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待ち合わせ
使用お題ひとつ
潮風を感じながら昼の海辺を歩く。
感じているのは潮風だけじゃなく切なさもだろうか。
冬の海はどこまでもどす黒く、藍よりあおい。
白というにはみどりがかった波飛沫。
待ち合わせたあの日、あなたは来なかった。
だから、年のまわった同じ今日この日。
区切りをつけましょう。
長く想った、想いにケリをつけるのは痛いの。
でもきっとこのままじゃ生きていけないから。
停滞の時間を動かしていく。
あなたへの想いを花に変えて束ねよう。
『愛してる』を『愛してた』に。
『好きです』を『好きでした』に。
『待ってます』を『サヨウナラ』に。
花束もって向かうのはあの日の待ち合わせの場所。
とにあさんは、「昼の海辺」で登場人物が「感じる」、「花束」という単語を使ったお話を考えて下さい。
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