目指す星
使用お題ひとつ
夜の部屋から外は見えない。
窓の十センチむこうは壁だ。
柔らかな白猫がシーツから髪だけを覗かせている。
見ちゃダメの目隠しは位置がずれて役立たない。
満足げに丸まる君は本当にクリームを舐めた猫みたい。
緊張と揺らぎで視界はノイズが散ったよう。
ホントは目隠しなんて最初から意味がない。
それでも君に触れる質感は確かに柔らかく、甘いんだ。
キッチンでなんてわけにはいかなくて、根性と意地で移動した。
きっと彼女に恨まれてるんだ。
でなきゃどうしてこんな拷問!
「んっ」
君が僕の指を食む。
その感触は熱を上げさせ、視界を狂わせる。
きっと、窓から空が見えても、空の星は見えはしない。
僕の星はシーツの中で丸まっているから。
僕に星は見えないけれど、君という星は自己主張豊かで、その温もりを僕に押し付けてくる。
目指すべき星。
それは可愛い君だと思う。
あなたは10分以内に2ふぁぼされたら、『星が見えない』をテーマにてんちょーの絵(文)を描(書)きましょう。
http://shindanmaker.com/517582
てんちょーときぐるみちゃん




