魔法使いの喫茶店
参考お題みっつ
歯車の軋む音。パイプの継ぎ目のグリスからじわりにじむ油。鉄とステンレスとプラスチックでできたかつての都会は戦場が動くたびに人を減らしていき今や人口は五十人にも満たない。
飴色に染まったファンがカラカラと鉄のモービルを揺らす。
黒いプラスチック樹脂でコーティングされたカウンター。色も形も不揃いなスツール。隅には白いクッションのきいたソファー席。
客は六人も入れば満員になりそうな小さな小さな喫茶店。
それがネビル・ジブソンの喫茶店だった。
「ジブソン先生。魔法教えてよ!」
少女が灰緑のくすんだ三つ編みを揺らして初老のマスターに笑いかける。
「イオネは魔法を時代遅れだと思わないのかい?」
少女イオネはセルフのグラスを取ってマスターに差し出す。
ネビルはそのグラスの中に地下に作り置いてある果実水を転移させた。
冷えた液体にグラスが汗をかいていく。
「ほら。こんなに便利ですもの。使えるようになりたいわ。わたし!」
イオネはグラスの縁と親指の先にチュッと音をたててキスしてから、ネビルに笑って見せる。
スツールによじ登りカウンターに肘をついてイオネはその両の指をからめ合わせる。
「お願いジブソン先生。このイオネ・カルダーを弟子にして」
見上げて、おねだりのスタイル。
「イオネ」
「はい。ジブソン先生」
「危ないからスツールの上で膝立ちはやめようか」
「はぁい。ごめんなさい」
鉄とネジと歯車の捨てられゆく街の片隅。喫茶店は魔法使いネビル・ジブソンの仮住まい。売りはオリジナルブレンドコーヒーと小さな魔法の奇跡時間。
たまに筋肉自慢がはじまるのがたまにきず。
地元の小ぢんまりとした喫茶店のマスターです。
人気のメニューはオリジナルブレンドコーヒーです
お客さんは勉強を教えてほしいと来店します
お店の名前は『ひとみ』です
#あなたが営む喫茶店
https://shindanmaker.com/741929
機械文明が進行し、あたりから鉄と油の匂いの漂う人口約三十人の集落。かつては今よりも栄えていたが近年の戦争の影響で徐々にさびれつつある。筋肉の聖地として知られ、筋肉鑑賞のためのツアーが組まれることもある。
#あなたのファンタジー世界の町設定
https://shindanmaker.com/720361
男なら
『ネビル・ジブソン』
もしくは
『フィランダー=バート』、
女なら
『イオネ・カルダー』
もしくは
『エフィ・ラーウィル』
がオススメです♪
#男女キャラ名前決めったー
https://shindanmaker.com/778353




