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引き篭もりの俺が刑務所で変な労働を受けている  作者: うすたく
暗殺者の彼女が戦争国で暗殺をしている。
25/43

暗殺者だった私が異世界で仲間探しをしている。

 まずは仲間探しか・・・1週間という短い期間しかない。ゆっくり探している時間など・・・


 クリスは周囲を見渡し、仲間にできそうな人物を手当たり次第に話しかけた。


「やだよ、暗殺者なんて・・・そんな人と同じパーティにいたら怖くて夜も眠れない。」


 断られた。何人に話しかけてもいっこうに仲間ができない。その理由のほとんどは「暗殺者だから」確かにこれだけの大量殺人犯ともなれば避けられるのも当然だろう。


 成り行きを言わない作戦に出たものの、カードの確認を強要され、どうしてこうなったのかを確認されてしまう。


「一体どうすれば・・・」


 ひとつの考えに辿り着いた。行いで示そうと・・・


 まずは自らを強くあれ!クエストに出て、自分を鍛えることにした。が、慣れない弓の扱いは難しかった。的中はするものの、手がどうしても震えてしまい、全盛期のような速射ができない。


「くっ・・・」


 装填速度は銃より格段に早くなったが、やはり飛距離も弾速も劣る。


「とりあえず軌道を安定させることが目標だな。」


 しかし、いろいろな才能に恵まれたクリスはその目標を5分程度でこなしてしまった。


 街に帰ってきたクリスはある少年達の会話を小耳に挟む。


「お前、このスキル持ってる?結構便利だぜ!」


 スキル・・・?聞いたことはなかったが、おそらくカードだろう。


 案の定、カードに記されていた。そういえば受付のひとがそんな事を言っていた気もする。


「アーチズ・クロウ・・・現在持ってるスキルポイントではこれが妥当だろう。」


 クリスはアーチャースキル下位のスキルを習得する。


 スキルの使い方がいまいちわからないので、とりあえず小さい生き物に向かっていろいろ試す。


「アーチズ・クロウ!!」


 案外簡単にスキルは発動した。というより、スキル名を答えるだけでスキルが発動した。


 黒いスクリューを描いて一筋の矢が飛んでいく。その矢は小動物を貫く。


「おぉ!これはいい!」


 今まで軌道が安定していなかったのが嘘だったかのようにブレることのない一直線の矢が放たれた。


 しかし現実は変わらず、3日経った今でも仲間ができない。


「もっと明るく振舞おう。」


 しかし、今日も仲間はできなかった。経歴だけでこんなにも拒絶されてしまうとは・・・


 明るく振舞おうがどんなに強くなろうが、暗殺者という経歴だけでなにもできなくなる。


 どんな作戦をとっても無駄なのかもしれない。


「どうすればいいのかな・・・」


 とりあえず稼いだお金で建てた家に引き篭もる。


「私なら思い付くはずだ。絶対に仲間に巡り会えるはず────」


 -------


「お姉ちゃん・・・まさかお姉ちゃんがそんな人だとは思わなかった。もうお姉ちゃんなんて信用しない。」


「待ってくれアリス!あれはお前が危機だったから・・・」


「俺の弟子がまさか暗殺者の道をやめるなんて・・・俺の与えた生きる道は役に立たなかったのだな。」


「先生!そんなつもりはなかったんです・・・」


 -------


 考えている内に眠りについてしまったようだ。嫌な夢を見ていた・・・


「あれ・・・涙?」


 目をこすると水が出ていた。それほど辛い夢を見ていたのだろう。


「そんなことより仲間を探さなきゃ・・・」


 しかし、今日も収穫は0だった。残り3日しかないのに、この調子ではダメダメだった。


 ポワァァァン!


 突然水色の光が輝く。目をやるとそこには赤髪の女性がいた。


「あれは、私がこの世界に来た時に使った扉だ。」


 その女は私を睨みながらその場を去る。


「あの人になにかしたのだろうか・・・」


 しかしそこで、一つの良い案を思い付いた。この世界に始めて来た人を仲間にしようと。


 細かいことも分からず、さらにしょっぱなから強力なアーチャーを仲間にできるのだ。断るやつなんてなかなかいないだろう。


 -------


「今日もダメか・・・」


 作戦を実行してみたはいいものの、この世界に人が来ることはなかった。


 普通に考えれば、この世界に来る人間の方が珍しいのだ。


「ん・・・どこだ?ここは・・・」


 男が現れた。ごく普通の男が・・・いや、そんなことはどうでもいい!これは好機(チャンス)だ。


「君はここの新入りかい?まっ、どっちにしても初対面だよね?よろしく。」


 なんでいきなり馴れ馴れしいことを!いや、こういうキャラを通すのも悪くないかもしれない。親しみ易いかもしれない。


 男の名前は「シュンペイ」というそうだ。世界について知らなかった彼に1から色々な事を教えた。その成り行きでいつの間にか仲間になっていた。


 しかし、こいつのいう「エターナルエンド」とはなんなのだろうか。まぁ、それはどうでも良い事だろう。


 気が付けば、一緒に食事をするほど仲良くなっていた。


 気が付けば同居もしていたし、こだまという新たな仲間もできた。


「クエストに行かないか?」


 突然出た案だった。仲間と旅に出るのは初めてだし、緊張感とともに楽しみでもあった。


 受注をシュンペイに任せたおかげで大量のゴブリンを倒すハメになった。弓の自主練のおかげで足を引っ張る事はなかったが・・・


 もうこの時には昔の記憶など残っていなかった。というより、忘れていた。でもそれは、新たな仲間が出来たからだ。昔の私には仲間と呼べる存在がいなかった。そもそも、仲間を必要としなかったのだ。しかし、頼れる存在を知ってしまった以上、二度と1人にはなれないのだろう。怖かった。1人になるのが・・・仲間に捨てられるかもしれないのが・・・


 怖かった・・・いつアリスに仕返しされるか分からない。あの時、夢で見たように・・・


 -------


「はっ!」


 目が覚めた。


「どうでした?これがクリスさんの過去です。意外だったのではないですか?」


 ここは、家の地下だ。目線を隣に置くと気絶したクリスがいる。本当にあれがクリスの過去なのだろうか。もしもこの事を知っていたのなら俺はクリスを拒絶していたのかもしれない。


「ちょっと待て!じゃあそこにいる金髪のアリスとかいう奴って・・・」


「お考えの通り、クリスさんの実の妹、アリス・タースですよ。」


 知らなかった。クリスの家庭環境も、クリスの過去も・・・仲間の事を知ろうともしなかった。こんな俺に、仲間になる資格なんてないんじゃないかな・・・


「おっと、それ以上考えるのは後にしてくれ・・・カーナラル、準備はいいか?」


 俊介の言葉にカナさんは頷く。


「こだまさんの過去に、行ってらっしゃい」


 -------

3週間ぶりのあとがき、明日できることは明日やるうすたくです!

この章からあとがきは4話目だけにしました。逆に、毎話あとがきを書く方が不思議ですよね。


前にも話したように、こだまの過去編終了後、もうひとつ章を進めたら一時休暇を取り、新たな小説を進めていきます。また、新小説は来月中にプロローグを公開します。


あとがきってたまにやることないんですよね。そういえば、ラ○ライブの新作、ラ○ライブサ○シャ○ンの方が夏に公開するらしいですね!決まってしまったことは仕方ないので、私は推しキャラを決定させました!

ヨー○ロー!の渡○曜ちゃん!あの子、可愛ですね!○藤朱夏さんが声優との事ですが、あまり知らないんですよね(笑)


まぁ、雑談はこの辺にしておいて、次回からは新章で、こだまの過去編です。安定の木曜日深夜0時です。それと、次回は諸事情により、おやすみします。それでは、ヨー○ロー!

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