表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自縄遊戯  作者: とにあ
303/419

名前のない欲

使用お題ひとつ

 けれど、当然捕まえられない。

 周囲を通り過ぎる人影はちらとも私を見はしない。

 夕焼けの赤を私、私ね、欲しかったの。

 絵の具の赤じゃダメで。

 血の赤なんてものも違って。

 ただ、そう。

 そう。

 一時、一瞬たりとも同じを留めないあの夕焼けが欲しかったの。

 ニセモノじゃダメで。

 欲しかった夕焼けなの。

 ぱたぱたと夕焼けのカケラが足元のアスファルトに飛び散る。

 夜の青が夕焼けを覆い隠していく。


 鳥居の向こうは小さな杜。


 夕焼け封じた勾玉が砕けたら、止まった時が動き出す。

 ホンモノの夕焼け。

 壊れた世界にあの日の夕焼けはない。

 私だけが動き出した時の流れに帰れない。


お題は〔名前のない欲〕です。

〔三人称視点禁止〕かつ〔「夕焼け」の描写必須〕で書いてみましょう。

shindanmaker.com/467090


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ