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【7人で】集まって書いてみた【合作小説】  作者: 倉間鴇 棗草 瑞水鈴 継霧音汰 雪星茜音 藤田稔 飴玉
3/8

扉の先

初めまして。棗草と申します。


2.


扉の先へ進むみ、無造作に荷物を置いた

そして僕の視線の先にはもうひとつの扉がある。

そこは関係者以外あけられない扉。


「何してるの??シャワーはそっちじゃないけど??」


リリィは僕が無造作に置いた荷物を部屋の隅に置き

僕の顔を見て不思議そうな顔をしていた。


「あぁ、ごめん。シャワー借りるよ。」


「はーい。あ、水出したまんまにしないでね?」


そう言ってリリィは笑顔で僕にバスタオルを差し出してきた。

その目は笑っていなかった・・・。


「うん。じゃっ 」


コケが生えた古臭いドアを僕は勢いよく閉めた。

服を脱ぎ捨て、花柄模様のシャワーカーテンを閉めた。


―リリィってこういうの好きだよな―


長く伸びきった緑の髪に人肌が温まる水でフケを流す。

シャワーを借りるのもここに来た目的のひとつでもあった。

でも、本命の目的はあの奥の扉の向こうに行くこと

僕はまだあの先に行ったことがない。


―いったいあの先はどうなっているんだろう・・・―


今日こそはと意気込み出しっぱなしの水を止め、

いい匂いのするタオルで濡れた体を拭き

用意された変えの服に着替え

乾ききらない髪をタオルでこすりつつ、

リリィのところに向かうと

おいしそうな香りが僕を迎えた。


「ご飯、食べるでしょ??」


そう言ってリリィは2人分のお皿を並べ座って居た。

リリィの用意する食事は何かと華やかだ。

この貧困な世の中にもまだこんなにも華やかな

食事が作れるのかと感心してしまうほどに…。

一口含んだだけで生きてて良かったと

思ってしまうほどに美味しい。


「んーっ!リリィは良いお嫁さんになるよ。」


「ありがとう。でも、時間あんまりないから早く食べてねー。」


リリィからの冷たい返しを少し不満に思いながらも

食事を済ませた。

空の食器を下げようと立ち上がったとき

リリィは桜色の綺麗な瞳を少し不安そうにさせ

僕の腕を掴む。


「リリィ?」


「ねぇ…本当に…行くの?このままこの世界で

こうやって……」


手の力を弱め少し吃るリリィに

僕は空いている手でリリィの手を包み込み

腕から離した。


「うん。行くよ…」


そのまま食器を下げるためリリィに背中を向けた。


「そう……」


空気が重くなったのを

僕は肌で感じた。

リリィは僕が扉の先に行くことに反対している。

今も何か言いたそうにしているが、

我慢しているのか言ってこなかった。

そんな空気の中、僕は扉の先に行く準備を終え

扉に近づく。


「行こう……。リリィ……」


ドアの前で背中を向けて黙って立っていたリリィは

勢いよく振り返り僕の肩を強く掴む。


「やっぱり行っちゃだめ!!いくら私が扉の先から来たからって

アナタに危険が無いとは保証できないもの!!!」


少し涙を浮かべたリリィは震えていた。

怒りでか恐怖でかは僕にはわからない。

リリィの言う通り扉の先に危険がないとは

限らない。


―そんなの分かっている―


「…わかってるよ。だから……コイツを持っていくんだ。」


僕は右腰にしまっていた黒光りする危険物を強く握りしめた。

リリィはそれに気づいたのか、少し動揺していたが

すぐさま自分の右腰に手を添え、同じものに触れた。

その手で僕の右手を握りしめ


「……わかった。1つ約束して。お互い危険を感じたらすぐ逃げること。いい?」


約束を強く強調するかのように握りしめた手の力を強くする。

僕はその手を握り返した。


「……わかった。リリィも約束守ってよ。」


そう言うとリリィは静かに頷いた。

そしてリリィと僕はお互いの手を強く握りしめ

古びたドアを静かに開けた……。


開けると日差しなのか、それとも別の何かなのか、

扉の先は光輝き様子を伺うことはできなかった。


そんな扉の先へと僕達は一歩、


また一歩と踏み出した。


下手な文章・・・。これは、小説と呼べるのか!?!?


ということで、2話目です。

緑の髪の僕の性別、名前は不詳のまま進めました!!w

そんな重要なものを私が決めていいのか・・・!?!?

と考えた結果ですwww


緑の髪の僕とリリィは扉の先でどんな運命を積み上げるのか、

そして雨の街とどう関係があるのか・・・!?

それはお次の方に全て託し、逃走させていただきます!w


次は瑞水鈴さん。

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