗談ではない!
反省してます。
流石に、毎晩毎晩書き込んではデータ消え、それが一週間続くと、誰でもこうなります。
PCから書き込めば良いんだけどね。
スマートフォンではなぁ!




