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自縄遊戯  作者: とにあ
88/419

恋文

使用お題ひとつ



ぱたんとおもい紙の音

音もなく滑り落ちた古びた封筒。

綴ったまま渡すことのなかった手紙。


書き連ねた季節は梅雨。

しとしとと雨が降っていた。

霧雨に揺れる紫陽花の葉。


ぐじゅりとぬかるむ道。

土と草のにおいが絡む腐敗臭。

そんな風の湿り気すら思い出せる。


それなのに。

それなのに、覚えていないのだ。



私は、


どんな気持ちで、



誰に、



この手紙を書いたのだろう?





窓の外は雨。


私は紙を広げる。



かさりっと小さな音。



あなたが好きです。

お題は〔恋の音〕です。

〔キャラの年齢操作禁止〕かつ〔キーワード「手紙」必須〕で書いてみましょう。

http://shindanmaker.com/467090

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