表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自縄遊戯  作者: とにあ
54/419

君の名前を僕は知らない

使用お題ひとつ

 


 僕はスプーンを真っ白なアイスに差し込む。

 口の中で解ける味は林檎味。

 買ってきてくれた君の笑顔を僕は見つめた。

「おいしい?」

「はい」

「これはジェラートの専門店で買ってきたんだ。本場イタリアで修業した職人の技。少し柔らかくしてからどうぞって言われてねぇ」

 君の薀蓄豆情報は楽しげに続く。

「付けられた名前も凝っていたんだ」

 口の広いグラスに盛られた真っ白なアイス。

 そっと寄り添うミントのグリーン。

「アイス」と呟けば、「ジェラート」と修正される。

 なかなかアイスの名前に辿り着かない。

 だから、君の名前を僕は知らない。



お題は〔君の名前を僕は知らない〕です。

〔推定表現(~らしい、~ようだ)禁止〕かつ〔味の描写必須〕で書いてみましょう。

http://shindanmaker.com/467090

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ