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自縄遊戯  作者: とにあ
373/419

真珠玉

使用お題ひとつ

 淡い夢を見ていた。‬

 海の底で緩やかにまどろんで。‬

 あこや貝の衝立に身を寄せてころりとした真珠玉を弄んで。‬

 遠く遠く響く歌声に手を伸ばし、耳を傾けてやわらかな白い夢を見る。‬

 やわらかな青い空の下、緑のくさはらをかける子供が白い海鳥を見送る。‬

 木漏れ日の下居眠る旅の楽士。‬

 城壁の上で見張る兵士。‬

 湖のかたわらで恋をささやき合う恋人たち。‬

 海の底でまどろんで。‬

 やわらかな夢を見てる。‬

 昨日沈んでしまった人々の終わってしまった今日の夢。‬

 ころりと真珠玉が夢を見てる。‬

 夢はいつしかとけていく。‬

 明日を生きるものはとける真珠玉にならない。‬

 海の底でまどろんで。‬

 真珠玉を慈しむ。‬

 優しい眠りも残酷な現実もある。‬

 静寂がしめる海の底。‬

 だからこそ世界は美しい。‬

「淡い夢を見ていた」で始まって、「だからこそ世界は美しい」で終わる物語を書いて欲しいです。可愛い話だと嬉しいです。‬

#書き出しと終わり

https://shindanmaker.com/828102

可愛くならない…

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