残像マスカレード
使用お題みっつ
「さよなら。先生」
紅いレンガのが敷き詰められた道を歩く。
クリーム色の壁に挟まれた紅の道。
そっと立ち尽くして壁と花に切り取られた青を見上げる。
「私のこと忘れないでね」
そう言って笑ってあの人から去った。
忘れてくれと言う方が正しいと知っていたけど、私には言えなかった。
記憶を消して、それでも私は覚えていてほしかった。
本当は、ずっと一緒にいたかった。どんな手段を使っても。
できない。
それは選べなかった。
それは、過ぎ去った記憶。
紫のドレスでカーニバルの街中をそぞろ歩く。
幼いころいろいろ教えてくれた先生はこの街で別れた。
きっとあなたはちゃんと私を忘れてる。
紅いレンガといろどりタイル。
金色のランタンが夜を照らす。
今夜はカーニバル。
通りすがるすべての人はマスクに顔を隠した魔性の夜。
私も今日だけは魔物である自分の身を忘れ人になりきって踊ろう。
記憶の残像が私の感傷を刺激する。
掲げられるビアジョッキ。
そこらで歌われる乾杯の声。
「みつけた」
青年の声に私は逃げ出す。
どうして、私は魔物に生まれたんだろう。
どうして先生はヒトなのだろう。
花は咲く。
火の花が咲く中、私はあの人から逃げる。
「さよなら、せんせい」
とにあさんは「相手と幼馴染だった臆病な指導者」と「相手を捕らえてしまいたい心優しい魔物」の話を考えましょう。
https://shindanmaker.com/593449
とにあさんは
「私の事を忘れないでね。」
から絵or小説をかきましょう。
https://shindanmaker.com/543151
とにあの次のお話のタイトルは『残像マスカレード』です。
https://shindanmaker.com/89864




