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自縄遊戯  作者: とにあ
358/419

星降りの夜に

使用お題ひとつ

 星が降る夜に素足で砂浜を歩く。

 波音のむこうから私の名前が呼ばれてる。

 寄せては返す白い波。黒い水面はどこまでも深くて星あかりを吸い込んでいるよう。

「私の娘は健やかかね」

 波音に紛れて聞こえる問いかけに私は波に素足を浸す。

 寄せては返す波の冷たさとぬくもり。

 きっと今ここは世界で一番安全な場所。

 つまらない不安が瞳からぽろぽろとこぼれていく。

 真っ暗な海がどこまでも受けとめてくれる。

 潮騒はどこまでも受けとめてくれる。

 そっと濡れた風が髪をなぶっていく。

「私の娘はゆけるかね」

「大丈夫。欲しいものなんてわからない。どうなりたいのかなんてわからない」

 それでも、私は波に愛の呼び声を知る。

 海の青さに夜の暗さに身をそわせ、私はさざなみに足を遊ばせる。

 迷いも不安も夜の海に吸いとってもらったの。

 きっとひと眠りして目が覚めれば良い一日がはじまる。

 星が降る夜に気分を変える儀式。

「さぁ愛しい私の娘よ。健やかにあれ」

 そう、私が私らしくあるために。

「星が降る夜に」で始まって、「私らしくあるために」で終わる物語を書いて欲しいです。不思議な話だと嬉しいです。‬

#書き出しと終わり

https://shindanmaker.com/828102


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