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引き篭もりの俺が刑務所で変な労働を受けている  作者: うすたく
ロリッ子少女が名の知れた天才ゲーマーだった。
26/43

引き篭もりの少女が最強のゲーマーになっている

先週は諸事情により休みました。

謝罪致します。

 カタ…カタ…カチッ!


 ズバッ!・・・テーンテテテンテンテーン!


 パソコンに浮かび上がる<WINNER>の文字。


「これで7900連勝か・・・そろそろ飽きてきたな。あ、また挑戦者だ・・・」


 カタ…カタ…カチッ! カタカタカタ…カタカタ…カチッ!


「また勝っちゃった。いい加減楽しませてくれる相手が現れてくれないかな。」


 彼女のパソコンに映されていた非現実的な数字、それは、どのオンラインゲームでも知られていたある噂と関係があった。


 オンライン戦績<万戦万勝>の実力者、生涯負けたことがない。オンライン順位は2位と3倍のポイント差をつけて勝つ。まさに彼女、<リトルボール>だった。


「そろそろやめようかな、えーと、プレイヤーメッセージを変えて…はい、完了。」


 現在プレイ中のゲーム<〜閃〜>は彼女なりにかなりハマったが、結局は無敗で終わってしまう。新たなゲームを探しにネット通販を漁る。


 彼女の手にかかれば、2ヶ月程度の遅れなら取り戻せる。2ヶ月程度の遅れなら3日あれば上位100位に入れる。


 しかし、彼女の求めるゲームは見当たらなかった。


 そこで1通のメールが届く。


「新着ゲームの招待?まぁ、暇潰しにはなるかな。」


 この手のメールは既に数百件来ている。


 マウスを動かして体験版を購入する。詐欺メールである事がたまにあるが、今のゲームに飢えている彼女にはまったく関係ない。


「体験版プレイヤー数は6000人か・・・」


 いつも通りユーザーネームを<リトルボール>に設定する。


 ゲーム名<ゴットバトラーズ>シンプルな名前だが、少しは楽しめそうだ。


 早速チュートリアルをこなし、初回ガチャを回した。


「おめでとうございます!レアキャラです!新たな仲間と共に高みを目指しましょう!」


 ゲーム字幕が現れた。このタイプの字幕はレア度だけの雑魚でも出てくる。今出てきたキャラはいかにも弱そうだった。リセマラというものが存在するらしいが、彼女はそれが嫌いだった。どうせならそんな手間のかかる作業はしたくないし、最初のパートナーだからこそというこだわりの持ち主だからだ。


「製品版発売日は2週間後か・・・」


 ゲームをプレイしてみると、純粋に楽しかった。戦略型ボードゲーム、簡単にいえば、駒が能力(スキル)を持ったチェスだ。


 チュートリアルをこなしてすぐさまオンラインへ向かった。初期デッキなのにも関わらず、わずか4巡目で試合を終わらせた。


「ふん、コンピューターの方がよっぽど手強かったぞ。」


 その後も何度か試合をしていた。その時、画面上にリトルボール(現在719位)VSエターナルエンド(現在63位)の文字が映る。


「63位か・・・少しは楽しめるかな・・・」


 結果は圧勝。相手も20連勝近くしていたらしいが、あっさり倒せてしまった。


「まぁ、今までの相手に比べれば手強かったな。でも、このレベルなら初期デッキでも充分勝てる。」


 ピコーン。


 パソコンから可愛らしい音が鳴る。


 ゲーム内メッセージだ。


「え・・・と、内容は・・・」


 メールの内容は「あなた、本物のリトルボールですか!?」とのメッセージだ。さっきの相手からのメッセージのようだ。


 この手の質問は好まない。3000連勝辺りから突然自分の名前が有名になったらしい。


 とりあえず「それは秘密です」とだけ返信しておく。


 次はフレンド申請が来た。


「なんだ?こいつ、しつこいな。まぁ、多少は楽しめるし、承諾しておこう。」


 いつしかこいつとは毎日通信する様になった。気付けばわたしの順位は1位、そいつは2位になっていた。


「製品版発売まであと2日ですね!」


 メールだった。そうか、製品版の発売だっけか・・・思い切り忘れてた・・・


 -------


「ゴットバトラーズ発売まで、残り2時間か・・・そろそろ並びに行くか。」


 しかし、その行列は異常なものだった。新作のスマホでも発売するのか?というレベルの行列だったのだ。


 まぁいい、わたしはゲームショップの穴場を知っている。どのゲームショップでも売り切れているものを、あの店なら必ず15個以上残していてくれる。恐らく知られていないだけだろうが・・・


 案の定あっさり手に入った。


「あれ?あなたもゴットバトラーズをプレイするんですか?やっぱりここは穴場ですよね、基本売り切れてない。」


 突然話しかけて来た男は、いかにも引き籠りでニートだろ!という感じの身のこなしをしていた。私も大概そうなのだが・・・


「あはは、そうですね、確かに人気ゲームもここで買える。絶対に誰にも教えたくない場所ですよね。」


 とりあえず話を合わせておけば問題ないと思う。


 -------


 あの男がなんだったのかはわからない・・・が、それよりも、ついに買えてしまった!ゴットバトラーズ製品版!


 発売日には体験版プレイヤー数500万人を突破していたので、購入は相当困難であった。まだ、わたしには関係のないことだが。


「さて、早速プレイして行くとしますか。」


 念願の<ゴットバトラーズ>には、体験版のデータ引継ぎ要素がある様だ。


 わたしはやらないが!引き継ぎをしたら最初から1位になってしまう。その座は一時的に<エターナルエンド>に譲るとしよう。


 しかし、ヌルゲーすぎた。ゲーム開始2日目にしてすで3400位プレイヤー数は50万以上いるはずなのに。


 そこで再びゲーム音が鳴る。画面に目を向けると、そこにはVSエターナルエンドの文字があった。


「久しぶり、また戦えるとは思わなかったよ。」

あとがきは書かないつもりだったのですが、一応書いておきます。

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「うすたく」で出てくるので、この小説でフォローした人はメッセージでお伝えください。フォローします!

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