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いつまでも

使用お題ひとつ

　知らない方が幸せなことだってある。そんなことはたぶんわかっている。

　それでも知りたくて知らずにはいられないことだってある。

　それがどれほど青臭くて危なっかしいことだとしても。

　それにどれほど知りたくても答えが見えないわからないままのことだってたくさんあるし。

　僕の前にあるのは穏やかな日常。少しくらいトラブルもあるけれど、穏やかな日常。

　僕はそんなしあわせを噛み締める。

　君に出会えたことが一番の幸せ。

　君に心を伝えなかったことが一番の後悔。

　そんなふうに、真実を知ることが怖いと思える好きを知れたことがたぶん、僕にとってもっとも素晴らしいこと。

　人をそんなふうに好きになれる自分がいたから。

　穏やかな日常に君は確かにいないけれど、僕の中で君は確かにいて、鮮やかな笑顔が眩しくて。

　届かない過去だけど変わらずに僕の内側にある。

　今日もあなたが好きでした。

「知らない方が幸せなことだってある」で始まって、「今日もあなたが好きでした」で終わる物語を書いて欲しいです。なんだか懐かしい話だと嬉しいです。‬

#書き出しと終わり

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