引き篭もりの俺が何らかの理由で異世界にいる!
皆さんこんにちは!この作品は主人公がただただ異世界で生活をするというお話です。
暇な時間に読んで頂けたら幸いです!
是非読んでください!
拝啓 母ちゃん、俺は今刑務所にいるよ!どうしてこうなったのか?しらねぇよ!え?友達はできたのか?出来る訳ねぇじゃん!とっととそっち帰る予定だからよろしく!
俊平より
「おい!どうして俺はここにいるんだよ!どうしてこうなったのかもわかんねんだよ!とにかくここから出せよ!」
俺は自分が何をしたかも憶えてないのに刑務所にいる。俺はそれが納得できないので警察にどなった。
「お前は血のついた包丁を堂々と見せびらかしてたじゃないか!」
「はぁ!?んなもん憶えてねぇよ!」
「嘘はいいから早く言え!なぜ包丁を持ち歩いていた!お前の憶えている範囲でいい!早く答えろ!」
俺は俺の憶えている事を全て話した。
「俺は引き篭もりなんだ!今日はニンゲンドウ3BSの「モブハン6」の発売日で、それで俺はその初回限定版を買いに2年ぶりに外出をしたんだ。んで、10分位歩いた所でゴトーナノカドーで「マイルドマスター」のコラボの広告があったから入ってみて、店員さんにそのマイルドマスターについて聞いてみたら、それは明日からですよって言われたのは憶えている。・・・そう言われた後についでにゲーム売り場に行って「モブハン6」を探したんだ!でも売り切れてて仕方なく別の店を捜そうとして。そしたら「ゲイトステイシナイト」のギルガメッツの使ってる包丁に似てる物あったから買ったんだよ!」
俺はその台詞のあとに自分の持っていたバッグを漁った。
「あれ?無い!おい、ギルガメッツの包丁持ってるか?」
「ん?これか?少し血がついてるが・・・」
血のついた包丁を見て反射的に声が出た。
「あぁ!それだ!それが俺の包丁だ!どうして血がついてんだよ!」
「こっちはそれを聞いてるんだ!早く吐け!どうしてこれに血がついてるんだ!」
「しらねぇよ!じゃなくて知りません。俺はそれを買った後にその店を出て「ブリーフシティ」に向かって・・・そして、買った包丁を見ていたらゲイトステイシナイトの戦闘シーンを思い出したんです。・・・あれっ?その後どうしたんだっけ?」
「ほう、何となく話の筋は通った。つまり、お前はその後記憶に残っていないうちに人の事を斬ってしまったんだな?そしてその包丁に飛び散った血がついて今に至るんだな?」
警察の台詞に言い返す言葉が浮かばなかった
「おいおい、まさか何も言い返せないとは言えねぇよな?」
うっ・・・罪を認めるしかないのか・・・
「・・・確かに俺は人を殺したのかもしれない。でも、でも俺はその事を全く憶えてない!それだけは揺るぎない事実です!」
「この包丁を検査する。その血が誰の物なのかを検出する。30分程そこで待っていろ。」
そう言い残して警察は部屋を出た。
「俺が人殺し?そんなわけないよな?俺は誰にも恨みなんてないし・・・」
1人でただ殺していないと言い聞かせる。
気付いたら俺は無意識に目の前のテーブルにうつむいていた。
「俊平!おい起きろ!裁判を行う!」
「んあっ!どこだよ・・・ここは・・・」
「寝ぼけるんじゃない!早く行くぞ!」
俺と警察は部屋を出て10分程度歩いた。
「ついたぞ!裁判所だ!」
「えっ?サイバン?・・・裁判!?」
寝ぼけていたせいかここが刑務所の事を忘れていた。
「あぁ、その通りだ!早く入れ!」
俺は警察に蹴りをいれられて裁判所に入った
「容疑者!椅子に座りなさい!」
「・・・」
俺はなにも言わずに椅子に腰を掛けた
「2017年6月20日!只今から裁判を始める!
まずは容疑者俊平!お前の話を聞こう!」
「・・・俺?いや、違う違う・・・お、俺はこの事件に関してなにも憶えていない!でも、俺がなにかをしれかしたかもしれないのは認める!けど、断言します!これだけは揺るぎない事実です!俺はこの事件について全く憶えていません!しかし、俺が誰かを殺してしまったのはとてつもなく重い罪だということは絶対にやってはいけない事だとは自覚しています!俺にはそれに適した刑罰を下してください!死刑だろうが、終身刑だろうが、何でも受けます・・・あっ!」
無意識に言った言葉がとんでも無いことにあとから気付く
「裁判長!この者は本当に記憶にないと思われます。この容疑者の只今の証言でわかった事はこの事件の内容が殺害であると思っている事!ですが、この事件の被害者は生きています!多少深い傷を負ってしまったものの、亡くなってはいません!この事から容疑者は
事件について本当に憶えていないと思われます!」
「そうか、ならばこの者の証言を信じよう」
その言葉に俺は疑問を抱く。
「えっ?殺人事件じゃなかったの?じゃあ被害者は生きてるの?じゃあ俺は殺人者じゃないの?ならよかった」
思い返してみれば確かに殺害なんて言葉は言ってなかった気がする。
「こら!容疑者!私語は控えろ!」
「ひいっ!」
とにかく俺はこの事件が殺人事件じゃないことにホッとした。
「では、次は弁護人の証言!」
弁護人?そんな人呼んだ覚えがないんだが
「はい。私はこの事件をすぐ近くで目の当たりにした者です。」
「弁護人!証言の前に名前を」
開始数秒で注意される弁護人…こいつ本当に弁護士なのか?
「すみません、私の名前は林田慎太郎と申します。この事件の容疑者は記憶がないと申しておるのですね?そして資料には殺害現場に容疑者と被害者が倒れていたと記させています。私の目撃した限りでは容疑者大石俊平は被害者を斬ったとほぼ同時に倒れたかのように見えました。以上です。」
「それだけかね?では次、裁判官の証言」
「はい、裁判官の黒井寛太と申します。まず
この事件において確定している事を申し上げます。まず容疑者が被害者に怪我を負わせた事、容疑者が大石俊平であること。そして、この事件について容疑者は記憶にない事。これについて、容疑者は有罪になる覚悟がある事。だよな?死刑だろうと終身刑だろうと
受けるのだろ?」
「あ、あ、あぁ・・・一応な」
自分の言った事に少し後悔する。
「そして、この裁判の穴は容疑者にこの事件の記憶がない事。つまり、この事件の本当の真相はわからないという事。次に、裁判の準備の際にできるだけの事をしました。まず、包丁についていた血は遠藤徳人の物と思われます。そこで、警察側は遠藤徳人の現段階の状況を確認しました。被害者遠藤は現在大園病院に全治4週間で入院中との事。次に、取り締まり室での容疑者の証言として、容疑者の家族、ゴトーナノカドーの店員に話を伺った。資料16Pをみてください。ゴトーナノカドーの店員に話を伺った結果、ゲイトステイシナイトの包丁を購入した事は確かなそうです。そして、ゴトーナノカドーの入口にマイルドマスターの広告が貼ってあった事も確認しました。」
「つまりは容疑者の証言は全て正しいと言うことでいいのかね?」
「はい。」
俺はその言葉を聞いてホッとした。
「では裁判長、判決を」
俺は唾をゴクリと呑んだ
「大石俊平の行動は有罪とみなし、懲役2年の刑を与える!」
「喜べ、普通なら5年くらいだったぞ。お前に記憶がないおかげでちゃんとした事がわかってないから刑が少し軽くなった」
「2・・・年?お、おい、おい!ちょっと待てよ!2年!?俺は元々引き篭もりだぞ!?そんななにもない世界で引き篭もりが生き残れると思うか?あぁ!?無理だろ!?ったりめぇだぁ!牢屋にパソコンでもゲームでもあれば別だけど、何もねぇんだろ!?ふざけんじゃねぇ!耐えらんねぇよ!少なくとも「モブハン6」くらいは置いといてくれよ、それなら引き受けてやる!それが駄目なら俺はこの刑を受ける気はないぞ!あぁ!?・・・はぁはぁはぁ」
「言いたいことはそれだけか?」
「・・・!?」
「裁判長・・・刑を重くしますか?」
「いいや、彼には特別な労働を仕入れろ。もうゲームに戻れなくなるくらいの」
「は、はい。では、今から1週間後にその刑を与えます。」
「特別な刑?ゲームに戻れなくなる?ふざけんなよ!どんな労働かしらねぇけど、俺はサボるからな!」
とりあえず反論する。
「サボりたければサボるがいい。そうすれば刑はながくなるからなぁ。まぁ、安心しろ、その労働を受けている者たちのほとんどはニートやゲーマー、引き篭もりなどのお前と同種だ。」
そんな奴等と仕事しなきゃなんないのかよ!
「とにかく牢屋に行くぞ!詳しい事は来週だ!」
そう言われて牢屋に閉じ込められた。
「お前は564番だ!覚えておけ!」
「・・・」
「返事は!?」
「は・・・はい」
「まぁ、せいぜい頑張るんだな」
警察はその場を去って行った。
「おいおい、新入り、お前がどんな罪を犯したかしらねぇが、ここであんまりうるさくすんなよ?サツが来るとメンドイからよぉ」
そこに居たのは俺と同じ牢屋にいる犯罪者だ。
「やんねぇよ。それよりてめぇはどんな刑を受けるんだ?」
「俺か?俺は懲役5年の罰金30万この警察署の地下で労働をさせられてる。ちなみにあと
1年と4ヶ月で残り罰金は5万4000」
「へぇ、その労働っていくら位稼げんだ?」
「一働き400円程度。それでも仕事はたまにしかねぇから自分で自主的に働いてコソコソ稼ぐしかねぇんだ」
「400⁉︎、まぁ俺は特別な刑って言われたからよくわかんねぇけど・・・」
「特別?そんなんあんのか・・・お前そんなに重罪なのか?」
興味有り気に質問責めしてくる男。
「いや、実は俺憶えてないんだ、なにをやらかしたのかを」
「嘘か?まぁどちらにしろそんなの通じないとおもうけど」
信用されないのは当たり前だろう。
「だよな・・・まぁ、忘れてる前提で裁判を進めてくれたけど」
「ならよかったんじゃないか?多分信じてもらえなかったら刑はもっと大きかったろ?」
「まぁな、なぁ、脱獄したらどうなると思う?」
2年という懲役から逃げ出したかった俺は質問した。
「さぁな、とにかく罪が大きくなるぞ」
「だよな・・・でも逃げられれば」
当たり前の事だが少し試してみたいという好奇心に駆られる。
「できれば騒ぎを起こさないで欲しいけど」
そりゃ脱獄なんてしたら騒ぎになるよな。
「分かった。そういやこの中で一体どうやって暮らしてくんだ?」
「基本的には寝てトイレ行ってたまに支給されるおやつを食べてって、つまんないことばっかしてるよ。まぁ、新入りが来たからこれからは雑談ができるけどよ」
どこか嬉しそうなその男を見て俺も嬉しくなった。
「そっか、そういうことならよろしく!
俺の名前は大石俊平!」
「俺は吉内翔、こちらこそよろしく」
一週間の時が過ぎた
「おい!俊平!呼び出しだ!直ちにこちらへ向かえ!」
突然の呼び出しに驚いた。
「んだよ、朝早くからよぉ、はぁ、6時起き?普段より5時間早ぇじゃねぇか」
「お前はいつも何時に起きてんだよ」
「11時〜12時だけど」
「遅過ぎだろ」
そんな会話をしながら外へ出る準備をする。
「うし、じゃあ行って来る」
「おう、頑張れよ!」
俺は吉内に別れを告げ呼び出し会場に向かう
「・・・」
会場内に沈黙が続いた。2分位沈黙が続いたときに
「容疑者大石俊平に判決を言い渡す!お前に下す刑は・・・別次元探検隊の刑だ!」
「・・・べつじ・・・なんつった?」
「別次元探検隊だ」
別次元探検隊?なにそれおいしいの?
「その、別次元探検隊って何ですか?」
この名前なら普通に考えてゲーム感覚を味わえそうなんだが
「細かい事は後で聞け、次の裁判が待っている」
部屋から追い出された俺は自分の牢屋に入った。
「では、これからお前の労働を説明する。まず、お前は特別な労働だ。そしてその労働の名は「別次元探検隊」すなわち、ここの世界とは別の世界で働いてもらう。基本的にはゲームオタクやニート、廃人などが行くコースだ。お前は引き篭もりだったな?それも対象内だ。」
これは褒められてるのか?そんなわけないか
「その別次元探検隊の労働とは、主な目的として、金を稼ぐ事だ!ちなみにお前に課せられている罰金は45万だ。」
「よっ、よっ、45万!?」
「あぁ、しかもその労働ではこちらからの食料が支給されない。労働で稼いだお金をその次元での生活費にして、余った金をこちらに返済するという手順になる。金の稼ぎ方はその次元の住人の依頼をこなす事だ。その依頼の難度に応じて報酬金と報酬品が手に入る。依頼内容はアイテムの採集、調合とモンスターの討伐、捕獲、人助けなどだ。モンスターの討伐があるということは、死も懸かっているということだ。まぁ、ゲーム感覚をその身で味わえるデスゲームって事だ。よって、引き篭もり、ニートなどの人生失敗組や廃人やゲームオタなどのおかしい奴などが集まる。」
こいつ、俺の事人生失敗した奴だと思ってたのか!
「説明はこの辺にする。実際に体験した方が早く覚えるしな。・・・あと、お前の母から手紙が届いてるぞ」
「母ちゃんからか?」
「では、今から読む。
俊平へ
あなたがいなくなってからはや1週間が経ちました。あなたはいまどこにいるのでしょうか。お母さんよりも早くいなくなるなんて。それを思うと私もいつ亡くなってしまうのか心配で夜も眠れません。」
「俺は死んでねぇからな!?」
「こら、しっかり聞きなさい!続きを読む。
「まぁ、前置きはこの辺にして本題に入ります
実はお母さん、仕事に就いたんだ。その仕事は恥ずかしくて言えないけど、月200万も稼げるんだよ。凄いでしょ。」」
「それ絶対エロい仕事だよな!?ソ○プ嬢か
なんかか?50歳後半にもなって!?」
「こら、564番!そんな下品な言葉を発するな!では、続きを読む。
まぁ仕事の話はいいとして、実は先日お父さんと離婚したのなんでかっていうとね?お父さんが小学5年生の女子生徒に手を出したらしいの。だからそれを理由に離婚したの。俊平はお父さんの事が嫌いだったでしょ?でも、まさかお父さんがロリコンだとは思わなかったわ。ここで一つ、ロリコン父とそろそろ離婚。どう?このダジャレ分かった?面白かった?」
「つまんねぇよ!なんか切ねぇよ!あとわかりづれぇよ!」
つい突っ込んでしまった。
「こら、黙れ。
そんなこんなでいろいろあったけど、俊平が捕まってから一週間の間に新しい子供が出来たの。」
「ほんとにいろいろあったなぁ!ていうか50超えて子供産もうとすんなよ!アホか!」
「その子供には「駿平」っていう名前を付けたよ。」
「読み方同じじゃん!漢字違うだけじゃん!結局何がしたいんだよ!」
ダメだ、ツッコミ所が多過ぎて疲れる。
「いつもこの子の名前を呼ぶと俊平の事を思い出すよ。」
「母ちゃん・・・俺の事そんなに思っててくれてたんだな・・・」
「じゃあ、今日はこの辺にするね。
P.S ここまでの話は全て嘘だよ(笑)」
「死ねぇ!俺の最後の感動を返せ!このクソババァ!」
「こら、私語は慎みなさい。では最後の文を読む。」
「まだあんのかよ!」
「近々お父さんがそちらに入ります。」
「親父何やってんだ!?」
いくらなんでもいろいろな事ありすぎだろ。
「お前、いい母ちゃんを持ったな。楽しい母ちゃんじゃないか・・・正直羨ましいよ。うちの家庭は勉強ばっかでつまらなかったからな・・・」
「そ、そうっすか・・・」
や、やばい、めちゃめちゃ空気が悪いんだけど・・・
「まぁこの話は終わりだ。では、その別次元探検隊の次元に連れて行く。ついてきなさい」
ついに始まるのか・・・労働が・・・
その後30分程度歩いた所にいかにもゲームに出てきそうな青い光があった。
「ここに入ると別次元に行ける。仕事の時間と自由時間の際はここの扉を開放する。そのタイミングで金を稼ぐんだな」
ゴクリ・・・俺は唾を呑んだ。どんな仕事何だろう・・・説明ではゲームみたいな事言ってたけど俺の理解力がないのかワクワクしない。
「早くここに入れヒキニート」
「ヒキニート!?なんでニートって決め付けるし!」
「うるさいヒキニート!早く入れ」
俺はぶつぶつ言いながら扉に入った。すると
シュオオオォォォォォ・・・ポワァァァン!
気付いたら俺は全く知らない場所にいた
すると見知らぬ美女が・・・
「君はここの新入りかい?まっ、どっちにしても初対面だよね?よろしく。」
その美女はいきなり俺に話をかけてきて勝手に話をすすめた
「は、はい。」
いきなり美女が現れたのでかなり緊張している。
「はは、君面白いね。とにかく、<始まりの街>へようこそ!あんまり人との関わりが少ないタイプ?君の事少し気に入ったよ。私の名前はクリス。よろしくね!」
彼女の発言に俺は少し顔を赤くしてしまったが・・・
「こ、こちらこそ・・・えーと大石俊平です!よろしくお願いします!」
「まだ冒険者手続きをしてないよね?案内するよ。」
俺は女の子に手を握られ連れて行かれる・・・や、やばいこんな経験初めてだ・・・今の俺めちゃめちゃ興奮してる!?
そんな事を考えてる間に
「着いたよ。ここが「冒険者登録手続き」できる場所」
「あ、ありがとうございましゅ!」
「しゅ?まぁいいや、とにかく中に入ろ」
「は、はい!」
俺は彼女と一緒に建物の中に入った。
「ここで冒険者の登録をするんだよ」
なんとなく納得はするもののひとつ
「へぇー、あの、やり方とかわからないんですけど」
「そりゃそうだよね!多分受付嬢が指示してくれるよ。話かけてみて。」
受付嬢に話しかける?俺、女性は母親としか話した事ないぜ?
「あ、あの、なんて言えばいいんですか?」
「普通にだよ普通に」
「普通にって・・・」
俺は緊張しながらも受付嬢のそばに行った
「あ、あのぉーーー」
まずはそっと話しかけてみた
「はい?冒険者登録手続きですか?転職ですか?」
オンラインゲームの様な反応に少し驚く。
「あ、あの、その、冒険者の登録の手続きです。」
後ろでクリスが笑ってる。
「あ、はい。手続きですね!分かりました。まずはこの紙に本名、ニックネーム、生年月日、志望職業、抱負を記入してください」
抱負は必要あるのか?というツッコミは言わずに指示された通りに動く
「本名は大石俊平、ニックネームってどういう意味ですか?」
「はい、ニックネームというのはこの世界での通り名になる物です。英雄になったりするとそのニックネームで新聞やTVで放送されます。」
なるほど、じゃあいつも通り
「エターナルエンドでいいか」
「ぷっ!」
後ろでクリスが笑っていやがる。
「やっぱシュンペイでいいか・・・」
「ちっ!」
後ろでクリスが舌打ちしてやがる。なんでこいつはネタを求めるんだ?
「生年月日は1999年3月18日と・・・んで、志望職業?」
「はい、職業というのは複数種類がありまして、前衛に出て活躍する「剣士」と「ソードマスター」で遠距離攻撃で前衛をサポートする「ガンナー」と「アーチャー」そして、それらの職業をさらに援護するヒーラーの「プリースト」と「魔法使い」。それぞれ自分に合うと思う職業を選択してください。それと自分に合いそうな職業がない時にオススメの誰にでも簡単にできる「冒険者」!この中から選んでください」
つまりは雑魚はこれにしろって事ですね分かります。
「ちょっと待ってください。剣士とソードマスターの違いは何ですか?」
「えーと、剣士は一式を揃えるのが容易な武器が多く、比較的手数重視の武器を扱えます。に対してソードマスターは生産が困難な武器が多く、攻撃力は高めで魔剣等の特殊武器が存在する人気職業です。」
「へぇ、まぁまずは剣士でいいかな」
「ちっ、農家にしろよ」
そんな職業もあるのか!
「あ、あのぉ、この抱負って・・・」
「別に記入しなくていいですよ」
じゃあなんであるんだよ!まぁひとまずこれを提出するか
「じゃあこれでお願いします。」
「はい、わかりました!えーと、名前は大石俊平さんでニックネームはシュンペイ、生年月日は・・・」
「それは別によくないですか?」
「そ、そうですか?じゃ、じゃあ次いきます
志望職業は剣士 抱負はヒキニート王に俺はなるでよろしいですか?」
「いやいやいやいや、書いてないしその前にこの周りからの視線をどうにかしてくれ!」
「ぶほぉ!」
後でこいつをぶっ飛ばそう。
「申し訳ございませんでした。読み間違えました。」
「いやいや、まずそこの欄書いてないから!あと、クリス!後ろでちょくちょく笑うのやめろ!」
「あれ?バレてた?てへっ!」
ムカつくのにすげぇ可愛い!なんというかあざとい。
「この話は終わりにして今言った内容でお間違いないですね?」
「はい、ヒキニート以外は・・・」
「分かりました!ではこれで提出しておきます!」
俺はクリスを連れて店を出た。
「じゃあ、この世界の方針を教えてくれ!」
「えっ?知らないで職業ついたの?ぎゃぁはっはっはっ!傑作傑作!なにやるかもわからないで職業決めるって!レベル1のポ○モンでポ○モンリーグ行ってるようなもんよ!」
こいつ凄いぶっ飛ばしたい
「はぁ、はぁ、ま、まぁとにかく方針を教えるよ!シュンペ・・・ヒキニートは」
「ちょっと待て!なんで今言い直した?訂正する必要ないよ!」
「そう?まぁいいや、ひとまずヒキニートは犯罪を犯したかなんかの理由でこの世界に来てるんでしょ?」
そんなクリスの台詞に俺は頷く
「この世界にいる人の殆どがオタクかゲーマー、ニートと引き篭もり、廃人の人だからねんで、警察側から課せられた罰金をここでモンスターを倒して稼ぐ!それを生活費として暮らしていく!基本的に刑務所側からは食品が支給されないからね!自分で稼いで自分で食べるんだよ!そして残ったお金を刑務所に払うの繰り返しで地道に借金を減らしていくの」
「ふーん、で、どうやってモンスターと戦うの?」
「警察側から説明を受けなかったの?この世界の住人の依頼を請けてそれをこなして報酬金をもらうだけ。その依頼次第でモンスターとも戦えるよ!ところであんたはいまいくら持ってる?」
「今は0だけど・・・」
「ぶっははははは!0?0円?貧乏すぎでしょ!あっはははは!笑わせないでよ!お腹痛い!あっははは!」
「一発殴っていいか?」
「申し訳ございませんでした!」
「よろしい」
そんな会話をしたのち「お金を貯めたい」とクリスに言うと
「じゃあひとまず薬草でも拾って売却してみたいな感じで金を稼ごうか!」
「どうやって?」
「向こうにでっかい門があるだろ?あの中に壮大な草原があるからそこで薬草を拾ったりするんだよ!」
「へぇ、めんどくさいなぁ!」
「だから働かなくなるんだよヒキニート」
「俺はヒキニートじゃねぇ!」
クリスの発言に反射的に突っ込んでしまった。
このままじゃあいつの思うツボじゃねぇか。
「まずは薬草の見極め方から覚えよっか!」
「おう!」
「えーと、まずねぇ、薬草というのは草の上に小さな波紋が浮かんでるんだ。なんていうんだろう、円の中に星があるみたいな?でも、ただの星じゃなくてなんていうんだろう・・・なんというか、表現しづらいんだけど・・・実際に見せた方が早いか!」
クリスの見せてきた草を見た。
「ふーん、確かに表現しづらいな」
それは星を二つ重ねた様な物であった。
「だろ?じゃあ試しに拾ってみろ!鑑定してやる。」
「俺は覚える行動が早いぜ?すぐ拾ってきてやる。」
俺はそう言って薬草を探した。が、予想以上にすぐ見つかった。
ついに初投稿!いやー長かったー。
色々わからん事があって大変やったなー。
何も知らなくて23000文字書いたのがいい思い出です!
前置きはこの辺にして、
皆さん!この度はこの本を読んで頂きありがとうございます!初投稿なのでナレーションの方がなかなか上手く出来ず、ライトノベル作家の苦労がよく分かりました!
本偏なのですが、既に伏線が貼られております!いつ頃回収するのかは未定なのでこれからも読んで頂けたら幸いです。ちなみに次回は新キャラ登場予定です!