十分で
使用お題ひとつ
「小説を書いてみたいと思うんだ!」
「文芸部にでも入れば?」
「やってみたら?」
「資料集めるとして何系を集める? それともまずはハウツー本?」
「今度はいつまでもつの?」
ちょっと宣言してみたら、幼馴染みと兄がそんな感じに返してきた。
「イッセイだけが味方だ」
ぎゅっとイッセイを抱きしめる。
どうどうとばかりに背中をポンポンされるけれど、傷ついた僕の心は癒されきらない。
特に兄!
きっと睨むとココアパウダーとシナモンの袋を軽く上げて見せてくる。
「シナモンで、ブロックチョコ」
「ん。でもいきなりなんでそんなこと考えたの? 作詞講座の通信教材は一日分で投げてたし、水彩色鉛筆は削るほども使わなかったよね?」
「う」
あ、あわなかったんだよ。あわなかっただけなんだ。
「今度は飽きないよ!」
みんなの視線がなまぬるくてうざい!
それを題材に書けないかなぁ。不満の発散に。
とにあさんは 10分 以内にジャンルは自由で主人公が学生、登場人物は4人、キーワードは小説の小説を書こう!
https://shindanmaker.com/537547
部活中だよ!(蛇足




